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【お酒】1984.奈良萬 純米酒 300ml [07.福島県の酒]

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製造者
夢心酒造株式会社
福島県喜多方市字北町2932

原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:55%
アルコール分:15度
内容量:300ml
(以上、ラベルより転記)




夢心酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
18.夢心 ゆめごころカップ
2回目はこちら

今日いただくこのお酒は“奈良萬(ならまん)”
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いやー、すごい時代が来たもんだ!
だって、安酒ばっかりを扱っているこのブログでも、奈良萬を紹介できるようになっちゃったんですからね。

ワタクシの認識では、奈良萬は会津のお酒の中でも飛露喜や会津娘、冩楽などのハイソなカテゴリーにインクルードされるレアアイテムだとレコクナイズしていたものでね。
なんでカタカナばっかりやねん!

ある雑誌では、この奈良萬について以下のように紹介されておりましたよ。
 郷土に根ざす酒蔵として、地元の米で酒を醸したい。そんな酒造りの原点回帰ともいえる流れが広がりを見せるなか、「奈良萬」は平成10年にそのコンセプトで生まれた銘柄だ。酒米は会津産五百万石、水は平成の名水百選に選ばれた栂峰渓流水、酵母は福島県で開発されたうつくしま夢酵母。すべての酒で一貫して、この材料で仕込んでいく。」(※1)

しかもこの奈良萬は、「小売店に直接届けることで、品質を損ねないよう工夫するこだわりで、品薄が続く銘柄となった。」(※2)とのことで、スーパーマーケットでは到底お目にかかれないどころか、そもそも少量瓶の設定すらない銘柄だったのでした。

それが今年の4月に会津若松を訪問した際に、会津若松にある酒屋さん“植木屋商店”にてこの300mlを見つけ、あたしゃたまげましたぜ!

さすが植木屋商店さん、恐れ入りました!

と、その時はそう思っていい気になっていたのでした。


ところが後日、酒ブログの大先輩であらせられます丹醸様がこの商品をご自身のブログにて紹介なさっており、その際、

コープやヨークベニマル等のスーパーで普通に見かけるようになりました。

と評されていらっしゃったじゃあ~りませんか!


な~んだ!
スーパーでも買えるようになっちゃったのね。

そういえば、コープやヨークベニマルは会津若松駅の北側にありますが、あたしゃ4月に訪問した際には完全に植木屋商店さん狙いだったことから、スーパーは南側のPivotやリオン・ドール(もとライオン堂)くらいしか攻めていなかったのでした。

でもこのことは、おいしいお酒に手が届きやすくなったということでもあるわけですから、むしろ歓迎すべきことなのかもしれません。


あー、気が済んだ気が済んだ。
言いたいことを言いきったところで、いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、無色透明でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも感じません。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみは広がらないものの、舌の上にふんわりと乗っかって来ます。
苦みゼロ、雑味はいっさいなし。
酒臭さはなく、熟成感も感じません。
純米酒ですがキレはよく、スッと引いて行きますよ。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは弱めですが、でも鋭さを感じます。
それに酸味自体の深みも少しあるみたいです。
意外にもちょいスーですが、ピリピリ感はありません。

甘みもややはっきりでしょう。
べとつかず、かなりさらっとしていますが、幅があることがよくわかります。


やや淡麗でちょいすっぱちょい深ちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしお酒でした。

米のうまみそのもので、雑味を全く感じませんでした。
やや淡めでしたが、酸味がいい感じに効いていて飲み応えがありました。
甘みもコクを添える程度にうまく働いているようでした。
それでいてキレがよく、ちょいスーも相俟って後味はスッキリしておりました。

これはものすごく上品な味わいですね!
それでいて、飲み応えもしっかりとあるのよね。
適切かどうかはわかりませんが、例えるならば、中野竹子女史の如しかな?
會津の皆さまに怒られるかもしれませんけれど。


ここで、残りを冷たいままいただきましたよ。
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冷たいとキリッと引き締まりますが、酸味の深みが出ませんね。
一方で甘みが前に出てきて、より甘くなりました。

冷やすと淡麗甘口のお酒になりました。

これはやっぱり燗がいいな。



おいしくて、あっちゅう間でございましたとさ。
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その上品なのに飲み応えのある奈良萬と合わせた今日のエサはこちら。

ペンネとトマトを使って、
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ペンネナポリタンを作りました。
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予想通りのおいしさでした。
ケチャップだけでなくて生のトマトを使ったことで、酸味が加わって爽やかでした。
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ごちそうさまでした。
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(※1)pen 2015年11月15日号(No.394) p.36(CCCメディアハウス)
(※2)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.71(2017.8 福島民友新聞社)








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雨が止んでよかったね。
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(友情出演)

【お酒】1983.榮川 純米吟醸 一火原酒 300ml [07.福島県の酒]

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製造者 榮川酒造株式会社 磐梯工場
福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 16%
原料米 会津産福乃香100%使用
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




“東北に酒あり”でおなじみの榮川酒造さん。
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そのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
57.榮川 エイセンカップ 特醸酒
2回目はこちら
536.榮川 純米酒 にごり アルミ缶
2回目はこちら
542.榮川 本醸造 ぎょく 300ml
672.榮川 純米酒 300ml
860.榮川 純米酒 AIZUのお酒 アルミ缶
870.榮川 辛口 300ml
1157.榮川 生貯蔵酒 アルミ缶
1455.榮川 生貯蔵酒 300ml

今日いただくこのお酒は、会津産の“福乃香”を100%使用した純米吟醸酒なんだってさ。
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“一火原酒”だってさ。
原酒はともかく、“一火”ってのはおそらく、通常は火入れを2回するところを1回しかしていない生貯蔵酒あるいは生詰のどちらかということでしょうね。
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純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかでした。
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上立ち香はないですね。
含んでも香りはないものの、フレッシュな風味を少し感じます。
接着剤香がかすかにあるかな?

うまみは濃いめです。
米のうまみがどっしりとしていて、厚みをしっかりと感じます。
吟醸酒らしい苦みが少しあって、鋭くはないものの重さを感じます。
熟成感はないものの、酒臭さ(ほめ言葉です)はかすかに感じるかな?
キレはよくないですが、少しトロッとした口当たりです。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さがありますよ。
ただ、酸味自体に深みを少し感じます。
スースー感はないものの、かすかにピリッと来るみたいです。

甘みはややはっきりでしょう。
べとつかないし、それに前には出てこないものの、幅のある甘みの存在はよくわかります。


やや爽快で濃醇ちょい重ちょい深ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

米のうまみがどっしりとしていて、飲み応えはバッチリでした。
それに酸味の深みも、味わいに厚みを添えておりましたよ。
フレッシュな風味はありましたが、しつこくなくてちょうどよい感じでした。
ちょい重だったり酸味に鋭さがあったり、あるいはかすかにピリッときたりと、16度台ながら原酒らしさを感じました。
甘みは前には出て来ないものの、コクを添えておりました。


これ、うまいね!
さすが、“東北に酒あり”の榮川酒造さんが造った純米吟醸酒。
おいしくて、あっちゅう間でございましたとさ。
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そのおいしい純米吟醸酒と合わせた今日の粗末なエサはこちら。


あーあ。
かわいそうな貧困中年独身男性のskekhtehuacsoさん。
お金がなくて、今日は“もやし”しか買えなかったんだってさ。
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もやしはしっかりと洗ったほうがおいしいよね。
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冷蔵庫の残り物野菜を引っ張り出して、
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常備している魚ソーも使用。
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切るとくっつくので、オリーブオイルをまぶしておきました。
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調味料は、基本はしょうゆなのですが、
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愛知県の赤味噌を皿の上にほんの少しだけとって、
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それをしょうゆ(小さじ2.5杯)で溶いておきました。
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そのほかに、調味料は中華あじ(味の素)にこしょう、そしてにんにくのみじん切り。
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フライパンにオリーブオイルを引いて、
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火はやや強めの中火。
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野菜と魚ソー、にんにくを炒めて、
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火が通ったら、しょうゆを中央へ入れて水分を飛ばし、
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水溶き片栗粉でとろみをつけて、
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もやし炒めの完成です。
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少量の赤味噌をしょうゆと合わせたことで、味に深みが出ましたよ。
豆板醤やコチュジャンなんか買っても、どうせ冷蔵庫の肥やしになるだけ。
普段使っている味噌でも、深みを出すことは十分に可能なのですよ。
ただね、オリーブオイルじゃなくてごま油を使ったほうが、より深みが出たかも。
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


あ!
行き倒れだ。
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いいえ、
まだ生きておりました。
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今日もいっぱい遊んでくれてありがとうね。
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(友情出演)

【お酒】1979.大吟醸 蔵(くら) 300ml [07.福島県の酒]

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製造者 有限会社峰の雪酒造場
福島県喜多方市桜ガ丘一丁目17番地

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合50%
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




廃業した大和錦酒造場(喜多方市)の第2工場として酒造りが始まった。1942(昭和17)年に分家する形で創業、市内で最も新しい蔵元となった。社名の「峰の雪」は、飯豊山の残雪をイメージした俳句「四方の花 慶雲燗たり 峰の雪」に由来する。」(※1)という峰の雪酒造場さん。
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有名な銘柄はやっぱり、“大和屋善内”でしょう。
蔵元さんのWebsiteによれば、「峰の雪酒造本家より代々受け継ぐ銘酒」なのだとか。

一方で今日いただくこのお酒は、“蔵(くら)”。
精米歩合50%のアル添大吟醸でした。
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大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香はないですね。
含むとフルーティーさはないものの、フレッシュな風味を少し、それに接着剤香をかすかに感じます。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみは広がらないものの、舌の上を突いてくるようです。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
軽い苦みをかすかに感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さをはっきりと感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめとしておきましょう。
存在はよくわかりますし、幅も感じます。
でも、前には出てこないみたいです。


ちょい爽快のやや淡麗でちょいすっぱちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。

フレッシュさが程よく、しつこさがないですね。
やや淡めながらも、米のうまみがしっかりしておりました。
酸味やかすかな苦みが引き締めて、前に出てこない甘みがコクを添えておりました。
ちょいスーでキレがよいのは、やっぱりアル添の効果でしょうか?

うまいね!
さすが“大吟醸”、すなわち「吟味して製造した清酒で、」かつ「固有の香味及び色沢が特に良好なもの」(※2)だね。
香りがないので、食事との相性もバッチリでした。




そのおいしい大吟醸に合わせた粗末なエサはこちら。


スーパーで肉の安売りを見つけました。
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そぎ切りにして塩コショウを振り、小麦粉をまぶしておきました。
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合わせた野菜は、玉ねぎとしいたけ。
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くし形に切っておきました。
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たれは、愛知県の赤味噌に、
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しょうゆ、
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しょうがは細かい賽の目切りにし、
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にんにくはすりおろしました。
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みりん、酒、砂糖、水とともにそれらを混ぜ合わせて、たれを準備いたしました。
それぞれの分量はテキトーです(味見をしながら決めました)。
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フライパンに油を引いて、
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火は中火。
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肉を焼いて、
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半分くらい火が通ったら裏返し、野菜を投入。
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肉に火が通ったら、たれを投入。
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煮詰まったら完成です。
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“豚ロース肉のにんにくしょうが味噌だれ焼”の完成です。
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予想通りのおいしさでした。
味噌がいい感じに深みを出してくれておりましたよ。
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ご飯を用意して、
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On the Rice!
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そのご飯が麦飯なのは、どうかご愛嬌。
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貧乏人は、麦を喰え!
ですからね。
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ごちそうさまでした。
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(※1)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.81(2017.8 福島民友新聞社)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1および2(2)








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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけました。
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でも爪がすごい!
外で生きて行くための武器だね。
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(友情出演)

【お酒】1965.DOG HOUSE 純米酒 カップ [07.福島県の酒]

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製造者 鶴乃江酒造株式会社
(所在地の記載なし)

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




2021年のゴールデンウィーク(5/1-5)期間中は、
会津若松の市街地にある“植木屋商店”さんのオリジナルカップをいただくことにしております。
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はやいもので、今日はもう最終日の5月5日(水)。
あっちゅう間の5日間でした。

その最後にいただく五個目のカップ酒は“DOG HOUSE”。
どうやら会津若松にあるバーの名前で、そのバーで出すカップ酒を植木屋商店さんが企画立案しているみたいですね。
それを植木屋商店さんの店頭でも販売なさっているということでしょう。

詰められているのは、純米酒。
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その製造は、“会津中将”でおなじみの鶴乃江酒造さんでした。
製造者の所在地は表示されておりませんでした。
(お店(DOG HOUSE)の所在地は表示されているのにね。)
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それでは、いただいてみたいと思います。
お酒の色は少し着いていましたが、透き通ってはいないみたいでした。
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まずは、ひや(常温)でちょっとだけ。
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香りはないですね。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみそのもので、厚みを少し感じます。
軽い苦みが少しあるみたいです。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはまあまあでしょう。

酸味はややはっきりです。
すっぱさは強くはないものの鋭さを感じます。
ちょいスーで、かつちょいピリです。

甘みはややはっきりでしょう。
前には出てこないものの、幅のある甘みの存在はわかります。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱちょいスーちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

米のうまみをストレートに感じるお酒でした。
それをちょい苦やちょいすっぱちょいスーちょいピリが引き締めて、甘みが和らげているようでした。

うまいね。


ここで、残りを燗にしてみました。
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ありゃ!
ぜんぜんちがうぞ!!

酒臭さ(ほめ言葉です)が出てきて、米のうまみを凌駕しやがった!
しかもキレよく、キリッと引き締まって透明感も少し出てきましたよ。
それに甘みが引いて、やや辛口になっちゃった。
酸味は引いて、苦みは残るもののわかりにくくなりました。

燗にすると、やや濃醇でスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。


ひや(常温)と燗とでは、味がまったくちがいました。
ひやだと米のうまみしっかりなのに、燗にすると酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)が出てかつスッキリした味わいになりましたよ。
このちがいはもう、あたかも別のお酒の如くでしたよ。

これだから、この趣味は面白くてやめられないんですよ。






そのひやと燗とで味わいが変化するカップ酒に合わせた今日のエサはこちら。

牛ひき肉。
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合わせたのは、玉ねぎとしいたけ。
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みじん切りにして、
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電子レンジで2分加熱。
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調味料はこいつらだ!
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それらをすべて混ぜて、
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ハンバーグでごじゃりますよ~!
(↑ハクション大魔王で)
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つなぎが野菜だけなので、ジューシーさはないね。
でも肉のうまみがしっかりで、おいしゅうございました。
ハンバーガー専門店のパテみたいな感じでした。
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ごちそうさまでした。
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こうして、ワタクシの2021年のゴールデンウィークは、終わりを告げたのでした。
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あーあ、

明日からまた、“時間と魂との切り売り”の日々が始まるのか・・・。


【お酒】1964.蔵太鼓 辛口純米 +10(生) うすにごり カップ [07.福島県の酒]

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製造者 (資)喜多の華酒造場
福島県喜多方市字前田4924

内容量180ml
原材料:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:麹米50%、掛米60%
アルコール分 16度
保存方法※要冷蔵
(以上、ラベルより転記)




2021年のゴールデンウィーク(5/1-5)期間中は、
会津若松の市街地にある“植木屋商店”さんのオリジナルカップをいただくことにしております。
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四個めは、喜多の華酒造場さんのお酒。
昨日いただいた1963.きたのはな 純米大吟醸 30BY カップと同じ蔵元さんの商品です。

今日いただくこのお酒は、“辛口純米 +10(生) うすにごり”なんだってさ。
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うすにごりというだけあってか、カップの底には滓がわずかにあることが確認できました。
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また、“+10”ってのは、“日本酒度”でしょうね。
 日本酒度は,15℃の清酒に日本酒度計(浮秤(ひょう))を浮かせて測定する.15℃で4℃の純粋の水と同じ重さのもの(比重1のもの)は,日本酒度は(±)0となり,それより軽いものは正の値,重いものは負の値となる.(中略)
 清酒の甘味は糖分に由来し,糖含量が多くなれば比重が大きくなり,日本酒度は(-)側に傾く.また清酒の辛味はアルコールに由来するもので,アルコール含量の多い清酒は(+)側に傾く.したがって,甘いものは(-)辛いものは(+)側へと傾くので,日本酒度は清酒の甘辛を知るための指標として一般に使われている。」(※1)

この記述に拠れば、日本酒度が“+10”のこのお酒は、かなり辛口のお酒ということになりましょう。

でもね、これは私の意見ですけれど、
日本酒度は、
マイナス(-)側(甘口)は信用できるものの、
プラス(+)側(辛口)はかならずしも信用できるものではない、
と思いますよ。

だって、これまでの経験では、“辛口”と銘打たれたお酒であっても、実際に飲んでみると甘みを感じたことが少なからずございましたものでね。
それにかつて一度触れましたが、清酒に甘みをもたらす物質は、糖分だけではないのです。
それ故、糖分が多ければまちがいなく甘くなるわけですが、逆に糖分が少ないからと言って必ずしも辛い酒だとは言い切れないのです。

よって日本酒度がプラス(+)側に表示されているお酒であっても、本当に辛口かどうかは、実際に飲んでみて自分の舌で確かめてみるまでは断定できないと思います。


なお、このカップのデザインも、“朱のべん”さんによるものでした。
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それでは、いただいてみたいと思います。
純米酒ですが、生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
かき回してみましたところ、滓の渦ができましたよ。
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上立ち香はないですね。
含むと、フレッシュな風味を少し感じることができました。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみが広がらず、舌の上を突く感じがいたします。
苦みや雑味はゼロですね。
熟成感もありません。
純米酒ですがキレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが強くはないものの、鋭いですね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはやっぱりひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


ちょい爽快でやや濃醇のちょいすっぱ旨辛口のおいしお酒でした。
たしかに“辛口=甘くない”お酒でした。
でも、フレッシュさや酸味、それにうまみが相俟って、けっしてペラペラではありませんでした。

純米でこれだけ辛口に仕上げるには、何が決め手になるのでしょうね。
発酵力の強い酵母を使って糖分を徹底的に分解しているのでしょうか?

いずれにせよ、爽やかでおいしい辛口酒でした。
夏の暑い日の晩酌にはピッタリでしょう。





その辛口純米酒に合わせた今日のエサはこちら。

ピーマン。
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細切り。
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にんじんも細切り。
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湯を沸かし、まずにんじんを投入。
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1分後に、ピーマンを投入。
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さらに1分後に湯を切って、
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熱いうちに、たれ(煮切りみりん、しょうゆ、酒、顆粒だし、酢)とすりごまとで和えまして、
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“ピーマンとにんじんとのごま和え”のできあがり。
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あえて砂糖を使いませんでしたが、野菜の甘みを感じることができておいしゅうございました。
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さば缶。
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ねぎとしいたけ。
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しょうがは薄切り。
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これらに合わせたのは、愛知県の赤味噌。
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これらすべてを、みりん、酒、水、砂糖とともに鍋に投入し、
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煮詰まったら、できあがり。
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さば缶の味噌煮。
NHK「きょうの料理」で紹介されていた斉藤辰夫さんの『さば缶とねぎのみそ煮』を真似ております。
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生のさばを使う際に必要となる下ごしらえは一切不要。
骨もやわらかく、しかも味にブレがないのがうれしいところ。
あたしゃスーパーで売っている生魚って、その味を信用できないのです。
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ごちそうさまでした。
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(※1)灘酒研究会編『改訂 灘の酒 用語集』p.177(1997.10 灘酒研究会)









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今日は一日中いい天気だったせいか、黒猫のダンナはゴキゲンでした。
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そのおかげで、いっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)

【お酒】1963.きたのはな 純米大吟醸 30BY カップ [07.福島県の酒]

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製造者 (資)喜多の華酒造場
福島県喜多方市字前田4924

内容量180ml
精米歩合40%
アルコール分16度
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
(以上、ラベルより転記)




2021年のゴールデンウィーク(5/1-5)期間中は、
会津若松の市街地にある“植木屋商店”さんのオリジナルカップをいただくことにしております。
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三個めの今日は、喜多方に蔵を置く喜多の華酒造場さんの純米大吟醸をいただきます。
“30BY”(平成30年醸造年度:平成30年7月1日~令和1年6月30日)ということは、製造後少なくとも1年以上は熟成期間がとられていた“古酒”醸造年度を越えて出荷されたお酒)でしょうね。
植木屋商店さんのブログには“一年物”とありました。
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また、同じブログでは、カップのデザインは“朱のべん”という作家さんによるものと紹介されておりました。
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それでは、いただいてみたいと思います。
大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は少し着いていることがわかる程度でしたが、にごりが少しありました。
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上立ち香は、鼻を近づけないとわからないくらいかすかです。
ですが含むと、フルーティーな香りが口の中で広がりました。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみがしっかりで、厚みとともに透明感を少し感じます。
古酒ですが、熟成感はわかりませんでした。
苦みや雑味もなく、酒臭さも感じません。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが少し強めで鋭さも少し感じます。
それにちょいスーで、かつちょいピリです。

甘みはややはっきりです。
幅をはっきりと感じるものの、べとつかず、さらりとしています。


やや芳香でやや濃醇のちょいすっぱちょいスーちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

含んだ時に香りをはっきりと感じましたが、しつこくはありませんでした。
うまみは米そのもの!
古酒なのに、熟成感を感じませんでしたよ。
これはきっと、徹底した低温熟成の成せる技でしょうね。
でも、雑味を全く感じなかったのは、熟成の成果かもしれません。
ちょいスーちょいピリでしたが、甘みがそれらを和らげてくれているようでした。

かなりうまいね。
大吟醸にしては酸味が目立つかと思いますが、それでも他の味の要素とのバランスがよく、かつ酸味があるが故にかえって食事との相性がよいように感じました。






そのおいしい古酒と合わせた今日のエサはこちら。


小ねぎをサッと湯通しして、
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ねぎ納豆。
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納豆とねぎとの相性は周知の事実でしょう。
でもこれは納豆がねぎの味を引き立てる、主従逆転のおいしさでした。
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豚ロース肉。
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味噌だれ。
味噌、みりん、酒、おろししょうが、しょうゆ、山椒、七味を合わせたもの。
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ラップの上で、豚ロース肉に味噌だれを塗って重ねて、
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それを包んで、
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冷蔵庫で寝んねしてもらいます。
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8時間後に目覚めたお姿がこちら。
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火をつけていないフライパンにごま油を引いて、
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味噌だれを軽く落とした豚ロース肉を並べて、
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ここで弱火で点火。
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苦みを出さないために、できるだけ焦がさないように焼いて、
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“豚ロース肉の味噌漬け焼き”の完成です。
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味がしっかりしみていて、程よい香ばしさがあってまいう~♪でした。
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ごちそうさまでした。
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3日連続で午後に雨が降ったけれど、今日はすぐに止んでよかったね。
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それ故か機嫌がよかったので、いっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)

【お酒】1962.七重郎 はじまりの美術館 特別純米無濾過生原酒 カップ [07.福島県の酒]

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製造者 合資会社稲川酒造店
福島県耶麻郡猪苗代町字新町4916

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
内容量:180ml
精米歩合:55%
アルコール分:16度
原料米:美山錦100%
要冷蔵
(以上、ラベルより転記)




2021年のゴールデンウィーク(5/1-5)期間中は、
会津若松の市街地にある“植木屋商店”さんのオリジナルカップをいただくことにしております。
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二日目の今日は、昨日に引きつづき、稲川酒造店さんの“七重郎”。
ですがこちらは美山錦を使用した無濾過の特別純米酒でした。
要冷蔵ということは、きっと生酒なのでしょうね。
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なお、稲川酒造店さんのお酒は、昨日までに以下のものをいただいております。
1172.稲川 辛口地酒蔵 本醸造仕込 生貯蔵酒 300ml
1179.稲川 イナガワカップ
1188.稲川 にごり酒 蔵出し原酒 カップ
1228.稲川 金紋 本醸造 カップ
1961.七重郎 はじまりの美術館 純米大吟醸山田錦仕込 カップ


このカップ酒も、“はじまりの美術館”(猪苗代町)とのコラボレート商品。
昨日いただいた純米大吟醸カップと同じく、“unico(ウーニコ)”に属する“土屋康一さん”がデザインなさった“葉っぱ”のカップでした。
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それでは、いただいてみましょう。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたし、それに生酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香は、鼻を近づけると甘い香りをかすかに感じるだけでした。
含むと、フレッシュな爽快感をちょっとだけ感じました。

うまみは意外にもやや淡めです。
熟成感があることがわかりますが、かなりひかえめで角や粗さがまったくありません。
香ばしさも、かすかですがわかります。
米のうまみは広がらず、舌の上を突くようです。
苦みがあって、軽めですが鋭さを少し感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さがあることがわかります。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
幅を感じるものの、前には出て来ません。


やや淡麗でちょい爽快のちょい枯ちょい苦ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
フレッシュさがありましたが、しつこさはまったくなくていい感じでした。
枯れ具合もほんのりで、苦みやすっぱさは味を引き締めているようでした。
また甘みもいい感じに味わいを和らげているようでした。

うまいね。
さっぱりしているのに、味はしっかりしておりました。
また、昨日いただいた純米大吟醸カップと飲み比べると、山田錦と美山錦とでは味わいの広がり方がまったく異なることがよくわかると思います。






その特別純米無濾過生原酒カップに合わせた今日の粗末なエサはこちら。

卵4個で、
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出汁巻き卵を作りました。
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ピーマン5個を、
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4分割し、
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鍋にごま油を引いて、
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ピーマンを軽く炒め、
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油が回ったら出し汁を入れ、しょうゆ、みりん、酒、砂糖で味付けて、
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5分ほど煮たら、フタをして火を止めます。
だらだらと煮続けるよりも、いったん冷ましたほうが味が速くしみるのです。
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冷ましたものがこちら。
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お皿に盛って、
“ピーマンのくたくた煮”のできあがり。
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口の中でとろけるのでした。
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ごちそうさまでした。








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今日も天候が目まぐるしく変化したせいか、黒猫のダンナは落ち着きがなかったのでした。
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(友情出演)

【お酒】1961.七重郎 はじまりの美術館 純米大吟醸山田錦仕込 カップ [07.福島県の酒]

ゴールデンウィークのお時間がやってまいりました!

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2021年のゴールデンウィークは、

会津若松にある“植木屋商店”さんだ!

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5月1日(土)から5日(水)までの連休中は、

植木屋商店さんのオリジナルカップ酒をいただきまっせ!

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なお、

ゴールデンな気分を満喫するために、

初日の今日は、

コール天のズボンを穿いております。

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(友情出演)








閑話休題。

最初の一個目はこちら。


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【お酒】1961.七重郎 はじまりの美術館 純米大吟醸山田錦仕込 カップ

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製造者 合資会社稲川酒造店
福島県耶麻郡猪苗代町字新町4916

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
内容量:180ml
精米歩合:40%
アルコール分:16度
原料米:山田錦100%
(以上、ラベルより転記)





會津磐梯山の麓に蔵を置く稲川酒造店さん。
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そのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1172.稲川 辛口地酒蔵 本醸造仕込 生貯蔵酒 300ml
1179.稲川 イナガワカップ
1188.稲川 にごり酒 蔵出し原酒 カップ
1228.稲川 金紋 本醸造 カップ

今日いただくこのお酒は、精米歩合40%の山田錦を100%使用した純米大吟醸でした。
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この“七重郎”の酒銘については、歴代当主は「七重郎」を襲名、(福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.111(2017.8 福島民友新聞社))とありました。
ご当主のお名前を銘にするということは、きっと稲川酒造店さんイチ推しの商品なのでしょう。

植木屋商店さんのブログ記事によれば、このカップ酒は、稲川酒造店さんと同じ猪苗代町にある“はじまりの美術館”とのコラボレート商品なのだとか。

そしてこの“葉っぱ”のデザインは、はじまりの美術館を運営する社会福祉法人が立ち上げた創作支援プロジェクト“unico(ウーニコ)”に属する“土屋康一さん”という作家さんのデザインを用いているのだそうです。
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それでは、いただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し黄色がかっておりました。
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鼻を近づけると、花っぽい上立ち香があることがわかります。
一口含むと、それがふんわりと鼻へ抜けていきますよ。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみには、山田錦らしい透明感を伴った厚みを感じます。
吟醸酒にありがちな苦みがあって、軽めではあるものの鋭さを少し感じます。
熟成感はなく、酒臭さはかすかです。
純米ですが、キレはよいですね。

酸味はややはっきりです。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
けっしてべとつかないさらりとした甘みで、前にも出て来ません。
でも、幅があることがよくわかります。


ちょい芳香でやや濃醇のちょい苦ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

香りが奥ゆかしくて、しつこさを全く感じません。
山田錦らしい、透明感のある米のうまみをバッチリと感じました。
ちょい苦でちょいすっぱでしたが、それがいい感じに引き締めておりましたよ。
それらの味わいを、甘みがうまく和らげてくれているようでした。

七重郎は、やっぱりおいしいお酒でした。
ちょい苦とちょいすっぱとが、食事の油っぽさをサッと流してくれましたよ。







その七重郎と合わせた今日のエサはこちら。

地元産の小ねぎ。
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笹かまぼこ。
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ぬた(酢味噌和え)にいたしました。
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今日はどうしてもとんかつ!
スーパーで買ってまいりました。
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そのとんかつに合わせたのは、
しいたけと玉ねぎ。
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薄切りにしました。
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卵2個。
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軽く溶いておきました。
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小さめのフライパンにしいたけと玉ねぎとを敷いて、
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しょうゆ、みりん、酒、砂糖で味をつけた出し汁を入れて、弱火で煮て、
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しいたけと玉ねぎとに火が通ったら、
とんかつを投入。
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溶き卵を入れて、
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フタを、
パイルダーオン!
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2分ほど蒸らしたら、できあがり。
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ご飯を用意して、
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そのご飯が麦飯なのは、どうかご愛嬌。
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貧乏人は、麦を喰え!
ですからね。
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再び閑話休題。

できあがったものをご飯の上に乗せて、
かつ丼のできあがり。
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予想通りのおいしさでした。
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ごちそうさまでした。
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今日も遊んでくれてありがとうね。
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(友情出演)

【お酒】1958.廣戸川 カップ [07.福島県の酒]

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製造者 松崎酒造株式会社
福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47の1

原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール
アルコール分15度
180ml
(以上、ラベルより転記)




1892(明治25)年創業の個人経営の酒造店。天栄村を流れる釈迦堂川が、かつて「廣戸川」と呼ばれていたことが銘柄の由来とされる。」(※1)という“廣戸川(ひろとがわ)”。
蔵元である松崎酒造店さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
787.廣戸川 カップ
862.廣戸川 にごり酒 300ml

上記の通り、廣戸川カップは既出です。
ですが、およそ5年ぶりにいただくこの廣戸川カップはラベルが変わっていたことと、蔵元さんがいわゆる“法人成り”をしていたことから、別カウントとさせていただきました。
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詰められているお酒は、5年前と同じく普通酒でした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は・・・、
これじゃわかるわけないか。
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ほとんどわからない程度でした。
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うまみはやや濃いめでしょう。
やわらかいうまみをじんわりと感じ、厚みを少し感じます。
渋みがありますが、軽めで弱めです。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはよいですね。

酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロでしょう。
かすかにスーがありますが、ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じません。


やや濃醇でちょい渋旨辛口のおいしいお酒でした。

甘みをほとんどかんじることなく、辛口でキリッと引き締まっておりました。。
でも、うまみがやわらかくて角がないので、飲みやすいと思います。
ちょい渋でしたが、それがいい感じに効いておりました。

これは山の酒だね!
山の物、山菜や川魚とばっちりでしょう。




(※1)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.49(2017.8 福島民友新聞社)

【お酒】1948.おだやか 純米吟醸 160ml [07.福島県の酒]

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製造者 有限会社仁井田本家
福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地

アルコール分 15度
精米歩合 60%
原材料名 米(国産)、米糀(国産米)
自然米 表示義務のない加工助剤・酵素剤等も不使用
内容量 160ml
(以上、ラベルより転記)




仁井田本家酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
163.穏(おだやか) 純米 180ml
1149.穏(おだやか) 純米吟醸 180ml

牛乳瓶みたいな容器に詰められた今日いただくこのお酒は、自然米を100%使用した純米吟醸酒なんだってさ。
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純米吟醸酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香はないですね。
含むとかすかにフルーティーさを感じます。
それに爽やかな風味がありました。

うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみがしっかりで、淡めなりに厚みを感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)も弱めながらにじんわりと感じます。
苦みがあって、弱めながらに鋭さがわかります。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、ちょいスーでした。
かすかにピリかな?

甘みはひかえめです。
かなり弱めです。


やや淡麗でちょい爽快のちょい苦ちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
香りが弱く、むしろうまみが前に出ておりました。
爽やかさがありましたが、しつこくは感じませんでした。
キレがよく、ちょいスーで、後味はすっきりしておりました。
しかも辛口で、キリッと引き締まっておりました。


食事と合う、おいしい純米吟醸酒でした。

今日はどうしても酢の物を食べたかったので、さんまざく(さんまの蒲焼缶を使用した、うざくの代用食)とあわせました。
さっぱりしたお酒がさんまの蒲焼缶とよく合いましたとさ。
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