【お酒】2044.花の舞 くらふとなま 純米生酒 180ml [22.静岡県の酒]
製造者:花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632
加工所:モンデ酒造株式会社
山梨県笛吹市石和町市部467
原材料名:米(静岡県産),米こうじ(静岡県産米)
精米歩合:60%
アルコール分:14.5度
内容量:180ml
保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管
(以上、ラベルより転記)
花の舞酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
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花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
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花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
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純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ
小田原 本醸造 カップ
今日いただくこのお酒は、“くらふとなま”なる純米生酒なんだってさ。
生酒なのに、“要冷蔵”じゃないのね。
それどころか「保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管」だってさ。
生酒、すなわち「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒には、保存若しくは飲用上の注意事項を表示する。」(※1)とされています。
ここで言う“保存若しくは飲用上の注意事項”は、「「要冷蔵」、「冷蔵庫に保管して下さい。」、「冷やしてお早めにお飲みください。」等の消費者及び流通業者の注意を喚起するための表示をいう。」(※2)と定められておりますから、必ずしも要冷蔵ではなくてもよく、冷蔵しなくても品質に変化がない場合は適宜他の表示をすればよいのでしょうね。
このお酒には「保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管」とありましたが、これはきっと活性や品質の変化を抑制する手段(限外ろ過や窒素ガス・炭酸ガスの充填など)を施しているが故の保存方法なのでしょう。
それではいただきます。
生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかりました。
上立ち香はないですね。
含むとフレッシュな風味を少し感じます。
うまみはやや濃いめです。
米のうまみに厚みがあって、舌の上に乗っかって来ます。
軽い苦みがありますね。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさが少し強めで少し鋭いですね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
あまみは、うーん?
ややひかえめかな。
けっしてべとつかず、かなりさらりしておりますが、幅を少し感じます。
ちょい爽快のやや濃醇でちょい苦ちょいすっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味がありましたが、しつこくなくていい感じでした。
また米のうまみしっかりで、飲み応えがありました。
ちょい苦ちょいすっぱでしたが、それらがいい感じに引き締めているようでした。
やや辛口と評しましたが、甘みの存在はわかりました。
うまいね!
花の舞らしい透明感はなかったものの、おいしいお酒でした。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(3)
(※2)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準 2(3)ハ
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