【お酒】1957.吉野山 上撰 300ml [26.京都府の酒]
吉岡酒造場(吉岡直敏)醸
京都府京丹後市弥栄町溝谷1139
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
上撰の小印が付された普通酒。
吉岡酒造場さんのお酒について、とある旅行ガイドでは以下のように紹介されておりましたよ。
「無口でシャイな杜氏が作る、無骨な酒。霊峰、金剛童子山からの湧き水を使う。寡黙で昭和な酒は、丹後の地酒の源流ともいえる。昔から丹後のおっちゃんが飲んできた味。当然、丹後の郷土料理、味噌や醤油の濃い料理によく合う。しっかりした酒質はボタン鍋の味噌や脂にも負けない。」(※1)
はたして本当に“無骨な酒”・“しっかりした酒質”なのでしょうか。
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
香りはないですね。
うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みがあって、舌の上にどっしりと乗っかって来ますよ。
酒臭さ(ほめ言葉です)もあって、弱めですが穏やかに効いています。
軽い苦みが少しあって、これも弱めですが鋭さを感じます。
キレはよく、スッと引きますよ。
酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
でも、酸味自体に深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みははっきりでしょう。
幅をしっかりと感じますが、べとついてはおらずさらりとしています。
濃醇ちょい苦ちょい深ちょいスースッキリ旨甘口のおいしいお酒でした。
米のうまみがどっしりで、酒臭さがそれを引き立てているみたいでした。
さらに酸味の深みも少しあって、飲み応えをかなり感じました。
それに甘さに幅があって、コクをしっかりと添えているようでした。
それでいてキレがよく、しつこさはまったく感じませんでした。
これさ、かなりうまいんじゃないの!
こういう味わいのお酒、大好き!!
そのしっかりしているのにスッキリしているおいしいお酒に合わせた今日のエサはこちら。
酢の物を食べたかったので。
きゅうりとちくわのごま酢和え。
新じゃが。
旬のものですからね、可能な限り何度でもいただきますよ。
今日も煮物にいたしました。
弱火で30分ほどかけてじっくりと煮たことで、ねっとりとした食感に仕上がってまいう~でした。
ごちそうさまでした。
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“汚”の上で寝る汚猫の・・・、
じゃなかった黒猫のダンナ。
その黒猫のダンナに、汚ならしい独身中年オヤジは今日も遊んでいただいたのでした。
(友情出演)
(※1)丹後本政策委員会編集発行『ひ・み・つ の丹後本』p.41(2018.07第2刷 株式会社グラフィック)