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【お酒】1618.福正宗 純米酒 金色のしずく カップ [17.石川県の酒]

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株式会社福光屋
金沢市石引二丁目8-3

原材料名:米、米麹(国産米100%使用)
精米歩合:75%
アルコール分:14度
200ml
(以上、ラベルより転記)




福光屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
加賀鳶(かがとび) 純米&純米吟醸 飲み比べ
福正宗 純米 黒ラベル フクカップ
加賀鳶 山廃純米 超辛口
黒帯 悠々 特別純米
福正宗 純米 ひゃくまんカップ 辛口&旨口 飲み比べ
福正宗 純米にごり酒 しろき 300ml
駅弁屋 純米吟醸 夢の旅 アルミ缶
福正宗 特別純米 銀ラベル 180ml
加賀鳶 極寒純米 辛口 アルミ缶

また、お酒ではございませんが、“零の雫(ゼロのしずく)”なるノンアルコール飲料もいただいております。


今日いただくこのお酒は、精米歩合75%でアルコール度数14度かつ200ml詰の純米酒でした。
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でもね、この純米酒カップ、お値段たったの150円でしたよ。
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純米酒を名乗るためには、使用するお米の規格に制限があるのです。
すなわち、農産物検査法によって3等米以上に格付けされたお米を使わなければならず(※1)、いわゆるくず米や米粉などを用いることはできないのですよ(このことは、精米歩合の表示が義務付けられていること(※2)からもわかりますね)。

それなのに、けっしてお安くないお米を用いているはずの純米酒の200mlカップ酒に150円というお値段を設定できるなんて、いったいどうしてなのでしょうね?
これは私の予想ですが、方々で余ってしまった古米・古々米を安く買い集めて用いているのでしょうか?
それとも、特殊な技法でアルコール発酵の精度を高めて(アル添なしで)20度超まで持っていって、それを多めの割り水で14度台に下げて量を稼いでいるのでしょうか?


邪推はこのくらいにして、いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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うまみはやや濃いめでしょうか。
酒臭さ(ほめ言葉です)が最初に来て、そのあとで米のうまみをじんわりと感じます。
苦みがあって、強くはないものの重さを感じます。
キレはそれほどでもないものの、不思議とアル添酒みたいな透明感を少し感じます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭いですね。
スースはなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややひかえめでしょうか。
かなり弱めですがゼロではなく、存在はかすかにわかります。


やや濃醇でちょい苦すっぱやや辛口のお酒でした。
重めの苦みと鋭いすっぱさとで、荒々しさをけっこうはっきりと感じましたよ。
でもその荒々しさが、魚や濃いめの味付けの料理とよく合うように思いました。
またアル添酒みたいな透明感を少し感じたことから察するに、やはり加水は多めなのでしょうか?

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1(2)
(※2)(※1)3(1)