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【お酒】1808.あさ開 本醸造 岩手ブルー〈岩〉 [03.岩手県の酒]

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株式会社 あさ開
岩手県盛岡市大慈寺町10番34号

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 14度
180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




あさ開さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
80.あさ開 アルミカップ アサビラキ
293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶2回目はこちら
409.あさ開 サケカップ(紙カップ)
412.あさ開 純米辛口 男の純米DRY
565.あさ開 本醸造 昭和旭蔵 300ml
731.あさ開 南部流寒造り 純米吟醸 180ml
1804.あさ開 純米酒 Proto type M 300ml
1806.あさ開 本醸造 岩手グリーン〈手〉

今日いただくこのお酒は、「岩手の「岩」をモチーフにしたデザイン」(蔵元さんのWebsiteより)の瓶に詰められておりました。
右側の小さな“手”と合わせて、“岩手”なのでしょうか?
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岩手グリーン〈手〉と同じ本醸造でしたが、こちらはアルコール度数が14度とやや低めの設定でした。
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しかもこちらは冷用なのだとか。
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本醸造ですが冷用とのことで、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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一口含むと、フレッシュな風味が少しあることがわかります。

うまみは淡めです。
やわらかいうまみをほんのりと感じるとともに、水あめのような風味もかすかに感じます。
苦みがあって、弱めですが鋭さがあることがわかります。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはよく、スッと引いて行きます。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めで、鋭さをわずかに感じます。
スースー感はありませんが、ピリピリ感はかすかながらにわかります。

甘みは、これはちょっとだけはっきりでしょうか?
たしかに弱めですが、それでも幅をはっきりと感じます。


淡麗ちょい爽快でちょい苦旨口のおいしいお酒でした。
フレッシュさがありましたが、しつこさは皆無でした。
淡めでしたが、それでもやわらかいうまみがほんのりと効いていてけっしてペラペラではありませんでした。
それを弱めの苦みとかすかなピリとがいい感じに引き締めておりました。
甘みは前には出てこずに、お酒の味を和らげているようでした。

これ、淡麗の冷用酒にしてはなかなかいけるのではないでしょうか。


実はワタクシ、盛岡でとあるお店を訪問し、このお酒を燗にしていただいていたのでした。

冷用とは知らずに燗でいただいて、「どえりゃあことさわやかだがね!」って思ったのですが、燗でも嫌味なくおいしくいただくことができましたとさ。

【お酒】1806.あさ開 本醸造 岩手グリーン〈手〉 [03.岩手県の酒]

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株式会社 あさ開
岩手県盛岡市大慈寺町10番34号

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15度以上16度未満
180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




あさ開さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
80.あさ開 アルミカップ アサビラキ
293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶2回目はこちら
409.あさ開 サケカップ(紙カップ)
412.あさ開 純米辛口 男の純米DRY
565.あさ開 本醸造 昭和旭蔵 300ml
731.あさ開 南部流寒造り 純米吟醸 180ml
1804.あさ開 純米酒 Proto type M 300ml

今日いただくこのお酒は、本醸造の一合瓶でした。
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蔵元さんのWebsiteによれば、「岩手の「手」と朝日をイメージしたデザインです。」とのこと。
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こちらは“あさびらき こぎ出てくれば 武庫の浦の・・・、”を取り入れた“手”でしょうか。
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日向燗から熱燗まで温めると美味しさが増します。」とのことでしたので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめでしょう。
最初に酒臭さ(ほめ言葉です)がじんわりと来ます。
米のうまみが続くようですが、広がらずズッシリと感じます。
苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
キレはとてもよく、スッと引いていきます。

酸味はややひかえめかな。
すっぱさは弱めで、鋭さも感じません、
スースー感は少しはっきりで、それにちょいピリです。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


やや濃醇でちょい苦ちょいスーちょいピリスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
キレがよくて後味がスッキリしておりましたが、それでもうまみがしっかりで飲み応えがありました。
ちょい苦ちょいスーちょいピリでしたが、それもけっして味のバランスを崩すことなくいい感じに引き締めておりました。

けっして飲みやすくはないものの、おいしいお酒でした。
これはきっと、フライに合うと思いますよ。
とんかつとか、アジフライとか、カキフライとか。

あーあ、用意しておけばよかった。

【お酒】1805.世嬉の一 純米大吟醸酒 カップ [03.岩手県の酒]

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世嬉の一酒造株式会社A
一関市田村町5番42号

原材料名
米(国産)
米麹(国産米)
内容量 180ml 詰
アルコール分
15.0度以上
16.0度未満
精米歩合 40%
(以上、ラベルより転記)




手元にあった世嬉の一酒造さんのお酒も、これで最後。
今日までに、以下のものをいただきました。
1789.世嬉の一 本醸造 300ml
1801.世嬉の一 純米酒 カップ
1803.世嬉の一 純米吟醸酒 カップ

今日いただくこのお酒は、満を持しての純米大吟醸でした。
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精米歩合40%と高精白だからでしょうか?
一合詰のカップ酒なのに、お値段はなんと1,000円(税別)でしたよ。
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純米大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色はかすかに金色でしたが、透き通った感じはしませんでした。
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上立ち香はごくかすか。
鼻を近づけてよく嗅がないとわからないフルーティーさです。
含んでも、ほとんどわからない程度です。

うまみは濃いめです。
米のうまみがしっかりしていて、厚みを感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)もわずかに感じます。
渋みが少しあって、やや弱めですが鋭さを少し感じます。
熟成感は感じません。
キレはよく、スッと引いて行きます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少し感じます。
酸味自体に深みも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょうか。
べとついた感じはないものの、甘みに幅を感じます。


濃醇ちょい渋ちょいすっぱちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。
純米酒や純米吟醸酒とちがって熟成感がなく、米のうまみそのものをしっかりと感じました。
それをちょい渋とちょいすっぱとがいい感じに引き締めて、さらに甘みがやわらかさをもたらしているようでした。

これはあくまでも私の感想ですが、これまでにいただいた世嬉の一シリーズでは、これが一番うまいんじゃないの?
けっしてお安くはないお値段でしたが、この味わいであればさもありなんといったところでしょうか。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

あたしゃね、暑くなってくると、きゅうりをたべたくなるのですよ。

今日はちくわと共に、中華風の和え物にしてみましたよ。
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まいう~!
でも純米大吟醸と合わせたつまみがこんな粗末なものでは、お酒に失礼かも。
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【お酒】1804.あさ開 純米酒 Proto type M 300ml [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社あさ開
岩手県盛岡市大慈寺町10番34号

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)

酒造年度 30BY
精米歩合 65%
アルコール分 15度
日本酒度 +1.0
アミノ酸度 1.70
酸度 2.87
(以上、ラベルより転記)




あさ開の初代・村井源三は、藩制時代南部藩に仕えた士族で、幕末の戊辰戦争では長蛇隊長として活躍したほどの武将であった。しかし、明治維新とともに武士を廃業、明治四年、ここ大慈寺町で造り酒屋を始めた。
創業当時の屋号は「村井源三酒店」。その後戦時下の企業合同を経て、昭和三十年に「阿さ酒造」、六十二年から「あさ開」となった。
『あさ開』という名前は、万葉の和歌に由来する
 あさびらき
 こぎ出て来れば 武庫の浦の
 汐干の潟に 田鶴が声すも
   (万葉集 巻十五より)
「あさびらき」は「こぎ出る」にかかる枕詞。明治維新で武士を廃業し酒造りを始めた初代・村井源三が、新しい時代の幕開けとともに再出発する心意気を込めて命名したという。」(以上、(※1))
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(あさ開 サケカップより)

という、あさ開さん。
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これまでに、以下のお酒をいただいております。
80.あさ開 アルミカップ アサビラキ
293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶2回目はこちら
409.あさ開 サケカップ(紙カップ)
412.あさ開 純米辛口 男の純米DRY
565.あさ開 本醸造 昭和旭蔵 300ml
731.あさ開 南部流寒造り 純米吟醸 180ml


今日いただくこのお酒は、純米酒でした。
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お酒というよりも、薬品でも入っていそうなラベルのこの瓶。
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なんでも、肉に合わせるために酸を高めたお酒なんだってさ。
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ネタが切れたところで、いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、茶色そのものでした。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりました。

最初に酸味を感じました。
すっぱさが強めで、鋭さを感じます。
酸味の深みも少しだけ感じます。
スースー感もちょっとだけありますが、ピリピリ感はありません。

うまみは濃いめです。
熟成感が最初に来て、枯れているものの粗さや角は感じません。
米のうまみや酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)はわずかに感じる程度ですが、もしかしたら酸味に負けているのかもしれません。
渋みが少しあって、鋭さを少し感じます。
キレはよく、スッと引いていきますよ。

甘みはややはっきりかな?
存在はわかりますが、これも酸味に負けているようです。


濃醇枯すっぱちょい渋スッキリ旨口のお酒でした。
なかなかのすっぱめで、しかも枯れておりました。
それぞれ際立っておりましたが、粗さは感じませんでした。
渋みが少しありましたが、それもいい感じに味を引き締めておりました。
甘みは存在はわかりましたが、前には出てこない感じでした。
それでいてキレはよく、後味はスッキリしておりましたよ。

これは合わせる食べ物を選ぶお酒ではないでしょうか。
浅漬けやサラダ、白身魚の刺身なんかでは、到底太刀打ちできないことでしょう。
合わせるならばしっかりした味の食べ物、もちろん肉は合うことでしょう。
それ以外は、魚であれば佃煮や味がしっかり滲みた煮魚、野菜であれば奈良漬とか、しっかりと味を付けたきんぴらといったところでしょうか。

それ故に、一概に“おいしい”とは言い難いところでしょう。




ラベルで指摘されていたとおり、もちろん肉と合わせましたよ。

買ってきたのは、豚ロース肉。
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塩コショウを軽く振り、小麦粉をつけておきます。
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合わせた野菜は、玉ねぎ。
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それにしょうが。
みじん切りにしました。
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これらをしょうゆとみりんとで炒めて、豚肉のしょうが焼の完成です。
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しょうがをおろさずにみじん切りにしたことで、歯でそれを噛むごとにしょうがの風味が口の中に広がったのでした。
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ああ、たしかに合う!
豚肉の脂を酸味の効いたお酒がサッと流してくれましたよ。
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


今日も遊んでくれてありがとうね。
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(友情出演)

(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.20-21(1998.10 岩手日報出版部)

【お酒】1803.世嬉の一 純米吟醸酒 カップ [03.岩手県の酒]

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世嬉の一酒造株式会社A
一関市田村町5番42号

原材料名
米(国産)
米麹(国産米)
内容量 180ml 詰
アルコール分
15.0度以上
16.0度未満
精米歩合 50%
(以上、ラベルより転記)




世嬉の一酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1789.世嬉の一 本醸造 300ml
1801.世嬉の一 純米酒 カップ

今日いただくこのお酒は、精米歩合50%なのに大吟醸を名乗らない、奥ゆかしい純米吟醸酒でした。
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純米吟醸酒ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色でした。
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上立ち香はないですね。
含むと、花っぽさをごくかすかに感じます。

うまみはどちらかというとやや濃いめでしょうか。
純米酒と同様に最初に熟成感が来ますが、角がなくて穏やかです。
米のうまみもありますが、広がらず、かつ舌の上をピンと突いてくる感じがします。
酒臭さはほとんど感じません。
それに苦みや雑味はまったく感じません。
キレはとてもよく、スッと引いて行きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感も感じません。

甘みはややひかえめでしょうか。
べとつかず、かなりさらっとした甘みをかすかに感じます。


ちょい濃醇でちょい枯ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
味の基本は熟成感でしたが、角がなくて穏やかでした。
それでいて米のうまみもあったことから、けっしてペラペラではありませんでした。
さらに酸味が味を引き締めており、しかもキレがよくて後味はすっきりしておりました

なかなかおいしいのではないでしょうか。
ちょい枯なのに雑味がないところが、「吟味して製造した清酒」(※1)たる所以でしょうか?



ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみましたよ。
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ああ、
こりゃダメだ!

スースー感が満載、かなり際立ってしまいました。
それに渋みが出てきて、強くはないものの角がありますね。
そのためか、うまみは相対的に引いたように感じました。


これは冷やしてこそおいしくいただけるお酒でしょう。
お酒ならばなんでもかんでも燗にすればよいというわけではないことを、このお酒は教えてくれているようでした。
でもね、燗に向くか向かないかは、実際にやってみないとわからないことですけれどね。


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1



★☆★☆★☆★☆★☆★☆

今日さ、イヤなことがあったのでした。

帰宅して郵便受の中を見たら、団地の管理事務所から手紙が入っていたのです。
中身を見たら、どうやら私が夜中に奇声をあげていてうるさいという苦情が来ているとのことでした。

たしかに思い当たることはあるのです。
新型コロナウィルス対策の名目で、連休前の2週間は勤務が隔日となっておりました。
ですが仕事の量はけっして半分になったわけではなく、一日で2日分の量をこなさなければいけなくなっていたたのです。

しかも雇用主ときたら、こっちの都合や段取りなどお構いなしで、あれやれこれやれと次から次へと命令してくる始末。
そんな状況だからミスが出て、しかもそれを私一人のせいにするような言い方で指摘しやがるの。

だから帰宅してもイヤなことが思い出されて、“おのれ!”とか“チクショウ!”とか言った言葉が自然と口から出てしまっていたのでした。
それに、かつて受けたひどい仕打ちが夢の中に思い起こされてきて、それが原因でうなされている自分の声で夜中に急に目が覚めることもあったっけ。
さらには“〇-〇○~〇!(野良猫の名前)”を自然と叫んだりすることもあったりなんかしちゃったりして。

これはもう、完全にビョーキですわ。
自分でもおかしいと思いますもん。

もしかしたら、出かけられないことでストレスが溜まってしまっているのかも。
だって、私にとって旅は、だれにも命令や指図をされることなく、自分の判断と責任とで実行できて、自分が人格的自律の存在であることを確認できる唯一の手段なのですから。
それができず、行動予測可能性のない状況下で働かされていることで、心に異常をきたしてしまったのでしょう。

あたしゃ定期的に精神科に通院しているのですが、明日、その先生にこのことを相談してみようと思います。
その後で、管理事務所へ立ち寄って、謝ってくることにいたします。
原因がどうであれ、悪いのは私ですから。

あーあ、
オイラにとってこの世の中は、生きづらいところだぜ。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

夕日を浴びる野良猫。
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今日も待っていてくれてありがとう。
待っていてくれるだけで、どれだけ癒されることか。

【お酒】1802.堀の井 本醸造 生貯蔵酒 300ml [03.岩手県の酒]

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高橋酒造店 高橋良司
岩手県紫波郡紫波町片寄字堀米36

アルコール分 15.0度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合 60%
内容量 300ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




おまえ!

昨日の記事で
“ときどき更新を休みます”
って言っていたばかりじゃないか!




なーんて、
野暮なことは、言・わ・な・い・の[黒ハート][ハートたち(複数ハート)]


だってさ、
連休は、今日でおしまいじゃないですか。

また明日からは、
だれにも迷惑をかけずに生きていくために、時間と魂とを資本家に切り売りして生活していかなきゃいけないわけじゃないですか。


だったら、
連休最後のこの日に、おいしいお酒を飲み、おいしいものを食べておきたいじゃあ~りませんか!

ということで、今日はこのお酒をいただこうと決めた次第でございました。



高橋酒造店さんのお酒は、かつて堀の井の普通酒カップをいただいております。

今日いただくこのお酒は、本醸造生貯蔵酒でした。
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生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香はないですね。
一口含むと、フレッシュな風味がはっきりしていることがわかります。

うまみはやや濃いめでしょうか。
米のうまみに厚みを感じますよ。
苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで鋭さも感じませんが、その存在は弱めなりにわかります。
スースー感はすこしはっきりしていて、それにちょいピリかな。

甘みはややはっきりでしょう。
厚みを感じる甘みですが、前には出てこないみたいです。


やや濃醇で爽快ちょいスーちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
米のうまみがけっこうしっかりしていて、飲み応えがありました。
一方で苦みやスースー感があり、それにちょいピリも目立ちましたが、それもまた味のうちのように感じました。
フレッシュな風味も強めでしたが、しっかりした味わいと釣り合っているようでした。




そのお酒に合わせた今日のエサはこちら。

毎度のことながら、冷蔵庫の残り物。
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それに、打豆
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煮物にいたしました。
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それともう一品。
豚ロース肉の薄切りと、れんこん。
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ごま酢炒めにいたしました。
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ごまが香ばしく、かつ酢の風味がさわやかでまいう~♪
堀の井のちょい苦ちょいスーちょいピリと合うぜよ!
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堀の井は、あっちゅう間ございましたとさ。
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あーあ、

明日からは、また苦役の日々を過ごすのか・・・・。

【お酒】1801.世嬉の一 純米酒 カップ [03.岩手県の酒]

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世嬉の一酒造株式会社A
一関市田村町5番42号

原材料名
米(国産)
米麹(国産米)
内容量 180ml詰
アルコール分 14.0度以上15.0度未満
精米歩合 60%
(以上、ラベルより転記)




世嬉の一酒造さんのお酒は、これまでに1789.世嬉の一 本醸造 300mlをいただいております。

今日いただくこのお酒は、純米酒です。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
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上立ち香・含み香はないですね。

うまみはやや濃いめでしょう。
最初に熟成感が来ますが、穏やかで角がありません。
酒臭さ(ほめ言葉です)もじんわりと感じます。
米のうまみが弱めですが、厚みがあることがわかります。
苦みが少しあるようですが、弱めかつ軽めです。
キレはよく、スッと引いて行きます。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めで、鋭さを少し感じます。
スースー感は少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとついた感じはまったくなく、さらっとしておりますが、甘み自体に幅を感じます。


やや濃醇でちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
しっかりしているのに、味わいに角や粗さを感じませんでした。
しかもキレがよく、後味がスッキリしておりました。
また甘みがほんのりと効いていて、コクを添えているようでした。
ちょいスーでしたが、それは私の好むところでした。

これ、うまいね!
本醸造よりもしっかりしているのに、キレのよさは同じくらいでしたよ。
400円(税別)とけっしてお安くはないお値段でしたけれど、この味わいでしたら大満足でしょう。

【お酒】1789.世嬉の一 本醸造 300ml [03.岩手県の酒]

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世嬉の一酒造株式会社A
岩手県一関市田村町5番42号

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
正300ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)





『世嬉(せき)の一(いち)』という名前は、明治天皇の弟君・閑院の宮様に由来する。宮様のお宿を承ったとき、「世の中の人々が喜ぶようなよい酒を造りなさい」と命名されたといわれる。(※1)という世嬉の一酒造さん(岩手県一関市)。
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大正七年に創業した世嬉の一酒造さんは「その後戦時下の統制により、一時は企業合同したものの、昭和三十二年には独立。三代目の晄僖さんが社長に就任した五十七年からは共同醸造にし、現在に至っている。」(※2)とありました。
蔵元さんから伺ったお話では奥州市前沢で共同醸造しているとのことでしたので、岩手銘醸さん(岩手誉)との共同醸造なのでしょうか?
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その後、一関市にある蔵は“酒の民俗博物館”として公開されていたそうですが、1995年(平成7年)からは「いわて蔵ビール」なるクラフトビール(地ビール)の製造工場として使用されることになったのだとか。

しかもこの「いわて蔵ビールが生み出すビールは、国内のみならず多くの国際大会で輝かしい賞を受賞し、高い評価を獲得している。」(※3)とのこと。

一例を紹介すると、「福香は、樹齢360年を数えてなお咲き続ける岩手県民自慢の名花、石割桜から採取した酵母で醸造した、貴重なビールだ。」(※4)とあるとおり野生酵母を用いたビールを醸造し、しかもその野生酵母を使用した「自然発酵ビールを手がけるビール会社はほとんど存在せず、世界的にもベルギー以外の国ではほぼつくられていないのだという。」(※5)そうです。

また「ホップの代わりに、一関産の山椒の実を使用して醸造した「ジャパニーズハーブエール山椒」や、三陸広田湾産の牡蠣の身と殻を使って醸造した濃厚な黒ビール「三陸牡蠣のスタウト」などのオリジナルビールを開発。これらのビールは、ビールの世界大会で賞を獲得し国際的な評価をも高い。」(※5)とのことでした。


そんなクラフトビールに注力なさっている世嬉の一酒造さんですが、今日いただくのはビールではなくて共同醸造で造られているという清酒“世嬉の一”。
はたしてどのような味わいなのでしょうか?

本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがふわっと漂ってまいりました。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)が最初に来て、厚みと共に香ばしさを感じます。
米のうまみもじんわりと感じます。
苦みや雑味はなく、キレはよいですね。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めで、鋭さもほとんど感じません。
でもけっこうなスースーで、それにちょいピリです。

甘みはややはっきりかな。
べとつかないさらっとした甘みをわずかに感じますが、甘み自体に幅があることがわかります。


スースーちょいピリスッキリ旨ちょい甘口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)が味の主軸でしょうけれど、角や雑味は感じませんでした。
それでいてキレがよく、けっこうなスースーでした。
このスースーがなければ、きっとやや濃いめに感じたのかもしれません。

こういう酒臭くてスースーなお酒、私としては好みの味です。
飲み応えがあるのにスッとキレて、しかも食べ物の臭みや脂っぽさをサッと流してくれますから。
おいしい食中酒でございましたとさ。



その世嬉の一に合わせた今日のエサはこちら。

油揚げと九条ねぎ。
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双方とも刻みます。
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さらには冷蔵庫の残り物野菜(にんじんとしいたけ)も刻んじゃいます。
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全てをだしと淡口しょうゆとで煮て、きつね丼の上だけ(残り物野菜入り)。
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そしてもう一品は、さんまざく(さんざく?)。
うざく(うなぎの蒲焼とキュウリとの酢の物)を食べたかったのですが、懐具合を勘案してさんまの蒲焼缶で代用したのでした。
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ごちそうさまでした。
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今日はずっとおねむだったダンナ。
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右前足の親指の爪だけを立てているのは、私に対する威嚇のため?
それとも高島忠夫(イェーイ)?
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どうやら高島忠夫のほうでした。
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(友情出演)


(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.77(1998.10 岩手日報社出版部)
(※2)(※1)p.76
(※3)牧内伸英『発酵に学ぶ(其の五)ビール 世嬉の一酒造のクラフトビールブランド「いわて蔵ビール」』p.36(産直コペル 2017年5月号 p.36-39)
(※4)(※3)p.37
(※5)(※3)p.38

【お酒】1437.南部美人 上撰 お燗瓶 [03.岩手県の酒]

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株式会社南部美人
岩手県二戸市福岡字上町13

アルコール分 15.0度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




南部美人さんのお酒は、かつて南部美人の上撰カップをいただいております。
今日いただくこのお燗瓶も上撰の普通酒ですから、中身はおそらく上撰カップと同じでしょう。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが穏やかに効いています。
熟成感もかすかに感じます。
また、かなり弱めではあるものの、苦みの存在もわかります。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
酸っぱさが少し強めで、鋭さも少し感じます。
でも、酸味自体に深みがありますね。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、弱めでかなりさらっとしています。


穏やかな酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)とともに酸味の深みを感じる、やや濃醇で深旨やや辛口のおいしいお酒でした。
うまみが穏やかで、じんわりと広がるようでした。
また酸味の深みが程よくて、いい感じに効いておりました。
それでいてキレがよく、後味がスッキリしておりましたよ。

普通酒にしては、なかなかいけるのではないでしょうか。

【お酒】1052.関山 上撰 カップ [03.岩手県の酒]

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両磐酒造株式会社
岩手県一関市末広一丁目8-23

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、フタより転記)




両磐酒造さんのお酒は、これまでに関山の金印カップと、関山の上撰紙カップ、そして関山の生酒本醸造しぼりたてアルミ缶をいただいております。
今日いただくこのお酒は上撰の小印がつけられたカップ酒ですので、おそらく中身は上撰紙カップと同じお酒でしょう。
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お酒の色は、やはりかすかに着いていることがわかる程度でした。
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ああ、やっぱり。
しっかりしていて、軽い苦みとちょいピリとが味を引き締める、ちょい苦ちょいピリ旨口のお酒でした。
詳しくは、関山の上撰紙カップの記事をご参照ください。


ああそうさ!
今日は手抜きの誹りを甘んじて受けますともさ!!
旅好きの諸兄には、明日から始まるシーズンに備えて今日は早く寝なけりゃならないことくらい、容易におわかりいただけるこでしょうよ!!!
あ~酒臭かった!(35) 
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