【お酒】1324.富鶴 純米 カップ [25.滋賀県の酒]
愛知酒造有限会社
滋賀県愛知郡愛荘町野々目207
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分 15度
精米歩合70%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
滋賀県は愛知郡愛荘町に蔵を置く、愛知酒造さんという蔵元さんが造ったお酒です。
「 紅葉の名所としても名高い湖東三山の真ん中に位置する金剛輪寺は愛荘町の山手にある。同じ町内の愛知(えち)酒造は愛知川の伏流水で「富鶴」を仕込む。」(※1)という記述にあるとおり、どうやら滋賀県では“愛知”と書いて“あいち”ではなくて、“えち”と読むようですね。
話のネタが切れたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は金色でしたが、透き通った感じがしました。
うまみはやや濃いめです。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが豊かで、熟成感も感じます。
苦みは弱めではあるものの、重さを少し感じます。
純米酒ではあるもののキレがよく、アル添酒のような透明感すら少し感じます。
酸味は、飲み始めはひかえめでしたが、燗がさめるにつれてはっきりしてきました。
すっぱさは最初はゼロだったものの、徐々に強くなってきて鋭さを感じるようになりました。
また、アルコール由来と思われるようなさわやかさも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはひかえめです。
ほとんど感じませんが、ゼロではないみたいです。
しっかりしているもののキレのよい、やや濃醇でだんだんすっぱ辛口のおいしいお酒でした。
かなりしっかりしているものの、キレがよくて透明感すら感じるので、飲みにくさはありませんでした。
このキレのよさと透明感、それにさわやかさは、まるてアル添酒で感じるそれらのようでした。
また、温かいうちは酸味をほとんど感じなかったのに、燗が冷めるにつれてすっぱさが出てくるのは、なかなかおもしろいところでした。
(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.30(2018.1 サンライズ出版)
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