【お酒】541.花の舞 本醸造 カップ [22.静岡県の酒]
花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632
原材料名/米(静岡県産)・米こうじ(静岡県産米)・醸造アルコール
アルコール分/15度以上16度未満
精米歩合/60%
180ml
(以上、ラベルより転記)
花の舞酒造さんについて、文献では以下のように紹介していました。
「一八六四年(元治元年)創業。銘は、天竜川の上流、佐久間町川合の八坂神社に伝わる五穀豊穣を願う奉納踊りに由来するという。「伊勢の国天岩戸を押し開き花や神祭を舞いや遊ぶやら」という部分から取ったものだが、これは天照大神の岩戸隠れの神話に由来するものともいう。」(※1)
また、このお酒について「花の舞は地元静岡で一番親しまれている地酒だろう」(※2)と評したり、「「花の舞」の地盤は、地元の県西部のみならず、以前より静岡市の酒店や飲食店にも広がっていった。」(※3)との記述もありました。
実際にこのお酒は、新蒲原のスーパーで見つけました。
新蒲原は静岡県の東部に位置し、蔵元さんがある浜北からは直線距離で80km以上も離れています。
それに、先日、静岡で酒集めをした際には、静岡県内の多くのスーパーでこの蔵元さんのお酒を見かけましたので、上で紹介した記述は正しいようです。
また、花の舞酒造さんは「一九九二年からは三増酒を打ち切」ったり(※4)、「普通酒をやめて全量特定名称酒に切り換え」たりと(※5)、酒質改良に熱心に取り組んでこられたようです。
ということは、今日いただくこの本醸造酒は、花の舞シリーズの中でも最も標準的なお酒ではないかと推測し得ると思います。
ということで、その本醸造酒をいただきたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
色はあまり濃くはないですね。
うまみは、私はかなり淡いと感じました。
かもし出された酒臭さ(←ほめ言葉です)をかすかに感じるようにも思いましたが、気のせいかもしれません。
それよりも、苦みがけっこう目立つようです。
酸味はけっこうはっきりしています。
さわやかさもあるのですが、それ以上にかなりピリッと感じました。
あまみはややはっきりしているように思います。
しかし、これはベトつかないさらっとした感じの甘みでした。
酸味と苦みとがはっきりしている、淡麗ややピリ辛口のお酒でした。
“辛口”と言っても、“甘くない”という意味ではなくて、ピリピリ感が気になる味でした。
もしかしたら、燗にしてしまったことで酸味と苦みとが際立ってしまったのかもしれません。
でもねぇ、本醸造ですから…。
(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.212(1996.7 静岡新聞社)
(※2)静岡新聞社編『地酒をもう一杯』p.56(1998.7 静岡新聞社)
(※3)(※1)p.214
(※4)(※1)p.213
(※5)(※2)p.57
綺麗なラベルですね。
今の季節にぴったりです。
by toshi (2015-05-02 05:55)
綺麗な名前のお酒ですね(^○^)
by tarou (2015-05-02 08:06)
浜松勤務中はお世話になりました。
清水すし横丁では、花の舞を飲んでいました。
by hanamura (2015-05-02 08:23)
花の舞、って素敵な名前♪
春の酒席にぴったりですね(^^)v
by のらん (2015-05-02 12:58)
toshiさん、まだ完治ではないものの、どうやらPCを使えるくらいには回復なさったようですね。
by skekhtehuacso (2015-05-02 21:10)
tarouさん、名前は優雅ですが、味は私の好みではありませんでした。
これ以外にも吟醸酒などを購入しているので、味を比べてみようと思います。
by skekhtehuacso (2015-05-02 21:11)
hanamuraさん、あんなにうまそうなものをいただいていりゃ、そりゃ酒抜きってわけにはいきません罠。
by skekhtehuacso (2015-05-02 21:12)
のらんさん、名前はともかく、味は…。
購入してある吟醸酒に期待したいところです。
by skekhtehuacso (2015-05-02 21:13)