《焼酎》195.常徳屋 カップ [9944.大分県の焼酎]
製造元 有限会社常徳屋酒造場
大分県宇佐市四日市1205の2
本格焼酎
原材料 ハダカ麦・ハダカ麦麹
アルコール分 十六度以上十七度未満
容量 一八〇ミリリットル
(以上、ラベルより転記)
今日は、常徳屋酒造場さんの“大分本格むぎ焼酎”をいただきます。
16度台の前割り麦焼酎。
原材料は“ハダカ麦”だってさ。
“ハダカ麦”については、文献に以下の記述がありました。
「大分の麦焼酎の原料は二条大麦が大半だが、『常徳屋酒造場』が醸すこの焼酎は地元・宇佐産100%の六条大麦(通称・裸麦)。」(※1)
「オオムギの主要な一変種。果実と穎(えい)とが離れやすいのでこの名があり、離れにくいものは皮麦(かわむぎ)と呼ぶ。西日本に多く栽培する。」(※2)
しかもこの焼酎、常圧蒸留なんだってさ。
どうやら常徳屋酒造店さんは、昔ながらの常圧蒸留にこだわっていらっしゃるみたいですね。
きれいでクリアな風味が売りの大分麦焼酎にあっては、異色の存在ではないでしょうか?
「 毎日の晩酌にはスッキリした飲み口の焼酎が向くと言われているが、四代目の求める味は「飲みごたえ」。そのため、蒸留方法は一般的な減圧蒸留ではなく、原料(麦)の香りを引き出す「常圧蒸留」を。その上で、「飲みやすさ」を引き出すために小粒で雑味成分が少ない六条大麦をさらに削り、個性を出しつつもスッキリと飲みやすい焼酎に仕上げた。」(※3)
なかなか面白そうじゃあ~りませんか!
それではいただいてみましょう。
前割りですからね、薄めずにこのまま燗にしましたよ。
常圧蒸留特有の焦げ臭さはかなり穏やかです。
一方で、麦の風味が満載で、厚みすら感じます。
甘みもほんのりと感じますよ。
ピリピリ感はなく、スースー感はかすかです。
これ、ものすごくうまいね!
麦の風味がしっかりしていて、「これぞ麦焼酎!」って感じでしたよ。
それに飲み応えバッチリなのに、角がなくてとても穏やかでした。
これはぜひとも、25度のやつを入手してロックで試してみたいところですよ。
あ~あ♪
また大分県へ行く口実ができちゃったじゃないか!
(※1)『九州十色シリーズ 大分の酒蔵』p.19(2005.2 おおいたインフォメーションハウス)
(※2)広辞苑 第五版 電子辞書
(※3)(※1)p.19-20
私の今日の晩酌は「ひでよし生酒」です(^-^)
by kou (2021-09-17 16:42)
kouさん、秀よし、なつかしいな。
もしかしてひょうたん型の瓶のやつでしょうか?
by skekhtehuacso (2021-09-17 21:16)
ひょうたん型ではない720mlの瓶タイプです。夏季限定品ですが、半分冷蔵庫で寝てました(^^;
by kou (2021-09-18 16:55)
kouさん、冷蔵庫熟成も、これまたおもしろそうじゃあ~りませんか。
by skekhtehuacso (2021-09-18 18:50)