ほとんどビョーキの酒集め [旅]
あー、いかんいかん。
病気だ病気!
ほとんどビョーキ!(←山本晋也監督より)
え?
どんな病気かって?
そりゃアンタ、
“山形欠乏症”ですよ!
あたしゃそろそろ山形へ行って酒集めをしたりおいしいものをいただいたりしないと気が狂いそうだったので、JR東日本の“週末パス”を使って山形へ出かけてまいりましたよ。
(気が狂っているのはもともとだろ。)
★★2018/11/10(土)★★
まずは東京駅から。
6:12発の山形新幹線つばさ121号新庄行に乗車。
東北新幹線の線路から在来線(奥羽本線・山形線)へと降りたところで、雲の切れ間から顔をお出しになられた吾妻小富士様を拝むことができました。
東京駅からつばさ121号に3時間43分乗って、着いたのは新庄駅(山形県新庄市)。
最上地方(山形県北部の内陸側)の中心地です。
小雨がぱらついておりましたが、すぐに止みました。
新庄の街を1時間ほど徘徊したのち(成果はゼロ)、県立病院前バス停へ到着。
写真を撮っていたら、3階の窓からおもいっきしガン見されましたよ。
周辺自治体が運行するバスのバス停が集約されている県立病院前。
そりゃそうだよね。
地方じゃ定期的にバスに乗るのは通学利用の中高生か、あるいは自分で車を運転できないご高齢の通院者くらいなもんでしょうからね。
これらの中から私が乗ったのは、大蔵村村営バス。
ここ県立病院前バス停を起点とするバス路線です。
新庄駅前からでも乗車可能なのですが、特等席を確保するためにはここまで来たほうが確実であろうとの判断から、ここからの乗車を決めた次第でした。
11:10発のバスに乗車しますよ。
往復チケットを購入。
正規料金より100円安いチケットです。
特等席を無事確保。
(ガキか!)
新庄市内を抜けて大蔵村に入ると、起伏が激しくなってまいりました。
でも道の状態はとてもよく、整備された道路が最後まで続いておりましたよ。
小屋酒造さん(最上地方では唯一の蔵元さん)の前をかすめつつ、
大蔵村村営バスに1時間ほど乗って、ようやく目的地が見えてまいりました。
やってきたのは、肘折温泉です。
あー腹が減った腹が減った。
納豆餅とだんご(ずんだとしょうゆ)とをいただきますよ。
納豆餅は、山形県では一般的な餅の食べ方なのだとか。
あたしゃかつて谷地ではじめていただいて以来、大好きになりましたよ。
だんごは、ねっとり感があって餅に近いかな。
甘さがやさしい、おいしいだんごでした。
おいしいお餅とだんごとでお腹も心も満たされたところで、源泉公園なる場所へ行ってみましたよ。
この砂防堰堤は、登録有形文化財に指定されているんだってさ。
手前の箱と奥のドームとに、源泉があるのだとか。
手前の箱の中では、源泉がボコボコと湧き出ておりました。
ドームのほうも覗いてみたものの、こちらでは噴出を確認することができませんでした。
“初恋足湯”なんだってさ。
でも中は泥だらけな上、落ち葉がたくさん浮いていて、100年の恋も冷めそうな気がするのは私だけでしょうか?
(オマエ恋すらろくにできないくせに。)
その初恋足湯に手を入れてみました。
湯加減はちょうどいい感じでした。
その初恋足湯の脇。
落ち葉のじゅうたんが敷かれた道を登って行きます。
砂防堰堤の上に出ることができました。
この道、下りは落ち葉でズルっと滑りそうで怖いこと怖いこと!
紅葉(黄葉?)がきれいでしたよ。
源泉公園を後にして、温泉街へと戻ってまいりました。
その温泉街にあった店を2軒回って、これらをGET!
中身はすべて、最上地方唯一の蔵元さんである小屋酒造さんの普通酒です。
カップ酒はお店のオリジナルラベル(右の2つ)と企画もの(中)でした。
目的を果たしたところで、14:00発のバスに乗って新庄駅へと戻ります。
ハイハイ、たしかにそうですよそうですよ!
肘折温泉までわざわざ来て温泉に入らずに帰る変な奴は、おそらく私くらいでしょうよ!
肘折温泉から1時間ほどかけて、新庄駅へと戻ってまいりました。
すっかり晴れておりましたよ。
新庄駅からは、15:17発の山形新幹線つばさ150号東京行に乗車。
次の普通電車の出発時刻まで1時間以上も間隔があいていたことから、しかたがなく自由席特急券を購入した上での乗車なのでした。
あーダメ人間だダメ人間だ!
新幹線に乗るとプシューするくせがすっかりついたダメ人間だ!
新庄駅から35分ほど乗って、着いたのは天童駅(山形県天童市)。
天童駅から20分ほどかけて歩いて、天童温泉(道の駅か?)へとやってまいりました。
その天童温泉で、出羽桜酒造さんの“稲露”なる純米吟醸生酒をGET!
天童温泉の近くにあったスーパーでは千代寿と、こちらひさびさの栄光富士とをGET!
ともに一合瓶でした。
さらに二軒目では、出羽桜の“一耕”なる特別純米酒をGET!
天童ではそこそのの成果でした。
ただ私としては山形正宗に出会うことを期待していたのですが、今回はそれはかないませんでした。
そもそも、山形正宗には少量瓶の設定がないのかもね。
天童の市街地を一時間ほど徘徊したのち、天童駅へと戻ってまいりました。
すっかり暗くなってしまいました。
さらに天童駅に併設されているみやげ物店で、出羽桜の普通酒一合瓶をGET!
天童駅からは、17:03発の山形行普通電車1444Mに乗車。
1444Mを終点まで乗って、山形駅で下車。
山形駅の駅ビル内にある酒屋さんで、栄光富士の大吟醸をGET!
一合瓶ですが、1,080円もしましたよ。
ホテルに向かう途中で立ち寄ったスーパーでは、“山形の味の基本”とも言うべき“味マルジュウ”(だし醤油)を入手。
本日の酒集めはこれでおしまい。
もちろん居酒屋伝七さんへ伺いますよ。
今日も満席。
そういえば、あたしゃお店の中が閑散としているところを一度も見たことがないよ。
料理はおまかせコースのみの伝七さん。
ですがどのお料理もおいしくて私の好きなものばかりですので、おまかせのし甲斐があるのです。
ムキタケとなめこ。
いずれも天然ものですよ。
ムキタケはねっとり、なめこは歯ごたえと香りとがしっかりでした。
わらびの煮物。
退席の直前までちょっとずつ食べ続けたい、安心できるお味。
コリンキー(生食用かぼちゃ)にもって菊、そしてアスパラ。
あたしゃとくにアスパラが、甘みがあっておいしかったな。
こんなにおいしいアスパラ、家の近所にあるスーパーでは買えないよ。
もちろんお酒もいただきましたよ。
一杯目は、羽前桜川の辛口を燗で。
糖類酸味料フル添加なのに、なぜかおいしい不思議なお酒。
ほたるいかの沖漬け(ゆず風味)。
お酒をじゃんじゃん飲ませるために組み込まれたような一品ですよこれは。
きゅうりのお漬物(からし風味)。
二杯目は、初孫の黒魔斬。
たしかに辛口でキリッとしているものの、味わいをしっかりと感じることができました。
メインは陶板焼き。
加熱前
加熱後
肉や牡蠣だけではなく、下に敷かれているキャベツや玉ねぎがこれまたことごとくおいしいんですよ!
刺身もあるでよ。
三杯目は、“改良信交(かいりょうしんこう)”を使用したあら玉の特別純米酒を燗で。
多収品種だったたかね錦(信交190号)の改良種として秋田県で育成されたものの、その後に長野県で育成された美山錦(これもたかね錦の改良種)に完敗して絶滅しかけた改良信交。
ところが、節(葉っぱの根元)と節との間隔が長いことが草履表(草履の足を乗せるところ)の材料として好都合だったとのことで、草履の生産地であった谷地(やち:山形県西村山郡河北町)では栽培され続けていたのだとか。
その谷地に蔵を置くのが、この“あら玉”を造る和田酒造さんなのでした。
〆のお味噌汁。
天然のひらたけとまいたけとが入っていたのでした。
天然ものってのは、スーパーで買うやつとは歯ごたえがまったくちがいますね。
居酒屋伝七さんには、今回もまた堪能させていただきました。
こうして、山形の夜は更けていったのでした。
★★2018/11/11(日)★★
旅に出ると、なぜか不思議と必要以上に早起きをしてしまいます。
この日も同様で、乗る予定だった電車の発車時刻まで若干の余裕がございました。
そこで、朝の山形の街中をちょっとだけ散策してみましたよ。
まずは、ホテルの近くにあった六椹八幡宮(むつくぬぎはちまんぐう)へ。
これが御神木のくぬぎなのだとか。
拝殿にて一礼。
おいしいお酒に出会えますように。
雨が降りませんように。
ピロリが消えておりますように。
(たった10円で頼み過ぎだろ!)
こちらは、“羽陽男山”を造る男山酒造さんの蔵。
第二公園だってさ。
蒸気機関車が保存されているじゃあ~りませんか!
大正生まれのハチロク(8620形)でしたよ。
こちらの動輪は、キューロク(9600形)のものでした。
散策を終えて、山形駅へたどり着きました。
山形駅の売店で、秀鳳のカップ酒をGET!
再飲です。
山形駅からは、8:15発の米沢行普通電車426Mに乗車。
山形駅から2駅だけ乗って、茂吉記念館前駅(山形県上山市)にて下車。
駅舎のない無人駅でした。
茂吉記念館前駅の近くからは、蔵王を眺めることができましたよ。
ツール・ド・フランスならぬ“ツール・ド・ラ・フランス”なんだってさ。
開通前の東北中央自動車道を利用しているのね。
茂吉記念館前駅から35分ほどかけて歩いて、山形県観光物産会館へと到着しました。
その山形県観光物産会館で、あら玉の純米吟醸(つや姫使用:左)と、六歌仙の五段仕込純米にごり酒(右)とをGET!
ここ山形県観光物産会館は、カップ酒の取り揃えもなかなかのものでしたよ。
小国の羽前桜川カップや南陽市の東の麓カップなんかもありました。
須川にかかる睦合橋を渡って、
途中、スーパー一軒に立ち寄りつつ(成果ゼロ)、山形県観光物産会館から40分ちょっとかけて歩いて、蔵王駅(山形市)に到着しました。
茂吉記念館前駅から山形側へ歩いて一駅戻ったわけですよ。
石造りの駅舎。
真ん中部分だけ先に建設されたのかな?
内部はこんな感じ。
あーダメ人間だダメ人間だ!
まだ午前10時半を過ぎたくらいだというのに飲むなんてダメ人間のすることだ!
蔵王駅からは、11:12発の米沢行普通電車430Mに乗車。
標準軌の単線を100km/hで飛ばしていく電車に乗ると、山形へ来たことを実感するのは私だけでしょうか?
蔵王駅から430Mに40分ちょっと乗って、着いたのは米沢駅(山形県米沢市)。
東口から、今年の4月に開業したばかりの道の駅を目指します。
米沢駅の東口から40分ほどかけて歩いて、道の駅米沢に到着しました。
この道の駅米沢での成果はゼロ!
たしかに山形の地酒の取り扱いがとても豊富でした。
ですが、そのほぼすべてが四合瓶。
これは完全に私の守備範囲外でしたとさ。
シャリバテの前兆のような感覚が生じたことから、併設されていたコンビニでソフトクリームを買っていただきました。
フードコートでも販売されていたのですが、とにかくもう人の数がものすごくて、注文してもかなり待たされるような状況だったことから、あえてコンビニのアイスを選びましたよ。
失意のうちに道の駅米沢を後にして、米沢駅へと戻ります。
その途中にあったスーパーで、初孫の“は号仕込”をGET!
これまでに何度も出会っておりましたが、新鮮なものに出くわしたのは今回が初めてでした。
道の駅米沢から50分かけて(スーパー1軒に立ち寄った時間を含む)、米沢駅の西口へと戻ってまいりました。
時刻は13時半をまわったところ。
5:30に朝食(バナナ1本とLG21)を食べたのち、ソフトクリーム1個でこの時間まで空腹を我慢してまいりました。
え?
なんでそんなことをしたのかって?
そりゃアンタ、もちろんこのためですよ。
米沢駅の西口前に店を構える新杵屋さん。
“牛肉どまん中”の駅弁で有名なお店です。
その新杵屋さんの直営レストランへ伺いますよ。
まずはビール。
そしていただくのは、もちろん米沢牛丼(¥1,300-)ですよ。
牛こま肉ですが、それでもやっぱり米沢牛!
肉の味がしっかりしていて、しかも柔らかいのです。
とてもおいしい牛丼ですが、これを食べると他の安い牛丼を食べられなくなってしまいそうですから、あたしゃ絶対にお勧めはいたしませんよ!
新杵屋さんにおかれましては、安価なお値段で米沢牛を供していただいて、心より感謝申し上げます。
最後は、駅の近くにあったスーパー2軒に立ち寄り。
一軒目では、米沢の地醬油ミニボトル2種をGET!
二軒目では、なんと宮崎産の麦焼酎を見つけてしまいました。
しかもこの麦焼酎、黒麹仕込なんだってさ。
今回の旅は、これですべておしまい。
米沢駅から山形新幹線つばさに乗って帰ったとさ。
以上、カップ酒5個(うち再入手1個)、一合瓶4本、300ml瓶5本、麦焼酎カップ1個、そしてしょうゆ3種類の旅でした。
大量入手とはいかなかったものの、そこそこの成果で満足しておりますよ。
山形県では、カップ酒に関しては汎用商品をほぼ採り尽くしているようで、手詰まり感がございます。
そんな中で新たなものを探すためには、今回のようにオリジナルラベルや企画モノを狙う必要があるのかもしれません。
しかし、そこはやっぱり吟醸王国山形県!
300ml瓶に関しては、探せばまだまだ未知のものがたくさん出てきそうですよ。
酒集めがそこそこの成果で、しかもおいしいものをたくさんいただいたことから、山形欠乏症はすっかり完治いたしましたとさ。
病気だ病気!
ほとんどビョーキ!(←山本晋也監督より)
え?
どんな病気かって?
そりゃアンタ、
“山形欠乏症”ですよ!
あたしゃそろそろ山形へ行って酒集めをしたりおいしいものをいただいたりしないと気が狂いそうだったので、JR東日本の“週末パス”を使って山形へ出かけてまいりましたよ。
(気が狂っているのはもともとだろ。)
★★2018/11/10(土)★★
まずは東京駅から。
6:12発の山形新幹線つばさ121号新庄行に乗車。
東北新幹線の線路から在来線(奥羽本線・山形線)へと降りたところで、雲の切れ間から顔をお出しになられた吾妻小富士様を拝むことができました。
東京駅からつばさ121号に3時間43分乗って、着いたのは新庄駅(山形県新庄市)。
最上地方(山形県北部の内陸側)の中心地です。
小雨がぱらついておりましたが、すぐに止みました。
新庄の街を1時間ほど徘徊したのち(成果はゼロ)、県立病院前バス停へ到着。
写真を撮っていたら、3階の窓からおもいっきしガン見されましたよ。
周辺自治体が運行するバスのバス停が集約されている県立病院前。
そりゃそうだよね。
地方じゃ定期的にバスに乗るのは通学利用の中高生か、あるいは自分で車を運転できないご高齢の通院者くらいなもんでしょうからね。
これらの中から私が乗ったのは、大蔵村村営バス。
ここ県立病院前バス停を起点とするバス路線です。
新庄駅前からでも乗車可能なのですが、特等席を確保するためにはここまで来たほうが確実であろうとの判断から、ここからの乗車を決めた次第でした。
11:10発のバスに乗車しますよ。
往復チケットを購入。
正規料金より100円安いチケットです。
特等席を無事確保。
(ガキか!)
新庄市内を抜けて大蔵村に入ると、起伏が激しくなってまいりました。
でも道の状態はとてもよく、整備された道路が最後まで続いておりましたよ。
小屋酒造さん(最上地方では唯一の蔵元さん)の前をかすめつつ、
大蔵村村営バスに1時間ほど乗って、ようやく目的地が見えてまいりました。
やってきたのは、肘折温泉です。
あー腹が減った腹が減った。
納豆餅とだんご(ずんだとしょうゆ)とをいただきますよ。
納豆餅は、山形県では一般的な餅の食べ方なのだとか。
あたしゃかつて谷地ではじめていただいて以来、大好きになりましたよ。
だんごは、ねっとり感があって餅に近いかな。
甘さがやさしい、おいしいだんごでした。
おいしいお餅とだんごとでお腹も心も満たされたところで、源泉公園なる場所へ行ってみましたよ。
この砂防堰堤は、登録有形文化財に指定されているんだってさ。
手前の箱と奥のドームとに、源泉があるのだとか。
手前の箱の中では、源泉がボコボコと湧き出ておりました。
ドームのほうも覗いてみたものの、こちらでは噴出を確認することができませんでした。
“初恋足湯”なんだってさ。
でも中は泥だらけな上、落ち葉がたくさん浮いていて、100年の恋も冷めそうな気がするのは私だけでしょうか?
(オマエ恋すらろくにできないくせに。)
その初恋足湯に手を入れてみました。
湯加減はちょうどいい感じでした。
その初恋足湯の脇。
落ち葉のじゅうたんが敷かれた道を登って行きます。
砂防堰堤の上に出ることができました。
この道、下りは落ち葉でズルっと滑りそうで怖いこと怖いこと!
紅葉(黄葉?)がきれいでしたよ。
源泉公園を後にして、温泉街へと戻ってまいりました。
その温泉街にあった店を2軒回って、これらをGET!
中身はすべて、最上地方唯一の蔵元さんである小屋酒造さんの普通酒です。
カップ酒はお店のオリジナルラベル(右の2つ)と企画もの(中)でした。
目的を果たしたところで、14:00発のバスに乗って新庄駅へと戻ります。
ハイハイ、たしかにそうですよそうですよ!
肘折温泉までわざわざ来て温泉に入らずに帰る変な奴は、おそらく私くらいでしょうよ!
肘折温泉から1時間ほどかけて、新庄駅へと戻ってまいりました。
すっかり晴れておりましたよ。
新庄駅からは、15:17発の山形新幹線つばさ150号東京行に乗車。
次の普通電車の出発時刻まで1時間以上も間隔があいていたことから、しかたがなく自由席特急券を購入した上での乗車なのでした。
あーダメ人間だダメ人間だ!
新幹線に乗るとプシューするくせがすっかりついたダメ人間だ!
新庄駅から35分ほど乗って、着いたのは天童駅(山形県天童市)。
天童駅から20分ほどかけて歩いて、天童温泉(道の駅か?)へとやってまいりました。
その天童温泉で、出羽桜酒造さんの“稲露”なる純米吟醸生酒をGET!
天童温泉の近くにあったスーパーでは千代寿と、こちらひさびさの栄光富士とをGET!
ともに一合瓶でした。
さらに二軒目では、出羽桜の“一耕”なる特別純米酒をGET!
天童ではそこそのの成果でした。
ただ私としては山形正宗に出会うことを期待していたのですが、今回はそれはかないませんでした。
そもそも、山形正宗には少量瓶の設定がないのかもね。
天童の市街地を一時間ほど徘徊したのち、天童駅へと戻ってまいりました。
すっかり暗くなってしまいました。
さらに天童駅に併設されているみやげ物店で、出羽桜の普通酒一合瓶をGET!
天童駅からは、17:03発の山形行普通電車1444Mに乗車。
1444Mを終点まで乗って、山形駅で下車。
山形駅の駅ビル内にある酒屋さんで、栄光富士の大吟醸をGET!
一合瓶ですが、1,080円もしましたよ。
ホテルに向かう途中で立ち寄ったスーパーでは、“山形の味の基本”とも言うべき“味マルジュウ”(だし醤油)を入手。
本日の酒集めはこれでおしまい。
もちろん居酒屋伝七さんへ伺いますよ。
今日も満席。
そういえば、あたしゃお店の中が閑散としているところを一度も見たことがないよ。
料理はおまかせコースのみの伝七さん。
ですがどのお料理もおいしくて私の好きなものばかりですので、おまかせのし甲斐があるのです。
ムキタケとなめこ。
いずれも天然ものですよ。
ムキタケはねっとり、なめこは歯ごたえと香りとがしっかりでした。
わらびの煮物。
退席の直前までちょっとずつ食べ続けたい、安心できるお味。
コリンキー(生食用かぼちゃ)にもって菊、そしてアスパラ。
あたしゃとくにアスパラが、甘みがあっておいしかったな。
こんなにおいしいアスパラ、家の近所にあるスーパーでは買えないよ。
もちろんお酒もいただきましたよ。
一杯目は、羽前桜川の辛口を燗で。
糖類酸味料フル添加なのに、なぜかおいしい不思議なお酒。
ほたるいかの沖漬け(ゆず風味)。
お酒をじゃんじゃん飲ませるために組み込まれたような一品ですよこれは。
きゅうりのお漬物(からし風味)。
二杯目は、初孫の黒魔斬。
たしかに辛口でキリッとしているものの、味わいをしっかりと感じることができました。
メインは陶板焼き。
加熱前
加熱後
肉や牡蠣だけではなく、下に敷かれているキャベツや玉ねぎがこれまたことごとくおいしいんですよ!
刺身もあるでよ。
三杯目は、“改良信交(かいりょうしんこう)”を使用したあら玉の特別純米酒を燗で。
多収品種だったたかね錦(信交190号)の改良種として秋田県で育成されたものの、その後に長野県で育成された美山錦(これもたかね錦の改良種)に完敗して絶滅しかけた改良信交。
ところが、節(葉っぱの根元)と節との間隔が長いことが草履表(草履の足を乗せるところ)の材料として好都合だったとのことで、草履の生産地であった谷地(やち:山形県西村山郡河北町)では栽培され続けていたのだとか。
その谷地に蔵を置くのが、この“あら玉”を造る和田酒造さんなのでした。
〆のお味噌汁。
天然のひらたけとまいたけとが入っていたのでした。
天然ものってのは、スーパーで買うやつとは歯ごたえがまったくちがいますね。
居酒屋伝七さんには、今回もまた堪能させていただきました。
こうして、山形の夜は更けていったのでした。
★★2018/11/11(日)★★
旅に出ると、なぜか不思議と必要以上に早起きをしてしまいます。
この日も同様で、乗る予定だった電車の発車時刻まで若干の余裕がございました。
そこで、朝の山形の街中をちょっとだけ散策してみましたよ。
まずは、ホテルの近くにあった六椹八幡宮(むつくぬぎはちまんぐう)へ。
これが御神木のくぬぎなのだとか。
拝殿にて一礼。
おいしいお酒に出会えますように。
雨が降りませんように。
ピロリが消えておりますように。
(たった10円で頼み過ぎだろ!)
こちらは、“羽陽男山”を造る男山酒造さんの蔵。
第二公園だってさ。
蒸気機関車が保存されているじゃあ~りませんか!
大正生まれのハチロク(8620形)でしたよ。
こちらの動輪は、キューロク(9600形)のものでした。
散策を終えて、山形駅へたどり着きました。
山形駅の売店で、秀鳳のカップ酒をGET!
再飲です。
山形駅からは、8:15発の米沢行普通電車426Mに乗車。
山形駅から2駅だけ乗って、茂吉記念館前駅(山形県上山市)にて下車。
駅舎のない無人駅でした。
茂吉記念館前駅の近くからは、蔵王を眺めることができましたよ。
ツール・ド・フランスならぬ“ツール・ド・ラ・フランス”なんだってさ。
開通前の東北中央自動車道を利用しているのね。
茂吉記念館前駅から35分ほどかけて歩いて、山形県観光物産会館へと到着しました。
その山形県観光物産会館で、あら玉の純米吟醸(つや姫使用:左)と、六歌仙の五段仕込純米にごり酒(右)とをGET!
ここ山形県観光物産会館は、カップ酒の取り揃えもなかなかのものでしたよ。
小国の羽前桜川カップや南陽市の東の麓カップなんかもありました。
須川にかかる睦合橋を渡って、
途中、スーパー一軒に立ち寄りつつ(成果ゼロ)、山形県観光物産会館から40分ちょっとかけて歩いて、蔵王駅(山形市)に到着しました。
茂吉記念館前駅から山形側へ歩いて一駅戻ったわけですよ。
石造りの駅舎。
真ん中部分だけ先に建設されたのかな?
内部はこんな感じ。
あーダメ人間だダメ人間だ!
まだ午前10時半を過ぎたくらいだというのに飲むなんてダメ人間のすることだ!
蔵王駅からは、11:12発の米沢行普通電車430Mに乗車。
標準軌の単線を100km/hで飛ばしていく電車に乗ると、山形へ来たことを実感するのは私だけでしょうか?
蔵王駅から430Mに40分ちょっと乗って、着いたのは米沢駅(山形県米沢市)。
東口から、今年の4月に開業したばかりの道の駅を目指します。
米沢駅の東口から40分ほどかけて歩いて、道の駅米沢に到着しました。
この道の駅米沢での成果はゼロ!
たしかに山形の地酒の取り扱いがとても豊富でした。
ですが、そのほぼすべてが四合瓶。
これは完全に私の守備範囲外でしたとさ。
シャリバテの前兆のような感覚が生じたことから、併設されていたコンビニでソフトクリームを買っていただきました。
フードコートでも販売されていたのですが、とにかくもう人の数がものすごくて、注文してもかなり待たされるような状況だったことから、あえてコンビニのアイスを選びましたよ。
失意のうちに道の駅米沢を後にして、米沢駅へと戻ります。
その途中にあったスーパーで、初孫の“は号仕込”をGET!
これまでに何度も出会っておりましたが、新鮮なものに出くわしたのは今回が初めてでした。
道の駅米沢から50分かけて(スーパー1軒に立ち寄った時間を含む)、米沢駅の西口へと戻ってまいりました。
時刻は13時半をまわったところ。
5:30に朝食(バナナ1本とLG21)を食べたのち、ソフトクリーム1個でこの時間まで空腹を我慢してまいりました。
え?
なんでそんなことをしたのかって?
そりゃアンタ、もちろんこのためですよ。
米沢駅の西口前に店を構える新杵屋さん。
“牛肉どまん中”の駅弁で有名なお店です。
その新杵屋さんの直営レストランへ伺いますよ。
まずはビール。
そしていただくのは、もちろん米沢牛丼(¥1,300-)ですよ。
牛こま肉ですが、それでもやっぱり米沢牛!
肉の味がしっかりしていて、しかも柔らかいのです。
とてもおいしい牛丼ですが、これを食べると他の安い牛丼を食べられなくなってしまいそうですから、あたしゃ絶対にお勧めはいたしませんよ!
新杵屋さんにおかれましては、安価なお値段で米沢牛を供していただいて、心より感謝申し上げます。
最後は、駅の近くにあったスーパー2軒に立ち寄り。
一軒目では、米沢の地醬油ミニボトル2種をGET!
二軒目では、なんと宮崎産の麦焼酎を見つけてしまいました。
しかもこの麦焼酎、黒麹仕込なんだってさ。
今回の旅は、これですべておしまい。
米沢駅から山形新幹線つばさに乗って帰ったとさ。
以上、カップ酒5個(うち再入手1個)、一合瓶4本、300ml瓶5本、麦焼酎カップ1個、そしてしょうゆ3種類の旅でした。
大量入手とはいかなかったものの、そこそこの成果で満足しておりますよ。
山形県では、カップ酒に関しては汎用商品をほぼ採り尽くしているようで、手詰まり感がございます。
そんな中で新たなものを探すためには、今回のようにオリジナルラベルや企画モノを狙う必要があるのかもしれません。
しかし、そこはやっぱり吟醸王国山形県!
300ml瓶に関しては、探せばまだまだ未知のものがたくさん出てきそうですよ。
酒集めがそこそこの成果で、しかもおいしいものをたくさんいただいたことから、山形欠乏症はすっかり完治いたしましたとさ。
うわぁ~ゴキゲンな旅ですわねェ(^O^)
中途半端なビョーキ!のダメ人間アタシ...( ゚Д゚)
by ロコときどきキナコ (2018-11-12 23:08)
米沢の牛ですか・・・(>_<)
あれ食べちゃうと、しばらくは、○野屋とかす○家とか行けなく
なりますね~(^_^;)
ダメ人間!?
日常的に行ってますが・・・
どうしましょ!?
f^_^;)
by やなぼー (2018-11-13 05:15)
今年3月末に肘折温泉に宿泊しました。
3月末なのに積雪3mで驚きました。
山形大好きで毎月行っています(^^)
by johncomeback (2018-11-13 06:00)
お!晴れてる☀
流れが変わったかも~~~^^v
by よしころん (2018-11-13 08:54)
ダメ人間集まれ!ダメ人間万歳!地場産品祭会場の露店で売ってる生ビール500円を敬遠してコンビニで缶ビール買って飲むダメ人間です。 春は山菜、秋は茸かぁ~ウラヤマシイ!伝七さんは、コースを予約ですね。行って入れなかったらカナシイ!
by hanamura (2018-11-13 10:18)
鉄道、温泉、お酒・・・、言うこと無しですね。小生も鉄分を補給したくなりました(苦笑)。
by newton (2018-11-13 15:22)
美味しい物に酒集め、しかし何より好天に恵まれた事が1番の成果なのでは^^
by タンタン (2018-11-13 19:17)
肘折温泉にも、行きたかったのです。
by 八犬伝 (2018-11-13 20:37)
ロコときどきキナコさん、あたしゃなにも創造しない飲んだくれのダメ人間だがや。
by skekhtehuacso (2018-11-13 21:54)
やなぼーさん、米沢牛丼はほんとうに罪作りな牛丼ですわ。
これを食べたら、ワンコインで食べられるやつなんかものたりなくて食べられたものじゃないですよ。
ダメ人間は、乗車しながら飲む輩のことですわ。
運転時には飲めませんね。
by skekhtehuacso (2018-11-13 21:57)
johncomebackさん、肘折温泉にオリジナルのカップ酒があることを知ったのは、 johncomebackさんのおかげです。
by skekhtehuacso (2018-11-13 21:58)
よしころんさん、流れがかわったというよりも、今回もまた計画を公表することなく秘密裡に進めたことで、いやがらせで雨を降らせている輩の裏をかくことが出来たのだと思います。
by skekhtehuacso (2018-11-13 22:00)
hanamuraさん、私も普段は hanamuraさんと同じようなことをしております。
そうやって捻出したお金で、こうして山形で命の洗濯をさせていただいておりまっせ。
伝七さん、土曜日は予約しないと入れないみたいで、今回も予約せずに訪問して断られていた人を幾人か見ましたよ。
もし予約なさる際には、Hotpepperのサイトからどうぞ。
by skekhtehuacso (2018-11-13 22:04)
newtonさん、温泉には入らずじまいでしたが、鉄分とおいしいものとを十分に補給することがかないました。
これですから、山形行きはやめられまへんな。
by skekhtehuacso (2018-11-13 22:06)
タンタンさん、計画を秘密裏に進めたことで、いやがらせで雨を降らせている輩の裏をかくことができたわけでした。
by skekhtehuacso (2018-11-13 22:07)
八犬伝さん、次に肘折温泉へ行く機会があれば、温泉にも入ってみたいと思います。
by skekhtehuacso (2018-11-13 22:08)
本当にビョーキですな。
納豆餅は家でも食べますがあそこまで汁気は無いです。
by エクスプロイダー (2018-11-13 22:38)
エクスプロイダーさん、あたしゃ山形にはほとんどビョーキになるほど惹かれているのです。
これはまことに申し訳ないかぎりではございますが、あたしゃ宮城県には山形県ほど魅力を感じませんけれどね(あくまでも私の個人的な嗜好に基づいた感想であって、他意はございません)。
なぜそう思わせたかは、言わずもがなでしょう。
納豆餅は、こういう食べ方こそが山形の本流なのです。
山形が大好きな私といたしましては、断固この食べ方を支持します。
by skekhtehuacso (2018-11-14 00:05)
こんばんは。
今年は予算の都合で(大好きな)山形へ行けなかったので、
とても参考になります。
やっぱり、米沢牛は外せませんよね!
by ライス (2018-11-14 23:11)
ライスさん、あたしゃときどき山形へ行かないと生きていけませんわ。
米沢牛は、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きをまともに食べるとけっこうなお値段になってしまいますが、新杵屋さんのこの牛丼は安価にいただけてとても助かっております。
by skekhtehuacso (2018-11-15 21:25)