《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml [9946.鹿児島県の焼酎]
●製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321
●品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
●原材料名 黒砂糖、米こうじ(米国産米)
●アルコール分 25度
●内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
「創業は1991年。奄美地域で土木事業を展開する町田建設が地元の蔵元から後継者がいないことで請われて酒造免許を取得し焼酎製造を始める。」(※1)という町田酒造さん。
今日いただくこの“里の曙”は、三年貯蔵なんだってさ。
へぇー!
麹米はタイ米じゃなくて、アメリカ米なのね。
それはさておき、
この里の曙の味わいについて、文献では以下のように紹介されておりました。
「減圧蒸留により、黒糖の香りよりもフルーティーな香りが中心。少し時間が経つと、フルーツ香がおさまりアルコール臭がほのかに立ってくる。口に含むとやわらかい甘みが広がり、後から軽い辛みが出てくる。なめらかな仕上がりで、すっーと切れていく。全体的にドライな仕上がり。ふくらみがあまりないので、お湯割りよりもロック、水割りで楽しみたい。初心者には飲みやすい黒糖焼酎。香り、味わいともおだやかで、合わせる料理の幅は広い。」(※2)
それではこの記述に従って、水割りやロックで試してみようと思います。
その前に、
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に注いだ瞬間から、接着剤香がふわり。
それにキュウリのような青臭さもします。
含むとそれが口の中でパッと広がって、鼻へと抜けて行きました。
最初に米の風味が来ます。
黒糖の風味や香ばしさは感じません。
苦みや雑味はゼロ、重さやクセもまったくありません。
ただ、けっこうなピリピリです。
次に、水割りで。
香りは生と同じ。接着剤香+青野菜の香り。
米の風味と共に、黒糖の風味らしきものが顔を出すね。
でも黒糖の風味はかなりひかえめで、香ばしさはありません。
甘みも少し出るみたいです。
最後は、ロックでいただきました。
香りは生と同じ。
トロリとした口当たりで、米の風味に苦みを伴う鋭さが出できました。
水割りで感じた黒糖の風味は引くね。
甘みも弱い感じです。
香り豊かでクセのない、おいしい黒糖焼酎でした。
減圧蒸留らしい風味で、重さやクセとは無縁でした。
香りがものすごくはっきりで、接着剤香とともに青みのある香りが口の中で広がって鼻へと抜けて行きました。
ただ、黒糖の風味はかなり弱め。
言われないと黒糖焼酎だとはわからないかも。
私の好みは水割りでした。
夏の暑い日に、新鮮なお刺身と共にいただきたいな。
しかも欲を言えば、青い海の海岸で陽を浴びながらってのがいいかも。
その香りはっきりの里の曙と合わせた今日のエサはこちら。
またしても、
冷蔵庫内で賞味期限を徒過させてしまった油揚げ。
冷蔵庫の残り物野菜を引きずり出して来て、
炒めて、
卵2個でとじて、
油揚げ野菜炒め卵とじ。
予想通りのおいしさでした。
ごちそうさまでした。
(※1)株式会社フード・ビジネス発行p.52『薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』(2001.5 柴田書店MOOK)
(※2)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.11』p.40(2003年11月 星雲社)
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今朝7時頃、ジョギングへ出たときにはいらっしゃった黒猫のダンナ。
ところが戻ってきたら、どこかへ行っちゃっていやしない。
昼間もどこかへ行っちゃって、姿をお見せにならなかったのでした。
あちこち探してみたものの、ぜんぜん見つからない。
ところが、夕方になって食事の時間になると、
ちゃっかりと戻って来られたのよね。
そりゃ、そうだよね。
よそでどんなに楽しいことがあっても、
おまんまだけは、我慢できません罠。
(友情出演)
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