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【お酒】538.本醸造 富士山 カップ [22.静岡県の酒]

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牧野酒造合資会社
静岡県富士宮市下条1037

アルコール分15度
精米歩合70%
原材料名 米・米こうじ(国産米100%使用)醸造アルコール
180ml
(以上、ラベルより転記)



牧野酒造さんは、「1886年(慶応二年)創業。富士の湧水の自噴して来る水を暗渠にして引いている。」そうです(※1)。
一方、別の文献では、「白糸の滝の南。富士山の溶岩層をくぐった伏流水が、いたるところに湧き上がるこの一帯は古くから酒造業が盛んで、この蔵も寛保三年(1734)創業の老舗。」とのこと(※2)。

創業時期に食いちがいがありますが(蔵元さんのWebsiteでは後者と紹介されています。)、富士山からの伏流水を使用してお酒を造っていらっしゃることについてはまちがいないみたいです。

富士山の長い歴史と比べれば、創業年月に関するこの程度の食いちがいは、大して問題ではないことでしょう。


というわけで、富士山の恵みの水を使って造られているこのお酒をいただきます。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。


アルコールの香りを少し強めに感じました。

うまみは淡めです。
やわらかいうまみがピンと突いてくるように感じます。
少し苦みもあるようです。

酸味はひかえめです。
少しさわやかさを感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめですが、その存在はわかります。
さらりとした甘みです。
これはコクに影響しているようです。


淡めのうまみに、さらりとした甘みがわずかにコクを添え、苦みが味を引き締める、淡麗やや旨口のおいしいお酒でした。
苦みが味をうまくまとめているように思いました。
とても飲みやすいので、スイスイといけてしまいました。



(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.63(1996.7 静岡新聞社)
(※2)静岡新聞社編『地酒をもう一杯』p.31(1998.7 静岡新聞社)
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あ~酒臭かった! 31

酒くさコメント 2

hanamura

静岡新聞社の本を探してみます。
Y島屋郷土図書コーナーあったかな?
by hanamura (2015-04-29 07:06) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、私はamazonの中古出品で入手しました。
本を探す楽しみはなくなってしまいますが、ほとんどのものを効率よく、しかも安く入手できるのでよく利用しています。
by skekhtehuacso (2015-04-29 21:42) 

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