《焼酎》25.文蔵(ぶんぞう)105ml [9943.熊本県の焼酎]
木下醸造所 木下弘文
熊本県球磨郡多良木町大字多良木785番地
本格焼酎
アルコール分25%
内容量 105ml
原材料 米・米こうじ(国産米)
(以上、ラベルより転記)
昨日、そして一昨日と球磨焼酎をいただきましたが、それは味わいから判断するに、どうやら減圧蒸留で製造されたものでした。
一方、今日いただくこの木下醸造所さんの球磨焼酎は「常圧蒸留し、貯蔵を行なったのち、出荷することを心がける。」(※1)と雑誌で紹介されていることから、おそらく常圧蒸留なのでしょう(なーんて、実は人吉の酒屋さんで常圧蒸留と紹介されていたからこそ買ったものなんですけれどね)。
なお、減圧蒸留/常圧蒸留、それに球磨焼酎については、かつてこちらでまとめておりますので、ご参照下さい。
まずは、生、すなわちストレートでちょっとだけ。
25度ですからね、やはりアルコールの香りがはっきりしています。
常圧蒸留らしい焦げ臭さもありますが、角がなくて穏やかです。
それよりも、華やかな香りをふんわりと感じます。
それに、甘味もちょっと感じます。
苦味や雑味はないみたいです。
ここで、残りをお湯割りにしてみました。
香りや焦げ臭さが少し立ってきましたが、しつこさを感じません。
また、軽い苦味や軽い酸味が少し出てきましたが、嫌味を感じません。
甘みは引っ込みましたね。
それでいてキレがよく、後味がすっきりしています。
華やかさと香ばしさとが豊かで、キレのよい、おいしい焼酎でした。
私としては、香りが豊かでキレよくいただくことができたお湯割りが好みでした。
風味がしっかりしているものの、キレがよくて飲みやすい焼酎だと感じました。
やはり常圧蒸留のほうが、減圧蒸留よりも風味がはっきりしていますね。
しかもこの風味は、飲み終わったあとも鼻に残るようです。
それがまた、焼酎の余韻をいつまでも感じつづけることができていいんですよ。
あたしゃ断然、米焼酎は常圧蒸留だと思いますよ。
今年は人吉の街を歩き回りましたが、球磨焼酎が造られている場所は人吉だけではありません。
いつの日か再び球磨の地を訪れて、今度はくま川鉄道に乗ってあざぎり町や多良木街へ、それに湯前町へも行ってみようと、固く心に決めましたよ。
(※1)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.17』p.17(2005年7月 星雲社)
2019/09/26
また飲んでみました。
今日は雨。
止んで欲しいよ!
by hatumi30331 (2017-11-18 07:25)
hatumi30331さん、休日になるたびに雨ってのは、どう考えてもおかしいね。
by skekhtehuacso (2017-11-18 20:44)