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【お酒】1747.西條鶴 特製ゴールド 300ml [34.広島県の酒]

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西條鶴醸造株式会社
広島県東広島市西条本町9番17号

原材料名:米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
精米歩合60%
アルコール分15度以上16度未満
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




広島県が誇る、“酒都 西条”。
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今日は、その酒蔵が集まる場所に蔵を構える西條鶴醸造さんのお酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、“特製ゴールド”なる吟醸酒でした。
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フタには“富士 西條鶴”とありましたよ。
“富士”は他のお酒で用いている小印なのか、あるいはラベルに書かれている富士を意味しているのでしょうか?
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香は、フルーティーさをかすかに感じますよ。
含むとそれが口の中に穏やかに広がって、鼻へと抜けて行きますね。
それに、上等な接着剤みたいな香りもかすかにあるみたいです。
上等な接着剤ってどんなのだよ!

旨みは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみに厚みがあって、それが舌の上に乗っかってくるみたいです。
苦みも少しあって、強くはないものの鋭さを感じます。
熟成感や雑味はなく、キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、これも弱めなりに鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややひかえめでしょう。
弱めでかなりさらっとした甘みをわずかに感じる程度です。


ちょい芳香で軽快で、ちょい苦旨やや辛口のおいしいお酒でした。
香りはありましたが、しつこくはなくてちょうどよい感じでした。
米のうまみが濃くはないもののしっかりしていて、飲み応えを感じました。
それでいてキレがよく、軽快さを感じました。
苦みがありましたが、酸味とともに味わいをいい感じに引き締めてくれておりました。
甘みも弱めながらに働いて、コクを添えてくれているようでした。

これ、なかなかうまいじゃあ~りませんか!
さすが吟醸、さすがゴールド!
お酒自体においしさを感じますし、それに料理ともよく合いましたよ。




その特製ゴールドに合わせた粗末なエサはこちら。

野菜炒め(魚ソー入り)。
刻んだしょうがをたくさん入れて、しょうゆ味で仕上げました。
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〆は炊き込みご飯(にんじん・しいたけ・油揚げ)。
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ごちそうさまでした。
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午前中は眠くて遊んでくださらなかったのですが、
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午後にはいっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)

“菊勇 相模大山 純米酒 カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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吉川醸造株式会社
神奈川県伊勢原市神戸681

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合65%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】392.菊勇 相模大山 純米酒 カップ




今日は、神奈川県伊勢原市に蔵を置く吉川醸造さんの“菊勇(きくゆう)”を久しぶりにいただきます。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は金色でしたが、透き通った感じがありましたよ。
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うまみは濃いめです。
酒臭さ(ほめ言葉です)がまず来ますね。
熟成感ははっきりしていて枯れた感じがしますが、角はないですね。
苦みがあって、弱めではあるもの重さを少し感じます。
キレはとてもよく、アル添酒みたいな透明感を感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがあるみたいです。
スースー感は少しあって、かすかにピリッと感じます。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないはずですが、それでもわずかにべとつきがあるみたいです。


濃醇枯スッキリ辛口のお酒でした。
枯れた感じがありましたが、しつこさは感じませんでした。
というか、しっかりした味わいでしたが、あたかもアル添酒のようなキレのよさと透明感とを感じました。
これはあくまでも私の感想ですが、これは純米酒だと言われないとわからないほどキレがよく、軽さすらありましたよ。
こういう純米酒もあるのね。

【お酒】1746.醉心 上撰カップ [34.広島県の酒]

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株式会社醉心山根本店
広島県三原市東町1-5-58

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
[内容量]180ml
(以上、ラベルより転記)




醉心山根本店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
272.上撰醉心カップ
462.醉心 純米吟醸 醉心稲穂 180ml
486.醉心 純吟カップ
1110.醉心 サケカップ 軟水仕込み
1713.醉心 かきに合う酒 純米酒 180ml
1720.醉心 辛口 カップ

今日いただくこのお酒は上撰の小印が付いた普通酒ですから、かつていただいた272.上撰醉心カップと同じ中身でしょう。
ですがラベルの色が変わっていたことから(灰色→象牙色)、当方独自のルールにより別カウントとさせていただきます。
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“横山大観愛飲の酒”とありますね。
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でもね、横山大観愛飲の酒は、茨城県にもあるのです。
ですからね、あたしゃ醉心だけが“横山大観愛飲の酒”かどうかは眉唾だと思いますよ。

察するに、横山大観は日本中の蔵元さんに絵を贈ったりお酒をおいしいと褒め称えたりしていい気にさせておいて、その見返りとして蔵元さんが好意で送ってくれるタダ酒の恩恵に浴していたのではないでしょうか?
うまいことやりやがって。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はかすかに着いていることがわかる程度で、透き通った感じもありました。
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うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
酒臭さ(ほめ言葉です)をほんのりと感じるとともに、やわらかさもかすかに感じます。
苦みが少しあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはよく、透明感が少しあるみたいです。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
ですがスースー感が少しあって、しかもちょいピリです。

甘みはややはっきりしています。
くどさはないものの、べとつきをかすかに感じます。


やや淡麗でちょい苦ちょいスーちょいピリやや甘口のお酒でした。
淡めなりに飲み応えがありましたが、キレがよくて後味はすっきりしておりました。
透明感があったことから察するに、アル添の効果でしょうか?
ちょい苦でちょいピリでしたが、しつこさは感じませんでした。
食中酒としてはいけるのではないでしょうか。


私にとって“醉心”は、八重洲地下街にある“てんや”を訪問したときに燗酒を注文すると出てくることで馴染みのあるお酒です。
でも、てんやでいただいた際に、今日感じたような苦みやピリピリを感じたことはありませんでした。
おそらく同じ普通酒でしょうけれど、てんやのほうは上撰ではないのでしょうか?
それとも、てんやのほうはお燗瓶で供されますが、今日のこれはカップ酒ですから空気に触れている面積が多いことが影響して、劣化した風味として苦みやピリピリが出るのでしょうか?

どうなんでしょうね。
これ以上考えていると眠れなくなっちゃいそうですので、この辺で止めておこうと思います。

【お酒】1745.於茂多加男山 本醸造 180ml [04.宮城県の酒]

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阿部勘酒造株式会社
宮城県塩竃市西町3番9号

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分15度
精米歩合68%
内容量 180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




塩竃市の中心地。
鹽竈神社の南隣に蔵を構える阿部勘酒造さん。
なんでも「享保初年(1716年:ブログ筆者追記)、伊達家の命により奥州一宮・塩竃神社の神酒御用酒屋として創業。」(※1)したのだとか。
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仙台駅の売店にて入手したこのお酒の銘は、
“於茂多加男山(おもたかおとこやま)”
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”男山”はともかく、”於茂多加”については、その由来を明確に紹介している記述に出会うことはかないませんでした。

ですが瓶に描かれているこの紋所。
これは“沢瀉紋(おもだかもん)”といって、植物のオモダカを図案化したものなのだとか。
“於茂多加”は、きっとこれに由来するのでしょうね。
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ところで、阿部勘酒造さんのお酒の味わいについて、文献に以下のような記述がありました。
宮城の酒質傾向である淡麗辛口の中でも、しっかりとうま味を感じられる酒が多い。「柔らかすぎず、肉料理にも負けない力強さがある」とは、仙台市青葉区の居酒屋「Mori(森)」の評。」(※2)

今日いただくこのお酒は本醸造ですが、果たして上記のような淡麗辛口ながらもしっかりとうま味を感じられて、力強さのある味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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うまみはたしかに淡めですが、淡めなりによくわかります。
米のうまみは弱めですが、弱めながらに幅があって、舌の上にふんわりと乗っかる感じがします。
苦みが少しあって、鋭さも少し感じます。
熟成感はないですね。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、鋭さがあることがわかります。
一方でスースー感はややはっきりしており、それにちょいピリです。

甘みはやっぱりひかえめです。
かなり弱めですが、弱めなりに厚みがあることがわかります。


淡麗ちょい苦ちょいスーちょいピリ旨辛口のおいしいお酒でした。
たしかに淡麗でしたが、淡麗なりにうまみが効いていて、飲み応えを感じました。
苦みがありましたが突出することなく、むしろそれがちょいスーやちょいピリとともに味わいを引き締めているように感じました。

これは食中酒、すなわち酒の味を楽しむというよりも、料理の味を引き立てるお酒でしょう。
上記にあったとおり、たしかに「柔らかすぎず、肉料理にも負けない力強さ」(※2)があると思いますよ。

(※1)『みやぎ地酒の旅』p.96(2000.3 河北新報社)
(※2)『宮城の蔵元訪ね歩き』p.73(2009.4 エーシークリエイティヴ)

【お酒】1744.透泉 カップトウセン [29.奈良県の酒]

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中川酒造株式会社
奈良県葛城市新在家152
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




奈良県は葛城市。
大阪府との県境に聳え立つのが、二上山(にじょうざん/ふたかみやま)です。
“この山で採れたサヌカイトの分布域が縄文期における交易範囲の指標になる。”って、日本史で覚えましたね。
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その二上山の麓に蔵を置くのが、“透泉(とうせん)”を造る中川酒造さんです。
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今日いただくこのお酒ですが、どうやら純米のようでした。
ですが精米歩合の表示はなく、かつ“純米酒”である旨の表示もございませんでした。
なんでも女将さんのお話では、純米しか造っていないのだとか。
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よく見ると、“醸造アルコール”の表示を修正テープで消していることがわかります。
きっとかつてはアル添をしていたのでしょうね。
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これらのことから純米だけと普通酒扱いと解釈し、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はほとんどわからない程度でしたが、透き通ってはおりませんでした。
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うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしておりますよ。
米のうまみが淡めなりにふんわりと効いております。
熟成感はごくかすかにあるのかな?
苦みや雑味はまったくありません。
キレはよいですが、透明感はありませんよ。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
それに酸味自体に深みもちょっとだけ感じます。
スースー感やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
弱めでべとつきはありませんが、幅を少し感じます。


淡麗ちょいすっぱちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。
純米なのに雑味がまったくなくてきれいな味わいでした。
しかもキレもよく、後味はさっぱりしておりました。
特に酸味がいい感じに効いておりましたよ。
酸味自体に深みもわずかにあって、それが淡めのうまみとバランスよく働いているようでした。
甘みも前に出ず、淡めの味わいにちょうど良い程度でした。

純米なのに、上品かつおいしいお酒でした。
私はさば缶にレモンベースのドレッシングをかけたものと合わせましたが、お酒の酸味がさばの風味をサッと流して口の中をさっぱりさせてくれましたよ。
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【お酒】1743.日榮 加賀百万石 カップ [17.石川県の酒]

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中村酒造株式会社
本社/金沢市長土塀三丁目2-15
製造場/石川県野々市市清金二丁目1

アルコール分14度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量 200ml
(以上、ラベルより転記)




中村酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1606.加賀の雪酒 純米酒 180ml
1610.加賀雪梅 純米酒 カップ
1613.日榮 カップ

今日いただくこのお酒は普通酒ですので、日榮カップと同じ中身でしょうか?
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このキャラはたしか、“ひゃくまんさん”でしたね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少しはっきりしておりました。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りが少し立ってまいりました。

うまみは濃いめです。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がグッと来て、熟成感もかすかに感じます。
渋みがあって、強くはないもののややはっきりしています。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、スースー感がはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
その存在はわかるものの、弱めです。


濃醇ちょい渋スー旨やや辛口のお酒でした。
うまみがしっかりして、飲み応えを感じました。
ただ、渋みが少し目立つようでした。
アル添由来と思われるスースー感が渋みを和らげてくれているようでしたが、逆にそのスースー感が目立ってしまっているように感じました。

これはあくまでも私の感想ですが、飲み応えがあってキレのよさも感じたものの、味わいのバランスはイマイチではないかと思いました。
それでも、味の濃い食べ物とは合うのではないでしょうか。



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衝撃のニュース!

高石太さん、亡くなっちゃったんだってさ。

私の小学生の頃は、土曜日の授業は半日だけでした。
家に帰って昼食をとるときには、いつも午後1時から始まる吉本新喜劇を観ておりました。

高石太さんは、同級生の間でも大人気でした。
休み時間(私が暮らした場所では休み時間のことをなぜか“放課”と言っておりました)になると学校の廊下へ出て、高石太さんのギャグを真似て遊んでおりましたよ。
腹ばいになって廊下をザーッと滑った後で、お腹を出してさすって「あつあつあつあつ!」ってやるやつ!

あーあ。
昭和は遠くなりにけり。
ご冥福をお祈りいたします。

【お酒】1742.小左衛門 特別純米 信濃美山錦 180ml [21.岐阜県の酒]

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中島醸造株式会社
岐阜県瑞浪市土岐町7181-1

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
長野県産美山錦100%使用
精米歩合:55%
アルコール分・15.5%
180ml
(以上、ラベルより転記)




今日は、「岐阜県瑞浪で三百十余年、地元とともに歩み続けた、いわゆる地方の老舗蔵。」(※1)と紹介されていた中島醸造さんの“小左衛門”をいただきます。

その中島醸造さんのお酒造りについて、とある雑誌では以下のように紹介されておりました。
 「言ってしまえばフルボディ。とにかく味幅のある旨い酒を造ろうと、酸をしっかり出してきました」と話すのは、中島醸造・十四代目当主の中島小左衛門さんである。」(※1)
 その「小左衛門」を口に含むと、艶やかな甘味をまとった米の旨味が膨らんで押し味があり、酸の切れも心地いい。米は磨くが香りは抑え、くどさや雑味を感じさせない米の酒。これが酒好きを惹きつける。「小左衛門」の味の芯だが、実はそれは今も進化を続けている。」(※1)


今日いただくこの“小左衛門”は、長野県産の美山錦を使用した特別純米酒でした。
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はたして上記で紹介したような味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香は、ごくかすかに花っぽさを感じます。
含んでもそれほど広がらず、わずかに感じる程度です。

最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで鋭いものの、酸味自体に深みも少し感じます。
スースーはなく、ピリピリ感もありません。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみが広がらずに舌の上をピンと突くのは、美山錦らしいところですね。
熟成感はなく、苦みや雑味もまったく感じません。
それにキレもよいですね。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じませんよ。


酸味が爽やかに効いている、やや濃醇でちょいすっぱちょい深旨辛口のおいしいお酒でした。
たしかに酸味が効いておりましたが、深みも少しあっていい感じでした。
それに雑味ゼロで、米のうまみだけを抽出した味わいに仕上がっておりましたよ。
また辛口で、それがうまみや酸味の鋭さと相俟ってシャープな口当たりに感じました。

これはいけますね。
食中酒でしょうけれど、酒の味だけでも十分においしいと思いますよ。


ここで、燗にしてみましたよ。
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あ、酸味がより鋭く、かつより深くなるね。
うまみも鋭さが増してきましたよ。
でも、甘みがわずかに出て、それがコクを添えてくれました。

燗だと鋭さが増すものの、酸味の深みとわずかな甘味とで味わい深くなりましたよ。
これもかなりうまいな。


小左衛門、堪能させていただきました。
私としては、お酒の味を味わうならば冷やして、食中酒としては燗でいただきたいところでした。
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今日のエサ。

性懲りもなく菜の花。
今日は三杯酢で和えてみました。
酢の酸味と、菜の花の甘みとが合ってまいう~!
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鶏もも肉と野菜(大根、人参、椎茸、生姜)との煮物。
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ごちそうさまでした。


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野良猫。
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その顔。
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その腹。
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(友情出演)

今日もいっぱい遊んでいただきましたとさ。


(※1)dancyu 2014年3月号 p.125(『今も進化し続ける酒。「小左衛門」が、目指す次なる味とは?』p.124-125中 プレジデント社)

佐倉での酒集め [旅]

前回の徘徊から、そろそろ一か月が経過しようとしております。

あたしゃね、一か月くらいじっとしていると、だんだんお尻がムズがゆくなってくるのですよ。
きちんと拭いていないだけだろ。

今日はそのムズがゆさを解消すべく、比較的近い所を半日だけ徘徊してまいりましたよ。



★☆2020年2月1日(土)★☆

まずは、稲毛駅(千葉市稲毛区)から。
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ああそうだよ。
どうせオイラは千葉県民なんだよ!
なんか文句あるか?
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稲毛駅からは、8:46発の総武快速線成田空港行647Fに乗車。
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E217系って、ダサいデザインばかりのJR東日本の電車の中では白眉だと思うのですよ。
でももうすぐ、山手線と同じ“電子レンジのお化け”みたいなやつに置き換えられてしまうのが残念!
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稲毛駅から5駅、20分ちょっと乗って、着いたのは佐倉駅(千葉県佐倉市)。
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佐倉駅の北口にあるバス停から、ちばグリーンバスに乗車。
9:39発の馬渡坂上行(“馬”ってっ書いてあるやつ)に乗車します。
もしそれを逃すと、12:26まで待たねばらならないという恐ろしさ。
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前面展望ウェ~イ!
ガキか。
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馬渡坂上行バスに15分ちょっと乗って、八坂神社入口バス停にて下車、
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なかなかのrural感!
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八坂神社入口ですからね、バス停の近くには八坂神社がありますよ。
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秩父三十四箇所参拝記念碑がありました。
あたしゃ知らなかったのですが、秩父三十四箇所を参拝したあとは、善光寺(長野県長野市)へ詣でないと結願したことにはならないみたいですね。
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こちらは出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の参拝記念碑。
がっさーん
立て!ジョー
遊びでねぇんだ(水曜どうでしょうより。)
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61段の石段を上がって行きます。
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拝殿にて二礼二拍手一礼。
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こういうのはね、降りるときのほうが怖いんですよ。
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うっかり落葉を踏んで滑っちゃったら、おしまいですからね。
話はいつもスベっているくせに。
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その八坂神社の隣には、お目当ての旭鶴さんがありますよ。
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旭鶴を無事GET!
カップ酒(佳撰)は糖添でした。
ほんのりさくら色を狙っていたのですが、300ml瓶はやめちゃったみたいでした。
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この時点で、10:19。
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あーあ、
帰りのバスが行っちまいやがったぜ。
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バスがないとなりゃ、てめえの足で歩いて帰るしか策はありません罠。

歩いていると、道のど真ん中に祠がありましたよ。
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“馬渡池之端大師堂”だってさ。
きっと昔は、池を背にして立っていたのでしょうね。
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南無大師遍照金剛(合掌)
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鹿島川まで歩いてまいりました。
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ここから先は、鹿島川の土手をひたすら歩いて行きます。
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山は離れているので、熊が出る心配はなさそうです。
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でもここ、北風がビュービュー吹いていやがんの!
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その北風を全身に浴びながら、酒を背負った中年男性が一人静かに歩いて行きます。
ウソだよひとり言をブツブツ言ってたくせに。
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一本道には目印になりそうなものが何もなく、気が遠くなりそう。
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「なんか踏んだ」
と思ったら、薬莢だろこれ!
熊とまちがえられて撃たれるかも。
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土手を30分ほど歩いていると、遠くに総武本線の列車が見えてまいりました。
どうやら目的地は近いみたいです。
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でもでもでも!
最後の最後で通せんぼか?
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脇に道がありましたとさ。
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旭鶴の酒蔵から45分ほどかけて歩いて、物井駅(千葉県四街道市)へ辿り着きました。
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その物井駅からは、11:15発の千葉行普通電車344Mに乗車。
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物井駅から4駅乗って、終点の千葉駅(千葉県千葉市)にて下車。
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あー、腹へった腹へった!
駅前からバスに乗りましたよ。
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100円区間の中央二丁目バス停にて下車。
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蓮池通りへ出て、
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目指して来たのは、阿づ満庵本店さん。
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老舗のおそば屋さんです。
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まずは生小にお通し。
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さっさと空けて、燗酒に移行。
高温山廃酛の木戸泉は辛口で、酸味が効いておりますよ。
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冷奴をたのんじゃったりなんかしちゃったりして。
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そして〆は、箱そば。
箱根そばじゃありませんよ、“箱そば”ですよ!
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阿づ満庵本店さんのそばは、茶そばなのです。
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あーうまかったうまかった!
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阿づ満庵本店さん、ごちそうさまでした。
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お腹も心も満たされたところで、再びバスに乗って千葉駅へ戻って、
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千葉駅からは、総武緩行線に乗って帰ったとさ。
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以上、カップ酒1個、300ml瓶2本の半日旅でした。