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【お酒】1868.純米にごり酒 やまのひかり カップ [21.岐阜県の酒]

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製造者:株式会社平田酒造場
岐阜県高山市上二之町43番地

180ml詰
アルコール分/16.0度
原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合/70%
(以上、表のラベルより転記)




おとといいただいた1866.雲上 山の光 カップ、そして昨日いただいた1867.原酒 蔵酒 やまのひかり カップに引きつづき、今日も平田酒造場さんのカップ酒をいただきます。
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三個セットで販売されていたものの最後は、純米にごり酒なんだってさ。
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裏にも品質表示がありましたが、こちらには精米歩合は表示されておりませんでした。
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滓の量は、およそ6割でしょうか。
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にごり酒ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し象牙色がかっておりました。
それに見た目にとろみを感じました。
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とろみしっかりだね。
滓のざらつきもわずかながらに感じます。

うまみはもちろん濃いめです。
米のうまみどっしりと共に、熟成感と酒臭さ(ほめ言葉です)とも少し感じます。
苦みがあって、弱めながらに鋭さを感じます。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさが少し強めで少し鋭く、かつ深みも少しありますね。
スースー感はかすかで、ピリピリ感はありません。

甘みは意外にもひかえめ!
ほとんど感じないくらいですぞ。


濃醇ちょい苦ちょい深旨辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみに熟成感と酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)、それに酸味の深みとが相俟って、どっしりとした味わいでした。
ですが意外にも辛口で、べとつきや甘ったるさがなくて飲みやすく感じました。

これはかなりうまいぜよ!
食事と合う、おいしいにごり酒でした。



ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみましたよ。
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どうしてかな?
燗にすると、キリッと引き締まりましたよ!
これもうまいね!


これはあくまでも私の感想ですが、この味わいは久保本家酒造さん(奈良県宇陀市)の“生酛のどぶ”に似ていると思いましたとさ。

【お酒】1867.原酒 蔵酒 やまのひかり カップ [21.岐阜県の酒]

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製造者 株式会社平田酒造場
岐阜県高山市上二之町43番地

内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分 19%
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




昨日いただいた1866.雲上 山の光 カップに引きつづき、今日も平田酒造場さんのお酒をいただきます。

今日いただくこのお酒は、アルコール度数19%の原酒なんだってさ。
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普通酒でしょうけれど原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、淡めながらも金色でした。
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うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みがありますね。
熟成感と酒臭さとはかすかかな?
苦みがあって、弱めながらに鋭さを感じます。
アルコール香はあるものの、それほどでもないみたいです。
キレはよいものの、アル添酒にありがちな透明感はないですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは少し強めで少し鋭く、少し深みもあるみたいです。
アルコールの度数は高めであるものの、スースー感はそれほどでもないですよ。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりです。
べとついた感じはなくさらっとしているものの、幅を少し感じます。


濃醇ちょい苦旨やや甘口のおいしいお酒でした。
原酒ですが、アルコール香やスースー感はそれほどでもないみたいでした。
一方で米のうまみが豊かで、酸味の深みもちょっとあって、飲み応えバッチリでした。
やや甘めでしたが、ちょい苦がいい感じに引き締めているようでした。

これ、かなりうまいね!
恐れ入りました。



ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみましたよ。
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ああ!
これはアルコール香が立って、しかもスースーだわ。
それにえぐみが少しでるみたいです。

燗だと飲みにくさが出てしまいましたよ。
これはまちがいなく、冷やしていただくべきお酒でしょう!(キッパリ)

【お酒】1866.雲上 山の光 カップ [21.岐阜県の酒]

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製造者 株式会社平田酒造場
岐阜県高山市上二之町43番地

内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分 15%
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




今日は、高山の街中に蔵を置く平田酒造場さんのお酒をいただきます。
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銘柄は、“雲上 山の光”。
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“雲上”は小印のようですが、めずらしいね。
どうやら佳撰クラス(かつての級別制度下における二級酒相当)のようでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はかすかに黄色がかっていて、透き通っておりました。
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うまみはやや濃いめでしょう。
熟成感が最初に来ますが、角や粗さがなくて穏やかです。
米のうまみもじんわりと感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)もそれに続くみたいです。
苦みがありますが、かすかで鋭さはそれほど感じません。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさは少し強めで、少し鋭く、それでいて深みをわずかながらに感じます。
スースー感はすこしはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはちょいはっきりかな。
べとつかず、幅もそれほど感じないものの、その存在はよくわかります。


やや濃醇でちょい枯ちょいすっぱちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。
ちょっと枯れているものの、角や粗さはまったく感じませんでした。
でもうまみがしっかりで、けっしてペラペラではありませんでした。
酸味は適度で、いい感じに効いているようでした。
それでいてキレがよく、後味はスッキリしておりました。

これはうまいね。
しっかりした造りに、アル添がいい感じに効いているように思いましたよ。
“雲上”、いいんじゃないの!

【お酒】1762.美濃菊 純米吟醸 300ml [21.岐阜県の酒]

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玉泉堂酒造株式会社
岐阜県養老郡養老町高田八〇〇-三

アルコール分14度以上15度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合58%
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




孝行息子のために神様が滝の水を酒に変えたという伝説のある“養老の滝”。
その養老の滝のお膝元である岐阜県養老町に蔵を置く玉泉堂酒造さんのお酒は、かつて普通酒の美濃菊 180mlをいただいております。

今日いただくこのお酒は、純米吟醸です。
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純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも、かすかに香りを感じるか感じないかといった具合です。

うまみは淡めです。
米のうまみが広がらず幅もなく、舌の上にふんわりうっすらと乗っかる感じです。
苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
熟成感や酒臭さはありません。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがありますね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりかな。
これも弱めですが、弱めなりにわかります。


淡麗ちょい苦ちょいすっぱスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
かなり淡めで、キレがよくて後味がスッキリしておりました。
でも、淡めなりにうまみがわかったことから、物足りなさは感じませんでした。
苦みやすっぱさは弱めでしたが、うまみが淡めであったが故に目立ったのかもしれません。
甘みも然りでしょう。

香りが弱いので、食中酒としてもいけると思います。
スイスイと行けてしまい、あっちゅう間でございましたとさ。
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そのあっちゅう間に飲んでしまったお酒と合わせたエサはこちら。


焼かなすのごま酢和え。
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冷蔵庫の残り物の煮物。
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そして、出汁巻き卵。
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これらは、普段であればみな薄口(淡口)しょうゆで作っておりました。
でも今日は濃口しょうゆ、それも愛知県知多産のたまりしょうゆを使ってみましたよ。
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焼かなすのごま酢和えや煮物は、しょうゆの風味が効いていておいしくいただくことができました。

でも、出汁巻き卵は、しょうゆの風味がクドく感じてしまいました。
これは薄口(淡口)しょうゆを使ったほうがおいしかったかも。

もっとも、私が作る出汁巻き卵は出汁を多めに入れて弱火で焦げ目をつけずにふっくらと仕上げることから、風味がひかえめの薄口(淡口)しょうゆを使ったほうが出汁の風味を前に出すことができるのでしょう。
一方、濃口しょうゆを使うのであれば、むしろ出汁を少なめにして強火で焼き目をしっかりつけて香ばしさを出したほうがおいしいのかもしれません。

後者の卵焼きもおいしく作れるよう、料理の道を精進したいと思います。


ごちそうさまでした。
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【お酒】1754.決戦 関ケ原 本醸造 300ml [21.岐阜県の酒]

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三輪酒造株式会社
岐阜県大垣市南切石町1-45-1

アルコール分15度
精米歩合/65%
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




岐阜の水都・大垣に蔵を置く三輪酒造さんのお酒は、かつて1389.白川郷 純米 にごり酒 300mlをいただいております。
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今日いただくこのお酒は、“決戦 関ケ原”と銘打たれた本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみがあって、淡めながらに厚みを感じます。
苦みや雑味はなく、酒臭さや熟成感もありません。
キレはよく、スッと引いていきますよ。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさはやや弱めですが、それでも鋭さを感じます。
スースー感はないものの、ちょいピリです。

甘みはややはっきりしております。
べとつかず、かなりさらっとしておりますが、その存在はよくわかります。


やや淡麗でちょいすっぱちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
米のうまみそのもので、淡めながらにしっかりしておりました。
それでいて苦みや雑味はなく、酒臭さや熟成感もなくてきれいな味わいでした。
酸味は最初は弱めでしたが、冷めるにつれて目立ってくるようでした。
その酸味とちょいピリとが味わいを引き締め、甘みがコクを添えておりました。

上品な味わいのこのお酒。
あたかも伏見のそれの如くだと、あたしゃそう感じましたとさ。



その上品なお酒に合わせた粗末なエサ。

スティックセニョール。
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細長いブロッコリー?
葉っぱのない菜の花?
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切断!
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塩ゆで。
まずは茎のほうを1分。
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花のほうも投入して、さらに1分。
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熱いまま、サラダスピナーで水けを飛ばします。
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調味料はこちら。
仙台味噌は単体で使うと塩気が目立ちますが、みりんと合わせると深みが出てまろやかになるのでした。
(私の経験に基づく感想です。)
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茹でたスティックセニョールを熱いうちに調味料と合わせて、味をなじませます。
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できあがり。
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スティックセニョールの青みが仙台味噌の深みと合ってまいう~♪
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お次は豚もも肉。
本当は国産牛肉をと思ったのですが、懐具合を勘案した結果、半額以下だった国産豚肉へと変更したのでした。
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豚もも肉を半分に切って、塩コショウで下味をつけておきます。
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合わせた野菜はこちら。
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そして調味料。
コショウ以外は大さじ2ずつ使いました。
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まず肉を焼きます。
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火が通ったら野菜を投入し、
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油が回ったら調味料を全量投入して、
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できあがり。
見た目には、マズソ・・・。
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でも深みの中に酸味がいい感じに効いていてまいう~♪
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


雨はいやだね。
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(友情出演)

【お酒】1742.小左衛門 特別純米 信濃美山錦 180ml [21.岐阜県の酒]

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中島醸造株式会社
岐阜県瑞浪市土岐町7181-1

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
長野県産美山錦100%使用
精米歩合:55%
アルコール分・15.5%
180ml
(以上、ラベルより転記)




今日は、「岐阜県瑞浪で三百十余年、地元とともに歩み続けた、いわゆる地方の老舗蔵。」(※1)と紹介されていた中島醸造さんの“小左衛門”をいただきます。

その中島醸造さんのお酒造りについて、とある雑誌では以下のように紹介されておりました。
 「言ってしまえばフルボディ。とにかく味幅のある旨い酒を造ろうと、酸をしっかり出してきました」と話すのは、中島醸造・十四代目当主の中島小左衛門さんである。」(※1)
 その「小左衛門」を口に含むと、艶やかな甘味をまとった米の旨味が膨らんで押し味があり、酸の切れも心地いい。米は磨くが香りは抑え、くどさや雑味を感じさせない米の酒。これが酒好きを惹きつける。「小左衛門」の味の芯だが、実はそれは今も進化を続けている。」(※1)


今日いただくこの“小左衛門”は、長野県産の美山錦を使用した特別純米酒でした。
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はたして上記で紹介したような味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香は、ごくかすかに花っぽさを感じます。
含んでもそれほど広がらず、わずかに感じる程度です。

最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで鋭いものの、酸味自体に深みも少し感じます。
スースーはなく、ピリピリ感もありません。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみが広がらずに舌の上をピンと突くのは、美山錦らしいところですね。
熟成感はなく、苦みや雑味もまったく感じません。
それにキレもよいですね。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じませんよ。


酸味が爽やかに効いている、やや濃醇でちょいすっぱちょい深旨辛口のおいしいお酒でした。
たしかに酸味が効いておりましたが、深みも少しあっていい感じでした。
それに雑味ゼロで、米のうまみだけを抽出した味わいに仕上がっておりましたよ。
また辛口で、それがうまみや酸味の鋭さと相俟ってシャープな口当たりに感じました。

これはいけますね。
食中酒でしょうけれど、酒の味だけでも十分においしいと思いますよ。


ここで、燗にしてみましたよ。
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あ、酸味がより鋭く、かつより深くなるね。
うまみも鋭さが増してきましたよ。
でも、甘みがわずかに出て、それがコクを添えてくれました。

燗だと鋭さが増すものの、酸味の深みとわずかな甘味とで味わい深くなりましたよ。
これもかなりうまいな。


小左衛門、堪能させていただきました。
私としては、お酒の味を味わうならば冷やして、食中酒としては燗でいただきたいところでした。
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今日のエサ。

性懲りもなく菜の花。
今日は三杯酢で和えてみました。
酢の酸味と、菜の花の甘みとが合ってまいう~!
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鶏もも肉と野菜(大根、人参、椎茸、生姜)との煮物。
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ごちそうさまでした。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


野良猫。
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その顔。
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その腹。
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(友情出演)

今日もいっぱい遊んでいただきましたとさ。


(※1)dancyu 2014年3月号 p.125(『今も進化し続ける酒。「小左衛門」が、目指す次なる味とは?』p.124-125中 プレジデント社)

【お酒】1735.母情 上撰 お燗瓶 [21.岐阜県の酒]

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平野醸造合資会社
岐阜県郡上郡大和町徳永164番地

180ml詰
原材料名
米・米麹
醸造アルコール
糖類
(以上、瓶の印刷事項より転記)

アルコール分15.0度以上16.0度未満
(王冠より転記)




平野醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1688.母情 金印 奥美濃カップ
1689.母情 上撰 奥美濃カップ
1690.母情 にごり酒 原酒 白にごり 奥美濃カップ
1696.母情 上撰 300ml

今日いただくこのお燗瓶の中身も上撰でした。
これで3回目です。
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上撰でも糖添なのが母情。
米の表示がなく、住所の表記は平成の合併前のものでした。
きっと昔から、回収しては再使用し続けていた瓶なのでしょうね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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ああ、これは同じだ。

米のうまみも感じますが、画一的な風味も少しあるみたいです。
酸味はひかえめですが、スースー感を少し感じます。
甘みははっきりしているものの、べとつきはありません。

やや濃醇で旨やや甘口のお酒でした。

【お酒】1704.百春 カップ [21.岐阜県の酒]

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株式会社小坂酒造場
岐阜県美濃市相生町2267
(瓶の印刷事項より転記)

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16度未満
180ml詰
(以上、フタより転記)




“うだつの上がる町”として名高い美濃(岐阜県美濃市)。
今日はその美濃の街に蔵を置く小坂酒造場さんの“百春(ひゃくしゅん)”なるカップ酒をいただきます。
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その小坂酒造場さんのうだつは、屋根の形に合わせたきれいな弓型でしたよ。
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一方でこのカップ酒ですが、品質表示は汎用と思われるフタの表示を流用しておりました。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや濃いめかな。
酒臭さ(ほめ言葉です)がはっきりしていて、熟成感もややはっきり。
熟成感には角が少しだけあるかな。
苦みがあって、弱めですが重さをちょっとだけ感じます。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで、鋭さは感じません。
ただ、スースー感が少しはっきりしています。
それにちょいピリです。

甘みはややはっきりしています。
厚みを感じる甘みですが、べとついた感じはありません。


やや濃醇でちょい枯ちょい苦ちょいスーちょいピリやや甘口のお酒でした。
味わいの芯はけっこうしっかりしておりましたが、キレがよくて後味はスッキリしておりました。
透明感とちょいスー、それにちょいピリであったことなどから察するに、このキレのよさはアル添の効果でしょうか?

食事に合うお酒だと思いますよ。

【お酒】1696.母情 上撰 300ml [21.岐阜県の酒]

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平野醸造合資会社
岐阜県郡上市大和町徳永164

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
NET. 300ml詰
(以上、ラベルより転記)




平野醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
母情 金印 奥美濃カップ
母情 上撰 奥美濃カップ
母情 にごり酒 原酒 白にごり 奥美濃カップ

今日いただくこのお酒も上撰の小印が付された糖添三増酒ですので、おそらく母情 上撰 奥美濃カップと同じ中身でしょう。
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あたしゃね、特段の事情がないかぎり、糖類や酸味料が添加された三増酒(三倍増醸酒)の300ml瓶には手を出さないことにしているのですよ。
だって、カップ酒や一合瓶だったらたとえまずくてもなんとか我慢して飲み切ることができますが、300ml瓶はちょっとつらいものがありますからね。

じゃ、なんでこの糖添300ml瓶を買ってしまったのか?
それは、肩に貼ってあった小印のシールにまんまとだまされてしまったものですから。
これは既製のシールでしょうが、こちらには糖類の文字がなかったのですよ。
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既製のシールやフタの表示ってのは、信用してはいけませんね。
既製の表示があっても、本体の表示を必ず参照しなければいけないという教訓を得たところで、この三増300ml瓶をいただいてみたいと思います。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は母情 上撰 奥美濃カップとほぼ同じで、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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ああ、
これは母情 上撰 奥美濃カップと同じ中身だ。

画一的な風味もあるものの、米のうまみがよくわかります。
酸味はひかえめで、スースー感を少し感じる程度です。
甘みははっきりしているものの、べとつきはありません。


やや濃醇で旨やや甘口のお酒でした。
画一的な風味があって甘みもすこしはっきりしておりましたが、味わいにしつこさがありませんでした。
それでいて、米のうまみもよくわかって飲み応えがありました。




今日のエサ。

油揚げをサッと焼いただけ。
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にら納豆。
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そして、煮物。
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ごちそうさまでした。
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【お酒】1693.金泉 カップ (にごり酒) [21.岐阜県の酒]

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発売元 上田酒店
郡上市八幡町本町846-3
(ラベルより転記)




昨日の金泉カップに引き続き、今日も郡上八幡の街中に店を構える上田酒店さんで入手したカップ酒をいただきます。
郡上の水を使って、平和錦酒造さん(岐阜県川辺町)が造ったお酒なのだとか。
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今日いただくこのカップ酒ですが、表示されていたのは酒銘と発売元(上田酒店さん)、それに清酒である旨と容量のみでした。
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フタは汎用で、表示のないものでした。
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いつもであればやれ違反だやれ消費者軽視だと騒ぎ立てるところですが、今日はいっさいいたしません。
ここまで潔いわけですから、これは飲み手に対する挑戦であろうと判断し、どんなお酒なのか自分の舌で確かめてやろうじゃあ~りませんか!


にごり酒のようで、滓がありました。
全体の半分よりもちょっと多めでしょうか。
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にごり酒でしょうから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色はかすかに象牙色がかっていて、見た目にもとろみを感じました。
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おお!
こりゃ濃いわ。
口当たりが、かなりドロッとしておりますぞ。
一方で滓のざらつきは少しあるものの、それほど気にはなりません。

うまみはもちろん濃いめ。
米のうまみそのものでしょうよ。
苦みがあるものの弱めで、鋭さもありません。
画一的な風味やクドさは感じません。
キレのよさは、もちろんぜんぜんございません。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さも感じます。
それ以上に、かなりのスースーですぞ!
またちょっとピリッとくるみたいです。

甘みはややひかえめです。
存在はわかるものの、べとつずクドさもない甘みをわずかに感じる程度です。


濃醇ドロちょいすっぱスースーちょいピリ旨やや辛口のお酒でした。
かなり濃いめでドロドロでしたが、しつこさは感じませんでした。
それにスースー感が満載で、かつにごり酒にしては珍しくちょいピリでした。

これってもしかして原酒?
それもアル添によって20度に達しているのでしょうか?
しかし、画一的な風味やクドさはなく、しかもやや辛口であったことから、三増酒ではないと推察いたしますよ。

上田商店さんには、2日連続で楽しませていただきましたとさ。
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