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【お酒】1459.白隠正宗 辛口純米 300ml [22.静岡県の酒]

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髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合 65%
アルコール分 15度
全量国産米使用
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




文化元年(1804年)創業という髙嶋酒造さん。
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“白隠正宗(はくいんまさむね)”の酒銘については、文献に以下のような記述がありました。
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一八八四年(明治一七年)五月二六日、明治天皇が白隠和尚に正宗國師の号を贈ったが、侍従の山岡鉄舟がその使者として白隠和尚の鵠林山松蔭寺を訪れた。その際、この蔵の新酒が供されたが、鉄舟は賞味して、後日、寺と相談して「白隠正宗」の銘を贈った。」(※1)

なんでも白隠和尚さんってのは「臨済宗中興の祖」(※2)で、「白隠禅師(1685~1768)は東海道原宿で問屋を営む長澤家三男として生まれ、全国各地を修行した後、原の松蔭寺住職として生涯を全うする。現在の禅(ZEN)の基となる臨済禅の法系を確立した宗教改革者。「駿河には過ぎたるものが二つあり。富士のお山と原の白隠」の詩でも知られる。」(※2)と言われたほどなのだとか。

この「過ぎたるものが二つあり。」って言い回しは、他でもあるみたいですね。
「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近に佐和山の城」とかさ。
これ以外には知らないけれど。


そんな白隠さんの名を酒銘にいただくこのお酒ですが、辛口純米なのだとか。
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髙嶋酒造さんは、平成24年度醸造年よりアル添酒の製造をお止めになった(全量純米蔵となった)そうです。
一方で今日いただくこの辛口純米は、とある雑誌で「一番低価格の辛口純米酒」(※3)と紹介されておりました。
ということは、この“白隠正宗 辛口純米”を味わうことで、髙嶋酒造さんのお酒の味わいの基本がわかるということでしょうかね。


それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、おいしそうな色じゃあ~りませんか!
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燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少し漂ってまいりましたよ。

おー深いね!
最初に酸味が来ますね。
酸味自体に深みを感じますね。
すっぱさは最初は鋭さを少し感じましたが、燗が冷めるにつれて角が引いていくようです。

うまみは濃くはないですが、しっかりしていますね。
香りとは逆に、米のうまみをじんわりと感じる程度です。
熟成感もかすかにあるみたいです。
苦みや雑味はまったくなく、しかも純米なのにキレがよいですね。

甘みはひかえめです。
ややドライな口当たりですが、ゼロではないみたいです。


酸味の深みが効いている、やや濃醇で深辛口のおいしいお酒でした。
これはうまみよりも酸味の深みを味わうお酒でしょうよ!
この深みは、乳酸に由来するものでしょうか。
もしかしたら、山廃酛なのかな?
それでいて苦みや雑味がなく、しかもキレがよいので、クセなくスッといただくことができましたよ。

私の好きな味わいでした。
白隠正宗は一番低価格のお酒でも、存分においしくいただくことができましたよ。
いつかこれよりも上位のお酒も試してみたいところです。
静岡へは、JR東海の静岡地獄を覚悟してでも出かけて行かねばならぬと心に決めた、吉宗であった。(←暴れん坊将軍より)

(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.48(1996.7 静岡新聞社)
(※2)鈴木真弓『杯が満ちるまで しずおか地酒手習帳』p.133(2015.10 静岡新聞社)
(※3)dancyu 2016年3月号 p.054(プレジデント社)
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コメント 2

hanamura

白隠さま白隠禅師は静岡ではアイドル的人気ですから!
by hanamura (2018-10-09 06:44) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、あたしゃぜんぜん知りませんでしたよ。

by skekhtehuacso (2018-10-09 21:30) 

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