【お酒】1944.寿恵広老松 カップ [28.兵庫県の酒]
製造者 宍粟 老松酒造有限会社
兵庫県宍粟市山崎町山崎12
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール、糖類
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
明和五年(西暦1768年)創業という老松酒造さん。
「当時の屋号は「北門屋」で山崎藩御用酒屋だった。現在の「老松酒造」に改称したのは昭和20年代。」(※1)
「周囲が山に囲まれた盆地。1万石の城下町山崎は、山から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれている。その立地条件のよさを生かして酒造り歴37年の丹波杜氏尾崎晶さん(72)は伝統の味をしっかりと守り続けてきた。」(※2)のだとか。
そんな老松酒造さんですが、今日いただくこのカップ酒は糖類添加の三増酒でした。
ただし、酸味料の表示はありませんでした。
このお酒は、蔵に併設されていた自動販売機で入手したものでした。
でもね、蔵の近くにあったスーパーで販売されていた同じものには、ゴム印らしきもので“酸味料”の文字が押されていたのでした。
今日いただくこのお酒はスーパーで販売されていたものとは別物で、本当に酸味料は使用されていないのでしょうか?
それとも同じものだけれども、酸味料を表示をし忘れたまま販売されたものなのでしょうか?
それを確かめるべく、舌に全神経を集中していただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
ははぁーん!
枯れた感じが少しありますが、角はないですね。
渋みが来ます。鋭くはないものの重さを少し感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)も一応感じますが、それとともに醸されたものとはちがう画一的な風味も少し感じますよ。
キレはとてもよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロでね。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょう。
クドさはないものの、少しべとつくみたいです。
やや濃醇でちょい枯ちょい渋スッキリやや甘口のお酒でした。
これはあくまでも私の感想ですが、画一的な風味を感じたということは、酸味料が使用されているんじゃないの?
その画一的な風味と共に、枯れていて渋みを感じるものの、キレがよいためかしつこさは感じませんでした。
透明感を少し感じたことから察するに、このキレのよさはおそらくアル添の効果でしょう。
おいしいかどうかは、好みの分かれるところだと思います。
(と言って、お茶を濁しておきましょう。)
昼休みに、とある酒ブログを読んでいたワタクシ。
そこで冷奴が紹介されていたことで、午後からのワタクシの頭の中は冷奴で晩酌することばかりで、仕事にはまったく集中できなかったのでした。
(集中して仕事をしたことなんかないくせに。)
(※1)神戸新聞総合出版センター編『播磨の地酒 こだわりの酒蔵めぐり』p.80(2010.10 神戸新聞合出版センター)
(※2)(※1)p.82
★☆ 予告 ★☆
先週末は、出かけておりました。
青春18きっぷを使って普通列車だけを乗り継いて出かけたのに、
あるところでは、桜が満開だったり、
またあるところでは、散り始めだったり、
それどころか、まだつぼみのままのところもありましたよ。
おいしいものをたくさんいただいたり、
もちろん、おいしいお酒もいっぱいいただきましたとさ。
その顛末は、今週末に報告させていただきます。