【お酒】1001.謙信 ニューカップ

池田屋酒造株式会社
新潟県糸魚川市新鉄1-3-4

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米（国産）・米こうじ（国産米）・醸造アルコール
180ml詰
（以上、フタとカップの印刷事項とより転記）




「上杉謙信が敵将・武田信玄に塩を贈ったという古事がある糸魚川街道「塩の道」。その起点の一角に、文化九年（一八一二）に創業した池田屋酒造がある。」(※1)ということで、おそらく上杉謙信より酒銘をいただいたと思われるこのお酒をいただきます。


このカップのデザインって、鳥取県倉吉市の“ナイスカップ八潮”になぜかそっくりなんですよね。

こういうデザインの手本になるようなものが、どこかにあるのでしょうか？


そんな八潮にくりそつな（死語だろ！）この酒をいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。



うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
酒臭さはそれほどでもなく、むしろ苦みと熟成感とが少し目立つ程度です。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさとさわやかさとを少しだけ感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
けっしてべとつかない、さらっとした甘みです。


淡麗ちょい苦やや甘口のお酒でした。
これは完全に私の予想ですが、この味わいとキレのよさとから判断するに、しっかり造ったお酒を多めのアル添で薄めているのではないでしょうか？
淡いなりにはっきりした味わいでしたが、コクや深みは感じることができませんでした。



(※1)『にいがた地酒王国』p.136（1998.10 新潟日報事業社）

酒くさコメント 1

謙信は行き付けの酒屋に売っていて、時々買っては呑んでますが、アル添の酒は売ってないから、この酒も呑んだ事は中が無いですね。
by エクスプロイダー (2016-10-14 20:24)