【お酒】678.福正宗 純米にごり酒 しろき 300ml【追記あり】 [17.石川県の酒]
株式会社福光屋
石川県金沢市石引二丁目8-3
原材料名/米、米麹
精米歩合/70%
アルコール分/16度
原料米/全量契約栽培米・特別栽培米使用 フクノハナ 十割(兵庫県豊岡市出石町産)
製造法/純米
日本酒度/±0
酸度/2.0
飲み方/ロック◎ 冷やす◎ 常温〇
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
福光屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
加賀鳶(かがとび) 純米&純米吟醸 飲み比べ
福正宗 純米 黒ラベル フクカップ
加賀鳶 山廃純米 超辛口
黒帯 悠々 特別純米
福正宗 純米 ひゃくまんカップ 辛口&旨口 飲み比べ
今日いただくこのお酒は、純米のにごり酒です。
オリは瓶の底から1.5cmくらいでした。
このお酒ですが、ラベルには“発泡性”であるとか、“炭酸ガス含有”といった表示がなされています。
しかし、生酒である旨の表示はなく、要冷蔵の文字もありません。
生酒である旨の表示はあくまでも任意ですが(※1)、生酒
その表示がないということは、このお酒はきっと生酒
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【2015/09/30追記】
生詰について「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」に該当すると書きましたが、これは誤りでした。(これに該当するのは生酒のみでした。)
生詰の場合は、「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」に該当せず、よって「要冷蔵」などの「保存若しくは飲用上の注意事項」を表示する必要はないと考えます。
清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(6)の生貯蔵酒の定義には、「生貯蔵酒の用語は、製成後、加熱処理をしないで貯蔵し、製造場から移出する際に加熱処理した清酒である場合に表示できるものとする。」とあります。
これから判断するに、製成後とは完成後(私は勝手にそう思っていました。)ではなくて、上槽後(お酒をしぼった後)という意味であろうと考えられます。
ということは、生詰は製成後に一回火入れをしていますので、この「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」には該当しないことになります。
私の認識が誤っていたことをお詫びして、ここで訂正させていただきます。
申し訳ございませんでした。
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一方で、蔵元さんのWebsiteによれば「お米の旨味がたっぷりのにごり酒を瓶詰めした後、さらに酵母によって瓶内醗酵させ、炭酸ガスを封じ込めました。」と紹介されています。
ということは、瓶詰めしたのち、酵母に炭酸ガスを出させてから火入れをしているということでしょうか?
というか、火入れしても、いったん発生した炭酸ガスは残るのでしょうか?
あるいは、加熱によって炭酸ガスが膨張し、瓶ごと爆発することはないのでしょうか?
このお酒には、ちょっと気になる表示がなされていました。
「開封時にお酒が噴き出すことがありますので注意して開けてください。」って書いてありますよ。
これを読んで、かつて探偵!ナイトスクープで“るみ子の酒”の活性生原酒を爆発させてムダにするネタ(←音が出ます)を放送していたのを思い出しました。
もしかしてこのお酒も、開栓と同時に全部噴き出してしまうのでしょうか?
そう思いながら栓をよく見ていると、中央部分がなんとなく盛り上がっているではありませんか!
普通のお酒の栓はこちら。
上の写真よりも平らですね。
これはガスをちょっとずつ抜きながら開けないと、大変なことになるかもしれません。
あらら・・・・・。
簡単に開いてしまいました。
栓の裏を見ると、中栓がついていました。
これのせいで少し盛り上がっていただけだったのですね。
いただく前からビクビクさせられてしまいました。
(オマエがヘタレだからだよ!)
安心したところで、そろそろいただいてみたいと思います。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
グラスに注ぐと、見た目はちょっと濃いめに作ったカルピスといったところでしょうか。
口に含むと、ほんのわずかにシュワっと感じました。
オリのざらつきもほんのわずかでした。
うまみはそれほど濃くはないみたいです。
お米のうまみそのものですが、かなりさらっとした感じです。
吟醸酒のような苦みを少し感じました。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさを少し感じる程度でした。
刺激やピリピリ感はありませんでした。
甘みはややひかえめです。
さらっとした甘みをわずかに感じる程度でした。
さわやかな口当たりの、爽快やや辛口のお酒でした。
にごり酒ではあるものの、甘みが少なく、しかもさらっとした口当たりでした。
甘くないカルピス(濃いめ)といった感じでしょうか。
口当たりがよいので、飲みすぎに注意する必要があります。
(オマエの場合はいつもだろ!)
私としては、もっとうまみが濃くてもよいのではないかと思いました。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(5)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(3)、酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準 2(3)ハ
「しろさき」久しぶりに見かけたなあ。純米吟醸の「しろさき」は数年前に呑んだ事が有ります。
活性にごりは物によるけど、四合瓶だとスクリューキャップだとキャップを捻って上がって来たら閉めてそれの繰り返しで落ち着くまで繰り返すですが、一升瓶だと千枚通しを使うか吹き上げ覚悟でシンクとかで桶に入れて開けるとか。
by エクスプロイダー (2015-09-26 21:36)
お酒を噴出さないように飲まなくてはいけないのですね(^_^;)
by green_blue_sky (2015-09-26 22:18)
エクスプロイダーさん、そうですか。
そんな方法があるとは。
by skekhtehuacso (2015-09-26 23:27)
green_blue_skyさん、このお酒はその必要はありませんでした。
ラベルの表示に脅かされてしまいました。
福光屋さんはしっかりした味のお酒を造る蔵元さんで好きだったのですが、このお酒に限っては、どうかなあ。
by skekhtehuacso (2015-09-26 23:29)
濁り酒、飲んだことあります。
試飲で・・・・
ほんのり甘かったに覚えています。^^
空堀は大好きな商店街。
雑貨や巡りしたことあるよ。楽しい所よね。
by hatumi30331 (2015-09-27 00:12)
お世話になっています。
京都の伏見にも「月の桂」という発泡性
の濁り酒がありますが、スパークリング
ワイン感覚で飲んでしまいます。
で、後が大変なんですが。。。(^_^;)
でも、美味しいですものね。
by Kansai-gin (2015-09-27 07:04)
ここ数年濁り酒が大好きで・・・
口当たりが良いのでこれまた調子に乗ると
イタい目に遭うのですが・・・(^^;)
でも飲んじゃいます(^v^;)
by あとりえSAKANA (2015-09-27 08:35)
確かに見た目はカルピスに見えますね。でも味の評価を見ると飲んでみたくなります。
by こいこい (2015-09-27 15:27)
hatumi30331さん、にごり酒って甘いものがおおいようで、私は実は苦手なんです。
ですので、甘いのに当たらないようにするために、本醸造や純米酒といった特定名称酒のものだけを選んで買うようにしています。
by skekhtehuacso (2015-09-27 20:59)
Kansai-ginさん、月の桂のにごりはうまそうですね。
大吟醸でいささかお高めのようですが、いつか出会ったら入手してみます。
by skekhtehuacso (2015-09-27 21:01)
あとりえSAKANAさん、口当たりがよい酒は恐ろしいもので、私も何度か痛い目にあっています。
ヘパリーゼとウコンで予防しているつもりですが、私は何度やっても懲りないバカです。
by skekhtehuacso (2015-09-27 21:03)
こいこいさん、このお酒はにごり酒にしては辛口で、しかもオリのざらつきがそれほどないので飲みやすいと思います。
私は浦安のスーパーで見つけましたが、もし見つけたら試してみて下さい。
by skekhtehuacso (2015-09-27 21:05)