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〔泡盛〕31.暖流 古酒ブレンド 13度 200ml [9947.沖縄県の泡盛]

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製造者 有限会社神村酒造
沖縄県うるま市石川嘉手苅570

琉球泡盛
●原材料名/米こうじ(タイ産米)
●アルコール分/13度
●内容量/200ml
(以上、ラベルより転記)




沖縄本島の中部、うるま市石川(旧石川市)に蔵を置く神村酒造さん。
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1882年に那覇市繁多川で創業。戦後も官営の酒造所として運営した。1999年に那覇の中心部から沖縄本島の中心、石川市に工場を移設。」(※1)なさったんだってさ。

その神村酒造さんは、“樫樽貯蔵による熟成”に県内泡盛蔵の各蔵に先駆けて取り組んできたのだそうです。
今でこそ樫樽熟成はいくつかのメーカーが行っているが、神村酒造は1958年に研究に研究を開始し、10年後の1968年には樫樽貯蔵7年古酒「暖流」を発売した先駆けである。当時は設備や原料が安定していなかったため、臭みのある泡盛が多く、その解決策として当時技術提携していたニッカのウヰスキーがヒントとなった。」(※2)

今日いただくこの泡盛は、“暖流(だんりゅう) 古酒ブレンド”
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泡盛「暖流」の最大の特徴は、バーボンウイスキーの貯蔵に使うオーク樽で貯蔵していること。3年以上熟成させしっかり古酒になった琥珀色のお酒と透明な泡盛を神村酒造独自のレシピでブレンド!これがおいしさの秘密なんです。」(※3)と紹介されておりましたよ。

度数は13度。
いわゆる“前割り”でした。
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冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

色はちょっとだけ琥珀色でした。
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上立ち香は、鼻を近づけるとウィスキーのような香りを少し感じる程度。
でも含むとそれが口の中でパッと広がって、はっきりしてまいりました。

半面、米の風味はわかりにくいみたい。
軽い渋みを少し感じます。
甘みもほんのりと感じますよ。

口当たりはさっぱりしておりました。


ウィスキー風味でさっぱりしているおいしい泡盛?でした。

あたかもウィスキーの水割り、それも薄めのような風味でした。
樫樽由来と思われる風味を、含んだ時にはっきりと感じました。
でもウィスキーのような重さはなく、さっぱりしていて飲みやすく感じました。

発売当初は、「これは泡盛ではない」という声もあった」(※1)そうですが、たしかにこれは樫樽貯蔵の泡盛だと知らされないとわかりませんよ。
それでも嫌味やクセはなく、おいしくいただくことができましたとさ。
めでたし、めでたし!

(※1)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.47(2000.12 株式会社主婦の友社)
(※2)田崎聡『泡盛王国』p.36(2006.8 有限会社食の王国社)
(※3)ファンファーレ・ジャパン編集部編『泡盛マイスターの編集長と酒好きにすすめたい泡盛の香り』p.13(2018.8 有限会社ボーダーインク)
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