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【お酒】1609.本醸造 おわら娘 カップ [16.富山県の酒]

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玉旭酒造有限会社
富山市八尾町東町2111

内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
精米歩合 65%
(以上、カップの印刷事項より転記)




神通川支流、井田川のそばに古い街並みが広がる八尾町。この町で二〇〇年以上にわたり、造り酒屋を営む」(※1)という玉旭酒造さん。
そのお酒の取り揃えには、どうやら毎年9月に執り行われる祭礼“風の盆”と、そこで歌われる“おわら節”とにちなんだ銘をそれぞれ付けていらっしゃるようですね。

その味わいは「酒の味わいは淡麗辛口が基本。富山湾の新鮮な魚介類、そして地元で採れる山菜、手打ちそばなど、どんな料理にも合う癖のない味わいだ。」(※1)とのこと。

果たして本当にそういった味わいなのでしょうか?
話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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ああ。
たしかにうまみは淡めです。
というか、酒臭さもこめのうまみもよくわからないくらいです。
一方で、熟成感が少しはっきりしていて、角も少し感じます。
苦みがあって、弱めではあるものの少し鋭いですね。
キレはよく、透明感を感じます。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭いことがわかります。
スースー感も少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みは、これはややはっきりかな。
これも弱めですがよくわかり、しかも少しべとつきますね。


淡麗ちょい苦ちょいっすっぱちょいスーやや甘口のお酒でした。
淡麗というよりも、うまみが薄めに感じました。
苦みやすっぱさ、スースー感、それに甘みはそれぞれ弱めでしたが、うまみが薄めであったが故にそれらが目立っていたのかもしれません。

飲み応えはなかったものの、魚とはよく合いましたよ。
私はししゃも(もちろんカラフトのほう)と合わせましたが、いい感じに魚の脂をサッと流してくれました。
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ただね、これはあくまでも私の感想ですが、私が(勝手に)想定していた本醸造のあるべき味わいとは異なるように思いましたとさ。

(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.25(1996.7 能登印刷出版部)
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