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9942.長崎県の焼酎 ブログトップ
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《焼酎》246.壱岐の華 20度 200ml [9942.長崎県の焼酎]

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株式会社壱岐の華
長崎県壱岐市芦辺町諸吉二亦触1664-1

本格焼酎
アルコール分20%
内容量200ml
原材料:大麦・米麹(国産米)
(以上、包装フィルムより転記)




昨日いただいた《焼酎》245.壱岐の華 25度 200mlに引き続き、今日も“壱岐の華”をいただきます。

今日いただく“壱岐の華”は、20度モノ。
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25度モノと比べると、書体は同一ですが、違うデザインですね。
これ、来週末に掲載する記事へ向けての伏線です。
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それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香はなし。
含むと、やっぱり麦の風味と甘みとが来るものの、25度モノよりは弱め。
チョイス―でちょいピリ。
この段階で軽い苦みを感じます。
これも常圧蒸留でしょうけれど、25度モノと同様に焦げ臭や重さはまったくなし。


これはきっと、ロックがよろしいでしょうね。
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トロリとした口当たり。
苦みは少しはっきりですが、氷が溶けて薄まるにつれて引くみたい。
ちょいスーですが、ピリはなし。
麦の風味は穏やかで、甘みもはっきり。


最後は、濃いめの水割りで。
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味は少し薄まるね。
それでも麦の風味と甘みとを感じます。
さっぱりしていてかなり飲みやすい。



麦の風味ふんわり、甘みほんのりのおいしい麦焼酎でした。

25度モノと同様に、常圧蒸留らしさ(焦げ臭や重さ)はわかりませんでした。
これは蒸留技術によるものでしょうか?、それとも2年熟成の効果かな?

25度モノ薄さを感じたものの、角なくさっぱりしていて飲みやすく感じました。







そんな壱岐の華20度モノに合わせた今日のエサはこちら。

昨日の残り物のちくわに、きゅうりを合わせて、
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ちくわときゅうりのごま酢和え。
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おいしゅうございました。
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にらを食べたかったので、
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卵は小さめだったので、3個使用して、
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にら玉。
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これもおいしゅうございました。
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

今朝の黒猫のダンナは、こちら久々のひなたぼっこ!
数日前までは、日陰に入って出て来なかったのに。
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もう秋だと、猫に教えられたのでした。
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(友情出演)

《焼酎》245.壱岐の華 25度 200ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者:株式会社壱岐の華
長崎県壱岐市芦辺町諸吉二亦触1664-1

品目:本格焼酎
壱岐麦焼酎
アルコール分25%
内容量200ml
原材料名:大麦(国産)・米麹(国産米)
(以上、包装フィルムより転記)




今日は、壱岐焼酎“壱岐の華”をいただきます。
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品質表示はこちら。
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能書きが記載されておりましたので、紹介しておきます。
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ところで、
蔵元さん(株式会社壱岐の華)について、文献には以下のような記述がございました。

常圧蒸留が中心である。代表銘柄は「壱岐の華」。」(※1)

蔵の2階に麦用のドラム、全自動製麹機、常圧蒸留機がある。1階には仕込みタンクがずらりと並ぶ。全自動製麹機を導入したのは数年前。常圧蒸留で造って貯蔵したのち出荷する。代表銘柄の「壱岐の華」は最低2年貯蔵。やや硬水で灘の宮水に近いといわれる仕込み水も酒質に影響する。」(※2)

創業は明治三三年。代表銘柄は「壱岐の華」。玄界灘の荒波に怒濤が散り、泡立った寄せ波に真っ白な潮の花が咲く。それは真に玄海の孤島、壱岐島の華のようである。また「華」にはもっとも評判の良いものという意味があり、当社を代表する銘柄とした。常圧蒸留にこだわった五品目がある。」(※3)

これらからわかることは、
常圧蒸留であること
★2年熟成させてあること
でしょう。

ということは、蒸留の際の高温での加熱に起因する風味、すなわち焦げ臭香ばしさ重厚感を感じることができるのでしょうか?
でもそれが、2年熟成でどのように変化するのか?

それらを確かめるべく、いただいてみましょう。


まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香はなし。
含むと、麦の風味をしっかりと感じます。
甘みもしっかり。
でも、焦げ臭や重厚感はまったくありませんよ。
ただ、けっこうなスースーピリピリだこと!


これはスーピリを抑えるべく、割ったほうがよいと判断。
それ故、水割り(濃いめ)でいただきました。
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スーピリは少し引くが、残りました。
その引いたことによるのか、麦の香ばしさと甘みとをよりはっきりと感じるようになりました。
ロックで出るような苦みが、ちょっと感じるようになりました。
これも焦げ臭や重厚感はありません。


最後は、お湯割り(焼酎6:お湯4)で試してみました。
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鼻を近づけると、麦の香りをふんわりと感じます。
ピリは引きましたが、スーは残っています。
麦の風味がとてもよくわかります。
甘みは少し弱まったようでしたが、冷めるにつれて復活してまいりました。
苦みも少し感じます。

お湯割りにしても、焦げ臭や重厚感は出ません。
それどころが口当たりがよく、さっぱりしていますよ。


ちょいスーながらも麦の風味と甘みとが特徴の、おいしい麦焼酎でした。

常圧蒸留とのことで、球磨焼酎(米焼酎)の常圧モノで感じたような焦げ臭や重さを感じられるかと期待しておりましたが、そういった風味とは無縁でした。
それが2年熟成の効果なのか?

でも麦の風味がはっきりしており、飲み応えがありました。
ただ、スーピリが気になるところ。
壱岐ではやるのかどうかはわかりませんけれど、私としてはお湯割りが好みでした。




その壱岐の華と合わせた今日のエサはこちら。

ちくわとピーマン。
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冷蔵庫に残っていたきのこ。
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赤だしみそを使って、
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赤だしみそ炒め。
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これはおいしいね。
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ごちそうさまでした。
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(※1)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.18』p.13(2005年8月 星雲社)
(※2)(※1)p.41
(※3)山内賢明『壱岐焼酎 蔵元が語る麦焼酎文化私論』p.215(2007.11 長崎新聞新書020)















★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


午前中は雨が降っておりましたが、
午後になって雨が止んだら、黒猫のダンナに遊んでいただけました。
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ありがとうね。
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(友情出演)

《焼酎》243.猿川(サルコー) 25度 110ml [9942.長崎県の焼酎]

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株式会社猿川伊豆酒造
製造場:長崎県壱岐市芦辺町深江本村触1402番地の1

本格焼酎
壱岐麦焼酎
アルコール分 25%
内容量 110ml詰
原材料 大麦2/3 米麹(国産米)1/3
(以上、ラベルより転記)




今日は、壱岐焼酎の“猿川”をいただきます。
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“猿川”と書いて、“サルコー”なんだってさ。
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なんでも、「代表銘柄の「猿川」は「さるこー」と読み、当蔵の酒造場内を横切る清流の名称でもある。明治三六年に創業した初代伊豆倉太郎が、世間でも評判が高いこの清流の名を、当蔵の焼酎の味にふさわしいとして酒銘とした。」(※1)のだとか。

この猿川伊豆酒造さん、「独自に改良を加えた「伊豆式蒸留機」を使い、」(※2)「常圧と減圧を併用できる」(※3)のだそうですよ。


その伊豆式蒸留機で蒸留されたと思われるこの猿川。
いただいてみようじゃありませんか!

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香は、かすかに穀物の香りを感じます。

ちょいスーちょいピリの後に、麦の香ばしい風味をふんわりと感じます。
喉を通ったあとでは、米の風味もかすかにわかります。
甘みはしっかりしています。
重さや焦げ臭は感じません。

次に、残りをちょい水足しの水割り(=濃いめ)にしてみました。
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スーとピリとは引きました。

麦の香ばしい風味がふんわり穏やかながらも前に出てきましたよ。
甘みがかなりはっきりしてまいりました。
米の風味は、やっぱり喉を通った後でわかります。


風味豊かなのに飲みやすい、おいしい麦焼酎でした。

減圧蒸留のようなクセのない風味でしたが、麦の風味がはっきりしておりました。
しかも甘みもハッキリで、そのせいか風味に厚みを感じました。

これはおいしいね。
味わい深い壱岐焼酎でした。



な~んて初めて飲んだみたいな書きぶりでしたが、
実はこの猿川、3年ほど前に島原へ行った際に、居酒屋“ほうじゅう”さんでいただいていたのでした。

おしまい。

(※1)山内賢明『壱岐焼酎 蔵元が語る麦焼酎文化私論』p.214(2007.11 長崎新聞新書020)
(※2)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.35』p.31(2010年11月 星雲社)
(※3)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.18』p.13(2005年8月 星雲社)

《焼酎》241.壱岐 スーパーゴールド22 110ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者:玄海酒造株式会社
長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触550-1

品目:本格焼酎
壱岐焼酎
原材料名:大麦2/3(豪州産・国産)、米麹(米国産米・国産米)
アルコール分:22度
内容量:110ml
(以上、ラベルより転記)




玄海酒造さんの麦焼酎(壱岐焼酎)は、以下のものをいただいております。
《焼酎》30.むぎ焼酎 壱岐 200ml【追記あり】
2回目はこちら
《焼酎》237.むぎ焼酎 壱岐 20% 200ml 
《焼酎》238.麦焼酎 ちょっとだけ 13度 200ml

今日いただくこの焼酎は、貯蔵熟成の壱岐SUPER GOLDだってさ。
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蔵元さんのWebsiteでは「むぎ焼酎「壱岐」をホワイト・オーク樽に貯蔵し、熟成させた本格焼酎。芳醇で華やかな香りと琥珀色は樫樽貯蔵によるものです。脂の少ない肴によく合う22度。」と紹介されておりました。
壱岐を樽貯蔵したということは、減圧蒸留の麦焼酎を樽貯蔵したということでしょうね。

それにしても、
度数が22%の焼酎ってのは初めての経験ですわ。
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それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香は弱めですが、含むと樽の香りが口の中でパッと広がって鼻へ抜けて行きます。

やっぱりスース―でピリピリ。
でも麦の風味を感じますし、米の風味もあるね。
甘みは弱め。
重さやクセは全くなし。


これはロックでしょう!
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スーピリは引きました。
ロックで出がちな苦みはそれほど強くはないみたい。
樽香がよりはっきりしてきました。
それでも麦米の風味はわかります。
甘みはやっぱり弱めです。


樽香ふんわりで麦米の風味もわかる、おいしい壱岐焼酎でした。

重さやクセがないところには、減圧蒸留らしさを感じました。
でもそれが樽香と両立していて、いい感じの風味でした。

これはロックがいいですね。

《焼酎》238.麦焼酎 ちょっとだけ 13度 200ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者:玄海酒造株式会社
長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触550-1

品目:本格焼酎
原材料名:大麦2/3(豪州産・国産)、米麹(米国産米・国産米)
アルコール分:13%
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)




玄海酒造さんの麦焼酎(壱岐焼酎)は、以下のものをいただいております。
《焼酎》30.むぎ焼酎 壱岐 200ml【追記あり】
2回目はこちら
《焼酎》237.むぎ焼酎 壱岐 20% 200ml 

きょういただくこの麦焼酎は、
“ちょっとだけ”だってさ。
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アルコール度数は13%。
要するに、前割りってやつですね。
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冷蔵庫で冷やしたものを、冷蔵庫で冷やしたコップでいただきます。
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香りはありません。

やっぱり甘みがしっかり。
しかもこれ、麦の香ばしさをふんわりと感じますよ!
これは米の風味じゃない。
苦みが少しありましたが、鋭くはないですね。
それでいてさっぱりしていて、重さや焦げ臭さはゼロ。
スーもピリもありません。


風味ふんわりで飲みやすい、おいしい前割り麦焼酎でした。

前割りですが、決して薄くはありませんでした。
むしろ、壱岐(25度/20度)よりも風味は豊かかもしれません。
重さや焦げ臭さはないので減圧蒸留でしょうけれど、かなりおいしいんじゃないの。

《焼酎》237.むぎ焼酎 壱岐 20% 200ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者:玄海酒造株式会社
長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触550-1

品目:本格焼酎
原材料名:大麦2/3(豪州産・国産)、米麹(米国産米・国産米)
アルコール分:20%
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)





玄海酒造さんの焼酎は、以下のものをいただいております。
《焼酎》30.むぎ焼酎 壱岐 200ml【追記あり】
2回目はこちら

今日いただくこの“壱岐”は、20度のものでした。
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話のネタがないことから、さっさといただいてしまいましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りはないですね。
含むと、最初に甘みが来る。
けっこうしっかりした甘みです。
一方で風味は、米の風味らしきものふんわりですが、麦はどこに?
ちょいスーでちょいピリでした。


次に、水割り(濃いめ)で。
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これも甘みは薄まらずしっかり。
風味は生(き)と同じ。
スースー感やピリピリ感は消えました。


最後に、残りをロックで。
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やっぱり甘みが豊か。
苦味は少し出るものの、甘みといい感じに両立しているみたい。
風味はやっぱり同じでした。


甘みしっかりですっきりしていて飲みやすい、おいしい麦焼酎でした。

25度のものよりも甘みがはっきりしていて、味の軸となっているように感じました。
風味は弱いものの、雑味や重さがなくて飲みやすく感じました。

壱岐は、20度のほうがうまいんじゃないの?

《焼酎》184.いつもの奴 25度 200ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者 大島酒造株式会社
長崎県西海市大島町830番地

品目 本格焼酎
原材料名 麦、麦麹
添加物 なし
容量 200ml
アルコール分 25%
(以上、包装フィルムより転記)




蔵元さんのWebsiteによれば、大島酒造さんは昭和60年に農業振興を目的として第三セクター方式(地方公共団体と地元民間資本との共同出資)で設立された、比較的新しい蔵元さんなのだとか。

その大島酒造さんが造ったこの“いつもの奴”は、麦焼酎でした。
しかも、長崎県の麦焼酎と言えば江戸時代から続く伝統的な壱岐焼酎(麦を主原料としつつも米麹を使用)でしょうけれど、この“いつもの奴”は昭和40年代末に商業目的で開発された大分麦焼酎(麹も麦麹を使用)と同じく、麦100%使用でした。
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25度で200mlでしたので、今日は半分だけいただきます。
残りは明日、別の飲み方でいただいて、その感想はこの記事に追記します。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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スースーのピリピリ!
麦のふんわりとした風味は強くはないものの、穏やかに感じます。
生でも苦みがちょっとあるみたいです。
こげ臭はありませんから、きっと減圧蒸留でしょう。
甘みはほんのりと感じる程度です。


続いて、今日はロックでいただきました。
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上立ち香に華やかさをちょっとだけ感じます。
含むとそれが鼻へと抜けて行きますよ。

ロックで出がちな苦みが少し際立ちました。
でも、麦のふんわりした風味も弱めながらに穏やかにわかります。
甘みもほんのりと効いています。



翌日。
残りをお湯割りでいただきました。
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華やかな上立ち香がパッと立ちました。
含むとそれが口から鼻へフワッと抜けていきましたよ。
ただ、ちょいスーですね。

麦の風味はやや薄まるみたいですが、それでもわかります。
苦みは引いて、お湯割りで出がちな酸味はそれほど出ないみたいです。
甘みも引きますが、これもわかります。



ロックでキリリと引き締まり、お湯割りで香り豊かなおいしい麦焼酎でした。
クセや重さがまったくなく、かなりさっぱりしておりました。
それでも風味を感じることができて、なかなか面白い焼酎でした。

《焼酎》183.わかめ焼酎 七萬石 カップ [9942.長崎県の焼酎]

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合資会社山崎本店酒造場
長崎県島原市白土町1065

焼酎乙類
アルコール分25°
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




山崎本店酒造場さんのお酒や焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】1892.まが玉 金撰 カップ
【お酒】1893.まが玉 金撰 お燗瓶
《焼酎》182.オランダ船 25度 200ml カップ

今日いただくこのお酒は“七萬石”なるわかめ焼酎なのだそうです。
でもツッコミどころ満載でした。

まず、原材料名の表示がない。
わかめを使用していることは推測できますが、わかめだけを主原料として用いているのか、それとも他の原材料(米・麦・芋など)と併用しているのかはわかりませんでした。
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それに、“焼酎乙類”っていったい?
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公式ルール(酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則11条の5、酒税法3条10号イ~ホ、同施行令4条の2第2項、同施行規則3条の2、種類の表示を本格しようちゆうの呼称によることができるしようちゆう乙類の原料を定める件(平成14年10月28日国税庁告示第7号))によれば、わかめを主原料として用いても“本格焼酎”を名乗ることは可能なはずなのにね。
それとも、わかめのほかに、本格焼酎を名乗ることができない副原料(コーンスターチなど)を用いているのでしょうか?

なお、焼酎乙類と本格焼酎との関係については、かつてこちらでまとめております。

これはあくまでも私の推測ですが、原材料名の表示がないのも、本格焼酎を名乗っていないのも、このラベルがそれらの制度が定められる以前に制作されたもので、それを今でも使用し続けているからではないでしょうか?



うんちくをたれて気が済んだところで、いただいてみたいと思います。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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ちょいスーでちょいピリ。
風味はね、これは米の風味だね。
芋でもなければ、麦でもないよ。
苦みや雑味はなく、それに焦げ臭さも感じませんでした。
それに、磯の香りやわかめの風味らしきものも感じませんでしたよ。
ただ、甘みをかすかに感じました。


次に、お湯割りで。
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スースーとピリピリとは引きました。
甘みも引きましたが、かすかにわかります。
風味はやっぱり米ですわ。
お湯割りで出がちな酸味はちょっとだけ。
やや薄まった感じかな。


最後は、残りをロックでいただきました。
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ロックでありがちな苦みが少し出ました。
でも甘みはロックが一番よくわかる。
風味は相変わらずの米そのものでした。



さっぱりした味わいの米焼酎、じゃなかったわかめ焼酎でした。
平戸のわかめ焼酎もそうでしたが、私の舌ではわかめらしさを感じ取ることができませんでした。
わかめ焼酎だと言われて飲まないと、減圧蒸留の米焼酎とまちがえそうな風味でしたよ。
ただ、同じ山崎本店酒造場さんの米焼酎(オランダ船)よりも、こちらのほうが甘みが少しだけはっきりしていたように感じました。

それにしても、オランダ船もそうでしたが、この七萬石も25度のはずなのに、いちどに全量を飲んでもそれほど回って来ませんでしたよ。
どうやら私のアル中ハイマー病は、いよいよ末期症状の様相を呈してきたようですわ。

《焼酎》182.オランダ船 25度 200ml カップ [9942.長崎県の焼酎]

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合資会社山崎本店酒造場
長崎県島原市白土町1065

本格焼酎
原材料/米・米麹
アルコール/25度
200ml
(以上、ラベルより転記)




山崎本店酒造場さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】1892.まが玉 金撰 カップ
【お酒】1893.まが玉 金撰 お燗瓶

今日いただくこのカップは、米焼酎でした。
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“直詰厳封之証”だってさ。
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フタはジャムの瓶みたいに、回して開けるタイプのやつでした。
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それではいただいてみたいと思います。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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ちょいスーのちょいピリです。
米の風味ははっきりしていますね。
苦みや雑味はまったく感じません。
こげ臭もないですね。
甘みはかなり弱めです。


次に、お湯割りで。
撮影を忘れてしまいました。

スースーとピリピリは引きました。
雑味が一切なく、米の風味そのものです。
甘みも引いてしまいましたよ。
やや水っぽさもあるかな。


最後はカップの中に氷を投入し、ロックでいただきました。
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ロックで出がちな苦みは弱めです。
不思議なことに、甘みがわかるようになりましたよ!
それが米の風味といい感じ。



さっぱりしていて軽めの米焼酎でした。
かなり飲みやすく感じました。
お湯割りだと米の風味そのものを感じることができ、甘みも引いてキリッと引き締まっておりました。
私としては、甘みも感じることができたロックが好みでした。

それに不思議なことに、25度のはずなのに、一度に全量を飲んでもあまり回った感じがしないのよね。
なんでやろ?
オマエのアル中が進行し過ぎているからやろ。

《焼酎》180.佐世保の造船所で、おもいいれ 25度 180ml [9942.長崎県の焼酎]

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製造者 梅ヶ枝酒造株式会社
長崎県佐世保市城間町317番地

品目 本格焼酎(麦焼酎)
原材料名 麦(豪州産又は国産)、麦麹、米麹(国産米)
アルコール分 25度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




道の駅“させぼっくす99(長崎県佐世保市)”にて入手した“佐世保と渋谷のコラボ酒”もこれが最後。
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これまでに、以下のものをいただいております。
【お酒】1898.佐世保のハウステンボスで、はなあかり 渋谷酒 純米吟醸あま口 180ml
【お酒】1899.渋谷のスクランブルで、まざりあい 渋谷酒 特別純米酒 180ml
《焼酎》179.懐かしの渋谷で、ふりかえり 25度 300ml

今日いただくこれは、“佐世保の造船所で、おもいいいれ”なる麦焼酎でした。
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麦は、主として豪州産が使われているのだとか。
でもこれって、“いいちこ”もまた然りですもんね。
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それではいただいてみたいと思います。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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かなりのスースーでピリピリ!
でも、麦のふんわりとした香ばしさを感じますよ。
甘みもしっかりしています。
でも雑味はないですね。


これはお湯割りでしょうよ!
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華やかな香りがかすかに立つみたいです。
麦のふんわりとした香ばしさは、香りで届いたあとで口の中に広がります。
甘みも薄まることなくよくわかります。
お湯割りで出がちな酸味は、出ないみたいですよ。
スースー、ピリピリは引きました。


麦のふんわりした香ばしさとともに甘みを感じるおいしい麦焼酎でした。
焦げ臭さがないことから、おそらく減圧蒸留でしょう。
でも風味豊かで、けっしてペラペラではありませんでした。
甘みもいい感じにまろやかさを添えておりました。

これ、うまいね。
生(き)でスースーピリピリだったことからロックは避けましたが、割っても風味をしっかりと感じることができましたよ。
企画モノと侮ることなかれ。
本格焼酎の名にふさわしいおいしい麦焼酎でした。
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