【お酒】367.千福 上撰Vパック青 [34.広島県の酒]
株式会社三宅本店
広島県呉市本通七丁目9番10号
アルコール分15.5度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)
三宅本店さんの千福は、かつて精撰Vパック 赤をいただいております。
精撰Vパック 赤は、糖類・酸味料添加の三増酒でした。
一方、今日いただくこのお酒は、上撰(かつての一級酒相当か)を名乗るだけあって、糖類や酸味料を添加せずに造ってあるようです。
このことが、はたしてお酒の味にどのように影響するのでしょうか。
今日もぬる燗でいただきます。
うまみは淡めですが、はっきりしています。
やわらかいうまみですが、わずかに酒臭さ(←ほめ言葉です)を感じます。
少し苦みを感じますが、それがうまみと合っているようです。
酸味は少し強めで、これもはっきりしています。
少しピリッと感じます
すっぱさも感じます。
甘みはややはっきりしています。
べとつかないさらっとしたうまみで、クドさを感じません。
強めの酸味と甘みとがよく合っていて、しかもうまみも感じとることができる、やや淡麗で甘辛口のおいしいお酒でした。
うまみは、精撰Vパック 赤よりもはっきりしていると感じました。
これは、糖類を使わずにお米で造ってあるからでしょうか。
酸味については、精撰Vパック赤よりも強めで、少しピリッとしていました。
酸味の出かたについて、かつて私は、“液化仕込みで造ったお酒は、麹の使用量が少ないので、酸味や雑味の出方が少ないのではないか”ということを書いたことがありました。
もしかしてこのことは、三増酒についても当てはまるのではないでしょうか。
しかし、かつて白牡丹をいただいたときに感じたように、はっきりした甘みには強めの酸味がよく合うと思います。
広島くさい お酒の感じが
とっても 気になります
by こっこ (2014-10-24 10:36)
こっこさん、千福は、あまりクセのない味わいでした。
これは推測ですが、千福はもともと海軍御用達の酒で、海軍は日本中から人が集まっていましたから、万人受けする味にしたのではないかと思います。
by skekhtehuacso (2014-10-24 22:55)