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【お酒】1953.八重墻 褒紋 本醸造 180ml [28.兵庫県の酒]

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製造者 ヤヱガキ酒造株式会社
兵庫県姫路市林田町六九谷681

アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 70%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




藤原鎌足第三十三代目の子孫・長谷川栄雅氏が、1666年に酒屋と材木商と開いたのが始まりとされています。」(※1)というヤヱガキ酒造さん。
そのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
489.八重垣 本醸造 180ml
512.八重垣 純米酒 姫路城本丸 300ml

今日いただくこのお酒もかつていただいたものと同じ本醸造ですが、ラベルが変わっていたことと、“垣”の字が“墻”に変わっていたこと(近年になって、もともと使用していた墻の字に戻したのだとか)、そして“褒紋”の小印が付されていたことから、別カウントとさせていただきました。
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それでも、品質表示は同じでした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りとともに、枯れた感じの香りも少し立ってまいりました。

うまみはやや濃いめでしょう。
やわらかいうまみに厚みを感じます。
枯れた感じも少しありますが、粗さや角がなくて穏やかです。
軽い渋みを少し感じます。
キレはとてもよく、スッと引いて行きます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが少し強めで、鋭さを少し感じます。
それよりも、けっこうなスースーです。
でもピリピリ感はないですね。

甘みはひかえめです。
存在はわかるものの、かなり弱めです。


やや濃醇でちょい枯ちょい渋ちょいすっぱスースースッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
クセがなくてやわらかいうまみに厚みを感じました。
また枯れ具合と渋み、酸味もいい感じに効いておりました。
スースーは気になるかもしれませんが、私としては好むところでした。
しかもキレがよく、スッキリしておりました。

食事と合う、おいしいお酒でした。
特に油っぽいものとはばっちりでしょう。


私はいつもの具だくさん味噌汁とともに、
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スーパーで買ってきたアジフライとから揚げを合わせましたが、
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いずれもバッチリでしたとさ。


(※1)白井操『兵庫の酒がつなぐ30の物語-その土地に、米と人あり-』p.62(2019.4 NHK出版)