【お酒】1627.銀盤 サケカップ 蘭 [16.富山県の酒]
銀盤酒造株式会社
富山県黒部市荻生4853-3
原材料 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール、糖類(米糖)
アルコール分 13度
内容量 200ml
(以上、ラベルより転記)
蘭、
咲きました。
ここ数年間で資本の変動が2回あった銀盤酒造さん。
桃川といい花春といい榮川といい、地方の蔵元さんで普通酒を中心に手広くやっていたところはどこもみな厳しいのかな。
その銀盤酒造お酒は、かつて以下のものをいただいております。
銀盤 スマートボトル 本醸造 220ml瓶
銀盤 特撰生吟醸300ml瓶
銀盤 特撰 本醸造 カップ
今日いただくこのお酒は、残念ながら糖類添加の三増酒でした。
でも使用している糖類の種類を表示しているところが面白いね。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに金色がかっているようでした。
ああ、そうでしょうね。
うまみは淡めというか、薄めです。
それでも酒臭さ(ほめ言葉です)とともに米の風味もほんのりと感じます。
苦みは最初は感じませんでしたが、冷めるにつれてちょっとだけ出るみたいです。
キレはよく、透明感を感じます。
酸味はひかえめです。
ひかえめですが、弱めのすっぱさをちょッとだけ感じます。
スースー感ははっきりしていて、ピリピリ感はありません。
甘みは、ややひかえめなのかな。
存在はわかるもののこれも薄めで、厚みやべとついた感じはありませんね。
淡麗薄口のお酒でした。
たしかに味は薄めで深みがありませんでしたが、それでも酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や米のうまみ、それに酸味が薄めながらに働いていたことから、薄っぺらさは感じませんでした。
それに酸味料添加の表示がなかったとおり、添加されたようなクドさや画一的な味わいはしませんでした。
さらに糖添酒なのに、甘みがそれほど目立っておりませんでした。
お酒に通じていらっしゃる諸兄にとっては論外の味かもしれませんが、安酒に慣れている私といたしましては、こういう薄い風味の中にひととおりの味わいを一応残しているお酒にも、地元ではきっと存在意義があるのではないかと推察いたしましたよ。
それを探るためにも、手元にある富山のお酒を大事にいただいていきたいと思います。