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【お酒】595.橘倉酒造 樽酒 カップ [20.長野県の酒]

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橘倉酒造株式会社
長野県佐久市臼田653番地2

アルコール分 15度
精米歩合 70%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
180ml
(以上、ラベルより転記)




橘倉酒造さんのお酒は、かつて菊秀蔵出し本醸造樽酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も樽酒ですが、どうやらこちらには特定名称の表示がないことから、普通酒のようです。

本醸造のほうは精米歩合が65%でしたが、こちらは70%とのこと。
1929.JPG


このお酒の蔵元さんについて、文献では以下のように紹介されておりました。
農林、郵政大臣を歴任した井出一太郎さん、「アトラス伝説」で直木賞を受賞した作家井出孫六さん、農村婦人運動家の丸岡秀子さんらの生家でもあるこの蔵元には、元禄年間創業の造り酒屋らしい文化の薫りが満ちている。」(※1)

井出一太郎さんの息子も政治家でしたし、一太郎さんの孫のうちの一人も現役の政治家のようですね、
しかし、それぞれ所属政党がちがうようです。
政治への情熱は継承しつつも、主義主張は異なるのでしょうか。
それとも…。
あ、いや、酒の席で政治の話をするのは野暮ですから、やめておきましょう。


というわけで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

このお酒ですが、色がかなり濃いですね。
黄色というよりは、むしろ金色のようです。
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木香はほとんど感じませんね。
よくよく注意してみると、わずかにあるみたいです。

うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じますよ。
それでいてキレはよく、スッと引いていきます。
苦みや雑味は感じませんでした。

酸味はややひかえめです。
すっぱさとさわやかさとを、少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
しかし、べとついた感じはなく、さらっとしています。


しっかりしているもののキレのよいうまみに、甘みがよく合う、やや濃醇でやや甘口のおいしいお酒でした。
樽酒であるものの、木香があまりはっきりしていませんでした。
ですが、お酒としてのおいしさは申し分ないと思います。


(※1)川崎史郎・小林敬一『酒蔵で訪ねる信州』p.90(2008.5 信濃毎日新聞社)
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あ~酒臭かった! 36

酒くさコメント 2

エクスプロイダー

橘倉酒造って、どっかで見たなあと思ったら、某コンビニのお中元カタログに掲載している「たまゆら」と言う発泡性純米酒と蕎麦焼酎の「峠」の蔵元か。
by エクスプロイダー (2015-06-26 21:36) 

skekhtehuacso

エクスプロイダーさん、あたしゃたまゆらも焼酎も知りませんでしたよ。
by skekhtehuacso (2015-06-26 23:03) 

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