【お酒】295.羽前桜川 上撰 300ml [06.山形県の酒]
野沢酒造場 野沢重徳
山形県小国町大字小国小坂町213
原材料名・米・米こうじ・醸造アルコール・糖類・酸味料
国産米100%使用
アルコール分15度
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
昨日は、羽前桜川のカップ酒をいただきました。
このカップ酒には、ランクの記載がありませんでした。
一方、今日いただくこのお酒のラベルには、“上撰”と明記されています。
ということは、昨日いただいたカップ酒は、上撰よりも下のランクのもの(精撰?、佳撰?)と推測することができます。
このお酒は上撰ですが、なんと糖類・酸味料添加の三増酒です。
上撰、すなわち旧制度下の一級酒レベルのお酒であるにもかかわらず、糖類・酸味料が添加されているのです。
そりゃ普通酒ですから、糖類・酸味料を添加することについては問題はありません。
でも、一級酒レベルのお酒が糖添って…。
まあ、糖添であろうがなかろうが、おいしければよいのです。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、昨日のカップ酒ほど濃くはないですね。
うまみは淡めですが、しっかりしています。
酒臭さはほとんどなく、むしろやわらかいうまみです。
それに、少し香ばしさというか、ほろ苦さを感じます。
酸味は、スッキリさはカップ酒よりはひかえめです。
ですが、カップ酒よりも少しすっぱさを感じます。
甘みはカップ酒ほどはっきりはしていません。
ですが、ほんのりと感じます。
やわらかいうまみと、ほんのりした甘みとを、ちょっとすっぱさのある酸味とほろ苦さとが支えている、やや淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。
甘みがそれほど強くなく、酸味もひかえめなので、やわらかいうまみを感じ取ることができます。
先日の旅行で私が小国へ向かったのは、実はこの羽前桜川を入手するためでした。
というのも、5月に山形へ行った際に山形駅前の居酒屋でいただいた燗酒がおいしくて、店の人にその銘柄を聞いたところ、「小国町の羽前桜川です」と紹介されたからなのです。
そのときは、歯ごたえシャキシャキなワラビの一本漬けや、ホックホクなタラノメのてんぷらなど、おいしい山菜料理と一緒にいただいたので、お酒のおいしさもよりいっそう増していたと思います。
しかし、あのときいただいた羽前桜川の味は、まさに今日いただいたこのお酒のそれと同じものだったと思います。
酒臭さはなかったものの、糖類・酸味料添加のお酒でもおいしいものはあるということを、このお酒が教えてくれました。
niceありがとうございました。
自分も日本酒を好んで飲みます。
三増酒は安いのがメリットですが、飲み口がよくなることもありますね。
それにしても山形の酒は美味しいのが多いですよね。
自分は最近、九郎左衛門雅山流を飲んで、ハッとしました。
by yoshida (2014-08-03 02:02)
こんにちは!
タラノメの天ぷら~✿
(ワラビの1本漬けは食べたことがありませんので)
それはそれはお酒に合うでしょうね~(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2014-08-03 18:23)
yoshidaさん、コメントありがとうございます。
私はカップ酒や三デシ瓶がメインで、あまり高いお酒を飲むことができないのですが、山形のお酒はおいしいですね。
次は9月に、庄内地方へ行ってみようと思っています。
by skekhtehuacso (2014-08-03 21:42)
ちゅんちゅんちゅんさん、山形の山菜料理はとてもおいしかったのです。
しかもそれが、県庁所在地である山形駅の駅前の居酒屋さんで普通にいただけるのです。
山形はいいとこだなやー。
by skekhtehuacso (2014-08-03 21:45)