【お酒】1254.北鹿 雪中貯蔵 特別純米酒 300ml [05.秋田県の酒]
株式会社北鹿
秋田県大館市有浦二丁目2-3
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合60%
アルコール分15度以上16度未満
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
戦時統合により「昭和十九年、政府の企業整備により北秋田郡、鹿角郡の二十一業者、八工場が合同して設立」(※1)され、今は世界鷹小山家グループの一翼を担う北鹿さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
北鹿 普通酒 300ml
北鹿 本醸造 生貯蔵酒 雪オーロラ 180ml
北鹿 生酛カップ(生酛造りの三増酒)
北鹿 純米吟醸 雪の十和田 180ml
今日いただくこのお酒ですが、雪の中で2ヶ月間貯蔵された特別純米酒なのだとか。
特別純米を名乗るお酒には香りがあるものもありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに茶色がかっているようでした。
一口含むと、香りが少しあることがわかります。
花っぽい香りですが、ひかえめです。
うまみはやや濃いめです。
米のうまみがズシリと来るようです。
それに、熟成感もかすかに感じます。
また軽い苦みがちょっとだけあるみたいです。
キレはそれほどでもないみたいですが、それでもやや濃いめの割にはキレているのかもしれません。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めではあるものの、鋭さと深みとを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとしていますが、その存在はわかります。
米のうまみがズシリと来て、弱めの酸味と軽い苦みとが味を引き締めて、甘みがコクを添える、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
香りはあるもののひかえめで、食事と合わせやすいと思います。
それに、酸味と苦みとがうまく効いて引き締めています。
熟成感はかすかでそれほど目立ちませんが、後から余韻のように感じました。
おいしいお酒だとは思いますが、私としては、北鹿さんのお酒は普通酒が一番好きですね。
(※1)秋田魁新報社事業局出版部編『あきた地酒の旅』p.16(1995.9 秋田魁新報社)
この酒は先日、少し行った酒屋で売ってて買いました。
日本酒のラインナップが少なくて、選んでこれにしました。
by エクスプロイダー (2017-08-20 21:10)
エクスプロイダーさん、値段のわりにはいけると思いました。
それが世界鷹小山家グループの得意とするところかもしれません。
by skekhtehuacso (2017-08-21 22:42)