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【お酒】1668.飛騨蓬莱 蔵元の隠し酒 吟醸酒 アルミ缶 [21.岐阜県の酒]

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有限会社渡辺酒造店
岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7

原料米:岐阜県産ひだほまれ使用
アルコール分:15度
精米歩合:55%
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量:180ml
(以上、缶の印刷事項より転記)




渡辺酒造店さんのお酒は、かつて飛騨のどぶ カップ蓬莱 上撰 カップとをいただいております。
いずれも飛騨ではなくて思いがけない場所で出会って入手したものでしたが、今日いただくこのアルミ缶も東京都内を徘徊していた際に府中駅の地下にあったスーパーで見つけたものでした。

今日いただくこのお酒は、“岐阜県産ひだほまれ”を用いたというアル添吟醸酒でした。
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“とっておきの辛口”なんだってさ。
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
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上立ち香、鼻を近づけるとかすかにわかります。
口に含むと、フルーティーな香りが弱めながらにふんわりと感じます。

うまみは濃くはないですね。
米のうまみは広がらず、舌の上をピンと突いてくるみたいです。
熟成感が弱めながらにあって、穏やかで角を感じません。
苦みや雑味はなく、キレがよくて透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
スースー感がかすかにあって、ピリピリ感も然りです。

甘みはややひかえめ、いや、ややはっきりだなこりゃ。
弱めで、べとつきはゼロでさらっとしておりますが、甘み自体に厚みを感じます。


ちょい枯ちょいすっぱちょいさらり旨口のおいしいお酒でした。
香りはありましたが弱めで、食事の邪魔をしない程度でした。
“とっておきの辛口”と銘打たれておりましたが、私といたしましては甘みを弱めながらにはっきりと感じました。
米のうまみや酸味が鋭くてキリッと引き締まっていたことから、それ故に“とっておきの辛口”なのかもしれません。
一方で、うまみの要素がはっきりしているのに雑味が一切なく、キレよく仕上がっているところが、吟醸酒、すなわち「吟味して製造した清酒」(※1)たる所以でしょうか?


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1

ぼくはあしたにんげんドックをうけるので、 [雑感]

きょうはおさけをのむのはやめておこうとおもうんだな、やっぱり。

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共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1667.御代櫻 冷酒 300ml [21.岐阜県の酒]

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御代桜醸造株式会社
岐阜県美濃加茂市大田本町3-2-9

アルコール分14度
原材料名/米・米こうじ 醸造アルコール
国産米100%使用
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




御代桜醸造さんのお酒は、このブログの草創期に御代櫻のパンダカップと、純米パンダカップとをいただいております。
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こちらひさびさの御代櫻は、“冷酒”と銘打たれた普通酒でした。
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冷酒とのことですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、透明でした。
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フレッシュな風味が少しあることがわかります。
フルーティーさもかすかに感じるかも。

うまみは淡めです。
それでも米のうまみをふんわりと感じます。
それとともに、酒臭さというか、独特の重い風味もちょっと感じます。
苦みもちょっとあって、これも弱めながらなに重さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりかな。
べとついた感じはなく、幅もそれほどないものの、じんわりと感じる甘みです。


爽快淡麗ちょい重ちょい苦ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
爽やか風味に淡麗でキレのよい舌ざわりが相俟って、口当たりはさっぱりしておりました。
一方で米のうまみをふんわりと感じるとともに、独特の重み、そしてわずかな苦みと酸味とが味を引き締めているようでした。
この重み・苦み・酸味があることでけっして飲みやすくはない味わいだと思いますが、私としてはそれ故に食事と合うおいしさを感じた次第でした。



今日のつまみはこちら。

うなぎ蒲焼の代わりにさんまの蒲焼缶を使った、うざくならぬ“さんざく”。
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冷蔵庫の残り物(茄子・椎茸・油揚)の味噌煮。
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ごちそうさまでした。
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《焼酎》145.木挽BLUE 25度 200ml [9945.宮崎県の焼酎]

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雲海酒造株式会社 綾蔵
宮崎県東諸県郡綾町大字南俣字豆新開1800番5

本格焼酎
原材料名:さつまいも・米麹(国産米)
アルコール分:25度
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)




雲海酒造さんの焼酎やお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》20.木挽BLUE 200ml
《焼酎》21.日向木挽 黒 200ml
《焼酎》35.そば焼酎 雲海 200ml
《焼酎》41.いいともBLUE 20度 200ml(麦焼酎)
【お酒】1358.初御代(ハツミヨ) 本醸造 生酒 300ml
《焼酎》77.日向木挽 20度 200ml
《焼酎》104.さつま木挽 25度 200ml
《焼酎》129.いいとも 20度 200ml
《焼酎》132.いいとも 黒麹 20度 200ml

木挽BLUEの200mlは既出ですが、今日いただくこれは25度でした。
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能書きが表示されておりましたので、紹介しておきます。
それにしても、たしか酵母は“糖の存在する場所”に集まるとかつて覚えましたが、海からも採取可能なのかな?
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りがありますね。
華やかさをほんのりと感じます。

芋のふっくらした風味がとても豊かです。
重さは感じません。
甘みははっきりしておりますよ。
ピリはかすかです。


次に、ロックでいただきます。
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香りがはっきりしてきましたが、それとともに苦みが出てまいりました。
芋のふっくら感は残るものの、苦みに阻害されているようです。
甘みはやや引きます。


最後は、今日の昼に試しておいしかった“燗ロック”(割らずに燗にした焼酎をロックで飲む方法)でいただきます。
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ありゃ!
これは苦みが鋭いな。
香りと芋の風味は引くというか、薄まるかな。
甘みはロックよりはわかります。



芋のふっくらした風味が豊かでクセがない、飲みやすい芋焼酎でした。
私としては生(き)がもっとも風味豊かでおいしいと感じました。
瓶ごと冷蔵庫でひやしてチビリチビリといただくのがよいのではないでしょうか。

一方で、燗ロックはダメでした。
これは風味が薄まる一方で、苦みに鋭さが出てしまいました。
燗ロックは米焼酎ではおいしくいただけましたが、芋焼酎だとダメなのかな?



今日のおつまみ。

浅漬け。
(酢+みりん+塩+昆布だし)
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じゃがいもとしいたけとの塩バター炒め。
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ごちそうさまでした。
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2022/01/30
また飲んでみました。

《焼酎》144.松の泉 25度 360ml【翌日追記あり】 [9943.熊本県の焼酎]

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松の泉酒造合資会社
熊本県球磨郡あさぎり町上北169番地1

本格焼酎
アルコール分25度
原材料名 米・米こうじ
内容量 360ml詰
(以上、ラベルより転記)





松の泉酒造さんの米焼酎“松の泉”は、かつて200ml詰のものをいただいております。
今日いただくこれは二合詰(360ml)でした。
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松の泉酒造さんは、内村光良さんのお母さんのご実家なんですってね。
あたしゃ“六角精児の呑み鉄本線・日本旅”で知りましたよ。
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キャップがお猪口のようになった二合詰めのペットボトルは、熊本の米焼酎や鹿児島の芋焼酎でよく見かけます。
でもこれってさ、持ち歩きながら25度の焼酎を生で飲めってこと?
南九州の皆さんは、25度の焼酎を生で二合飲んでも平気でいられるほど、アルコールに強いのでしょうか?
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あたしゃそれほど強くはないので、飲み方を変えながら楽しんでみたいと思います。


まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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米の風味に鋭さを感じます。
広がらず、舌の上にピンと乗っかってくるみたいです。
ピリピリ感は少しはっきりしています。
軽い苦みをかすかに感じます。


次に、ロックで。
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米の風味がキリッと引き締まってきました。
それとともに、常圧蒸留の焼酎みたいな重さをかすかに感じます。
甘みは引きました。
ロックで出がちな苦みはそれほど感じません。
ピリピリ感はちょっと残るみたいです。


最後はお湯割りでいただきます。
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米の風味はキリッとしていますが、まろやかさもちょっとだけ出るみたいです。
それとともに、重さがわずかながらにもいい感じに出ています。
甘みは弱めですが、ロックよりもはっきりしています。
お湯割りで出がちな酸味は弱めです。


キリッと引き締まったおいしい米焼酎でした。
生で甘みを、ロックで引き締まった風味を、そしてお湯割りで豊かな風味を感じることができました。
減圧蒸留でしょうけれど、飲み応えがありました。



台風が接近しつつある今日のつまみは、冷蔵庫の在庫処理。

しいたけと魚ソーとの卵炒め。
あたしゃしいたけが好きで、大袋で売っているとついつい買ってしまうのです。
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炊き込みご飯(にんじん・しいたけ・油揚げ)。
麦飯なのは、どうかご愛嬌。
“貧乏人は、麦を食え”(池田勇人)ですからね。
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ごちそうさまでした。




翌日の昼食時(といってもまだ午前中ですが)。
残った焼酎を。“燗ロック”(割らずに燗にした焼酎をロックで飲む方法)で試してみましたよ。
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甘みが豊かになりますね。
お湯割りの時よりも厚みがありますよ。
同時に、米の風味の引き締まりも和らいでまいりました。

かなりまろやかな味を楽しむことができましたよ。
燗ロック、いいね!
別の焼酎でも試してみたいな。

【お酒】1666.金銀花 真清田 Gold CUP 上撰 [23.愛知県の酒]

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金銀花酒造株式会社
愛知県一宮市今伊勢町馬寄19番地

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール
国産米100%使用
NET 180ml
(以上、ラベルより転記)




愛知県は一宮市。
石刀神社の参道に蔵を構える金銀花(きんぎんか)酒造さん。
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ラベルを見ると、“金銀花”の酒銘と共に“真清田(マスミダ)”とありますね。
これはおそらく、尾張国一之宮である“真清田神社”に由来する銘ではないでしょうか。
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“Gold CUP”と大きく書かれたすき間に、何やら文字が。
“Gold SILVER & BLOSSOMS CUP”“金銀花カップ”なのね
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普通酒ですが、上撰の小印が付されておりました。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度でしたが、きれいな金色でした。
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香りはないですね、、

うまみは、やや濃いめでしょう。
米のうまみがじんわり広がりますが、厚みも感じます。
熟成感もかすかにあるみたいですが、かなり穏やかです。
苦みや雑味はないものの、軽い渋みをごくわずかに感じます。
キレはよいものの、透明感はないみたいです。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めです。
スースー感は少しあるみたいですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
幅のある甘みを感じますが弱めで、クドさやべとついた感じはありません。


飲み応えがあるのにキレのよい、やや濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
一口目で米のうまみをじんわりと感じました。
甘みに幅がありましたが、クドさやべとつきがなく、ちょうどよい感じでした。
雑味はゼロで、軽い渋みや酸味は味をうまく引き締めているようでした。
ただこの渋みと酸味とは、燗が冷めるにつれて目立ってくるようでした。
それでいてキレがよく、後味はさっぱりしておりました。

これさ、かなりうまいんじゃないの!
“尾張国に金銀花あり”と、あたしゃ声高に叫びたいくらいですよ。
購入時に応対していただいた社長さんのお話では、国内での売れ行きはジリ貧で、むしろ中国のお金持ちに買ってもらっているとおっしゃっていましたが、日本国民、とくに愛知県民の皆さんはもっと金銀花に注目すべきなんじゃないかな。
おいしくて、食事との相性はバッチリで、しかも普通酒だからお手軽なお値段で入手できてしまう、素敵なお酒でございましたとさ。

【お酒】1665.白隠正宗 誉富士純米酒 カップ [22.静岡県の酒]

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髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合60%
アルコール分 15度以上16度未満
全量静岡県産誉富士使用
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




髙嶋酒造さんのお酒は、かつて白隠正宗 辛口純米 300mlをいただいております。

え?、白隠正宗にカップ酒があるのか!」、と驚きの諸兄もいらっしゃることでしょう。
しかしこれは、東京は中野区にある味ノマチダヤにて入手したものでした。
察するに、味ノマチダヤさんが企画したオリジナル商品ではないでしょうか?


このカップ酒は、静岡県が誇る酒造好適米“誉富士”を全量使用した純米酒なんだってさ。
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品質表示の他に、“こだわり”も書いてありましたよ。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度で、透き通っておりました。
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香りはないですね。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
最初に熟成感が来て、少し枯れていて角も少し感じます。
米のうまみはうっすらです。
渋みが少しあって、弱めですが鋭いですね。
純米なのにキレはよく、透明感すら感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、これにも鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ、いや、ややひかえめでしょうか。
かすかに感じる程度ですが、不思議とべとつきます。


枯れていて、ちょい渋ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
熟成感が最初に来て、その後に渋みと酸味とが追随するように感じました。
熟成感や渋み、そして酸味と、いずれの味の要素にも鋭さがあって、燗が冷めるにつれてそれらが目立ってくるようでした。
米のうまみはうっすらというかペラペラで、純米なのに透明感すら感じたのは、誉富士の性質によるものでしょうか?
私としては、うまみ自体に深みやコクがほしいところでした。

さわやか信州酒集め [旅]

長野県産のお酒については、このブログでも少なからず紹介してまいりました。
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でも、これらはみな、松本と木曽とで入手したものばかり。
すなわち私は、長野県では松本市内木曽福島とでしか酒集めをしたことがなかったのでした。
それでもこれだけの数を紹介することができていたわけですよ。

そこで今回は、“雨の予報を甘受した上で”長野県内の他地域を徘徊して酒集めをすべく出かけてまいりましたよ。

なお今回は、JR東日本の“週末パス”を使いました。
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★☆2019年9月28日(土)★☆

まずは早朝の新宿駅から。
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臨時特急の6:28発あずさ71号に乗車しましたよ。
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あずさ71号といえば、189系の充当が続いていましたね。
しかし今となってはそれも昔のことでした。
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新宿駅からあずさ71号におよそ2時間半乗って、着いたのは茅野駅(長野県茅野市)。
8:57の到着でした。 
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茅野駅の売店で、ダイヤ菊のカップ酒をさっそくGET!
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こちらがそのダイヤ菊を造る諏訪大津屋本家酒造さんの蔵でございます。
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歩いていると、手作り感満載の鳥居を発見。
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大年社。
諏訪大社上社の末社でした。
これはぜひとも参拝させていただきますよ。
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拝殿にて二礼二拍手一礼。
まだ見ぬお酒にたくさん出会えますように。
どうかどうか、雨が降りませんように。
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信州は、市街地でも歩いていると気持ちがいいね。
山が近いせいか、吹いてくる風が清々しいのですよ。
でも冬はきっと厳しいかも。
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高天のからくちカップをGET!
辛口の表記がない普通酒紙カップは既出ですが、再度購入して飲み比べてみなければいけないかも。
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そうこうしているうちに、西友で普通酒(“からくち”ではないほう)の一合瓶を見つけてGET!
これで再度購入の必要はなくなりました。
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麗人の蔵元さんへはこの後で訪問する予定でしたが、普通酒カップを見つけてGET!
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やすらぎ橋より上川を望む。
川風が気持ちいいね。
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高天は、さらに純米酒の300ml瓶も見つけてGET!
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茅野市を離れ、諏訪市へと入りました。
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あれ、こんなところにおぎのや(峠の釜めし:群馬県安中市)があるよ!
“とんだところへ北村大膳”だぜ。(意味がちがうだろ!
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なんだかものすごく腹が減ってきたと思ったら、もう11時過ぎ。
2時間も歩いていたのね。
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おあつらえ向きに、てんやを発見。
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上天丼が安い日(690円→500円)とのことで、小盛り(50円引き)でいただきました。
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さらに歩いていくと、いい感じの川を発見。
鮒が釣れそうな雰囲気。
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その川端で発見!
腐っても鯛ならぬ、腐ってもポルシェ?
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再び上川を渡って(六斗橋より)、
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中央東線の単線部分を踏切で越えて、
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諏訪市に入ってから成果がないまま、目抜き通り(国道20号)へとやってまいりました。
ここからが、めくるめくほどの楽しみのはじまりなのですよ。
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まずは宮坂醸造さん。
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言わずと知れた銘酒“真澄”の蔵元さんですね。
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隣には、“セラ真澄”なる直売所がございます。
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試飲は、500円で杯を買って5杯飲めるシステムでした。
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すずみさけ。
酸味がピンと効いていて、さわやかなお酒でした。
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山廃純吟のひやおろし。
乳酸の風味がしっかりで、燗でもいけると思いました。
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突釃(つきこし)。
空気に触れさせずにろ過したという生酒。
フレッシュな風味がいい感じでした。
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真澄さんお得意の7号酵母を使った純米大吟醸。
きれいなのにしっかりで、ほんのり香る味わいでした。
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最後は粕取り焼酎で仕込んだ梅酒。
甘ったるさのないおいしい梅酒でした。
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酒蔵は、まだまだ続きますよ。
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こちらは伊東酒造さん。
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横笛はこれまでにカップ酒を3種(普通酒本醸造純米酒)いただいております。
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酒ぬのや本金酒造さん。
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本醸造の300ml瓶と、普通酒のカップ酒とをGET!
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麗人酒造さん。
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茅野市内で普通酒のカップ酒を見つけてしまいましたが、ここでは本醸造の樽酒300mlと本醸造カップとをGET!
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試飲はセルフサービス。
でも汚ならしいオッサンたちの団体に試飲コーナーが占拠されていて飲めやしない。
オマエだって汚ならしいオッサンだろ。
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しかたがないので、有料(100円)の地ビールをいただきました。
すっきりしているのに香ばしいビールでした。
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そして最後は、舞姫さん。
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隣の蔵は、明治後期のものだそうです。
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カップ酒は販売されていなかったので、普通酒の300ml瓶をGET!
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試飲もさせていただきました。
このほかにも2種類ほどいただきましたが、ここもオッサンの団体に占拠されていたので撮影は遠慮いたしました。
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最後に立ち寄ったスーパーで、御園竹の生酒缶をGET!
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茅野駅から上諏訪駅まで歩いた時間は、4時間15分。
でも楽しかったから、あっちゅう間でしたわ。
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上諏訪駅の売店で、高島城なる生貯をGET!
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上諏訪駅からは、中央東線の14:32発松本行普通電車1541Mに乗車。
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1541Mを塩尻駅で降りて、特急しなの13号長野行に乗り換え。
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あーダメ人間だダメ人間だ!
特急に乗ると必ず飲み始めるダメ人間だ!!
しかも車内販売がないことを知っていて上諏訪駅で買って用意していたダメ人間だ!!!
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途中、日本三大車窓の一つである善光寺平をながめつつ、
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しなの13号に終点まで乗って、長野駅(長野県長野市)で下車。
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本日の酒集めはこれでおしまい。
ホテルにチェックインしたのち、長野駅の対面に店を構えるそば屋“油や”さんへ。
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あー助かった助かった!
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グラスビールとお通しの棒棒鶏。
ゴマの風味ほんのりで、やさしい味わいの棒棒鶏でした。
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いろいろと迷った挙句、頼んだのは玉ねぎスライス。
玉ねぎの風味が豊かなのに、辛みゼロ!
ポン酢もまろやかでまいう~!
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ビールをさっさと空けて、御園竹の燗酒(小)。
甘い香りふんわりで、米のうまみしっかりでスッと引くおいしいお酒。
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そして舞茸の天ぷら。
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これうまいわ~!
外側カリッで、中がシャクッ!!
舞茸の風味が口から鼻へと抜けて行きやがるぜ!!
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〆はとろろかけそば。
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もしかして十割?
久しぶりにおいしいそばをいただきました。
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こんだけ飲み食いしておいて、お値段たったのこれだけ。
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油やさん、堪能させていただきました。
まだ気になるメニューがいくつかあったので、必ずまた来ます。
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こうして、長野の夜は更けていったのでした。






★☆2019年9月29日(日)★☆


予報では、雨だとよ。
まだ降ってはいないものの、この様子じゃ当たりそうだなこりゃ。
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この日のはじまりは、長野電鉄の長野駅から。
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長野電鉄は、JR東日本の週末パスで乗車できるのです。
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まずは、6:15発の信州中野行普通電車に乗りますよ。
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乗車するのは、8500系。
かつて東急田園都市線(新玉川線)で走っていた車両です。
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昭和50年製ということは、初期の製造分ですね。
というかこれ、廃車になった新OSカーよりも古いじゃないか!
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ローレル賞のエンブレムもそのままでした。
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信州中野行は、比較的平坦な線路を走って行きました。
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終点の信州中野駅にて、湯田中行の普通電車に乗り換え。
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乗り換えたのは、3500系。
かつて営団地下鉄日比谷線で走っていた営団3000系の生き残りですよ。
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車内の雰囲気はほぼ当時のまま。
座席端の、クネッとした手すりのあしらいがなつかしい!
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扇風機もそのまま。
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よく見ると、帝都高速度交通営団の団章が残っているじゃあ~りませんか!
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信州中野駅までとは打って変わって、湯田中行は連続する勾配(坂)を登って行きます。
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30パーミル、40パーミルは当たり前!
(パーミル(‰)は千分率:1,000m進むと30m/40m上がる角度)
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最後の40パーミル坂を登り切ると、そこは終点の湯田中駅(長野県山ノ内町)。
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現在の駅舎の反対側には、旧駅舎が保存されておりました。
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駅前のローソンで、玉村本店さんの縁喜(えんぎ)カップ2種類を発見!
でも、な~んかいや~な予感がするぜ。
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湯田中は、温泉の街。
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夜間瀬川を望む。
ここも川風が気持ちいい。
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対岸には、渋温泉の温泉街がありました。
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旅館だけではなく、共同浴場もありましたよ。
地元の人のための施設かな?
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そういえば、今日の予報では雨だったはず。
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湯田中駅から歩いてやってきたのは、道の駅北信州やまのうち。
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予想通り、道の駅北信州やまのうちでの成果はゼロ!
だって、さっきローソンで全部買っちまったんだもん。


道の駅北信州やまのうちから歩いて、湯田中駅へ戻ってまいりました。
9:17発の信州中野行普通電車に乗って、今朝登ってきた坂を下って行きます。
(方向幕が変わる前に撮影しちゃってごめんねごめんね~!)
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信州中野行に3駅乗って、中野松川駅(長野県中野市)にて下車。
よく見ると、平らなのはホームがある所だけで、その前後は勾配なのね。
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中野松川駅の隣にあった四種踏切(警報機なし・遮断機なし)。
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その踏切の上より、中野松川駅のホームを眺める酔っぱらい。
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車の通りが多い道を歩いていても、やっぱり風が清々しいね。
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中野の街での成果はこちら。
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縁喜(右)は、本醸造カップを見つけてGET!
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水尾は飯山のお酒。
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Dr.スランプアラレちゃんかよ!
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雨が降る気配はゼロ!
これはきっと、昨日参拝した大年社の神様のおかげですぞ。
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天領誉酒造さんの蔵がありましたよ。
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ヤラレタ!
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最後に立ち寄った西友で、川中島の桂正宗をGET!
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あたしゃ西友はどこの店も同じお酒ばかり置いているものと思っておりましたが、ここ長野県では事情が異なるようですわ。
地酒をたくさん取り揃えていて、しかもカップ酒や一合瓶、300ml瓶の取扱も豊富なのですよ。
もしかしたら長野県だけは仕入のルートが異なるのかな?


中野松川駅から3時間半かけてあるいて、信州中野駅へとたどり着きました。
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この時点で、次の電車の発車時刻(12:20)まで30分を切っておりました。
昼食を買って食べたかったのですが、駅の周辺にはコンビニやスーパーが一軒もありゃしない!
レストランはあったのですが、30分弱じゃ落ち着いて食べられないし、それに出てくるまでにどれだけ時間がかかるかわかりゃしないから入れません。

駅の反対側にまわってみても、この有様。
あーあ、完全に下調べのミスだなこりゃ。
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駅の売店で扱っているのは土産物だけ。
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実はこの後、小布施駅で下車して道の駅を訪問する予定でした。
しかしその道の駅は小布施駅から少し離れた場所にあるのみならず、小布施駅で滞在できる時間が2時間を切っていたのでした。
それ故に、ここ信州中野駅で腹に食べ物を入れて、そのエネルギーを使って小布施駅から道の駅までを一気に往復したかったのですよ。

え、なんだって?
腹が減っていても頑張って歩けばいいじゃないか!、って?

そりゃね、頑張ればたどり着けるかもしれないでしょうよ。
でもね、あたしゃかつて空腹のまま徘徊していわゆる“シャリバテ”に罹った経験があるものですから、今回もそれを危惧していたのでした。

それをふまえて決断。
小布施駅での下車は取り止め!
というか、今回の徘徊はこれでおしまい!

そこで、信州中野駅から12:20発の長野行普通電車に乗って、今朝来た道を引き返したのでした。
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徘徊をやめたからにゃ、そりゃ飲まなきゃやっていられません罠。
というか、東急8500系の車内で缶ビールを飲むことになるとは、東急線を走っていた頃には決して思わなかったぜ。
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そうそう、
ビールを買った酒屋さんで、志賀泉のお燗瓶を見つけてGETしておりました。
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小布施は通過!
気が向いたらまた来るぜ。
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長野行普通電車に終点まで乗って、長野駅にて下車。
腹へったな。
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改札を出たところで、駅そばを発見!
あー助かった助かった。
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かけそばをいただきました。
しかも“一万円札お断り”だったのに注文してから財布の中を見たら一万円札しかなくて、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
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JR長野駅の駅ビル“MI DO RI”。
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酒コーナーを除いてみたところ、カップ酒をいくつか発見。
でも古いものばかりで(“考慮すべき特段の事由なき限り、当月または先月製造分のもののみ入手する”という、当方が独自に定めた基準に基づく評価です)、入手したのは結局これだけ。
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新幹線の発車時刻まで余裕があったことから、打ち上げをすべく、駅前の“油や”さんへ。
ああそうだよ、昨日の夜も来た店だよ!
なんか文句あるか?
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グラスビールに、お通しはメンマ。
昨日の棒棒鶏と同じくやさしいお味。
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冷やしトマト!
昨日、食べてみたいと心の底から思ったものの断念した一品でした。
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トマトの身がぎっしりでまいう~!
あまり甘くないのも、酒のつまみとしてはうれしいところでした。
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ビールをさっさと空けて、御園竹の燗酒へ。
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これも昨日食べたかった野沢菜。
これで290円!
どえりゃあこと盛ったるがね!(うれしい悲鳴)
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燗酒の次は、“黒姫乃花”なるそば焼酎に手を出してみましたよ。
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そのそば焼酎を、そば湯割りでいただきました。
そばの香り満載でものすごくまいう~!
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野沢菜がすすむことすすむこと!
でもなかなか減らないこと減らないこと!(うれしい悲鳴)
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最後は、これも香り高いほうじ茶で〆。
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これだけ飲み食いして、お値段たったのこれだけ。
そばを食べていたとしても3,000円に達しないなんてどんだけ~!
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いつか長野を再訪する際には、また立ち寄らせていただきますよ!
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お腹も心も満たされたところで、JR長野駅から北陸新幹線の16:23発あさま626号東京行に乗って帰ったとさ。
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新幹線に乗ったとたん、窓には雨が。
あ~こわいこわい!
今年は運が良すぎるぜ。
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以上、カップ酒16個、一合瓶3本、300ml瓶4本の旅でした。

もし小布施に行っていたら、もっと増えていたかもしれません。
でも、行かなかったからこそ、これで長野を再訪する楽しみが残ったわけでございますですぞ!

もちろんその時には、また油やさんで一杯やらせてもらおうと思う、吉宗であった。

【お酒】1664.こうづる カップ [13.東京都の酒]

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加工者 合名会社野口酒造店
東京都府中市宮西町4-2-1
加工所 東京都府中市寿町2-4-8

アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




府中市は大國魂神社の近くで國府鶴(国府鶴:こうづる)を造る野口酒造店さん。
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“加工者/加工所”という表記に出会ったのは、あたしゃこれが初めてでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色はかすかに着いていて、透き通っておりました。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりました。

うまみは淡めです。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をほんのりと感じる程度ですが、それとともに後味にクドさを少し感じます。
また、軽い苦みを少し感じます。
キレはとてもよく、透明感をバッチリと感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感は少しはっきりしていて、かすかにピリッとくるみたいです。

甘みはややひかえめです。
弱めですが、クドさとべとつきとを少し感じます。


淡麗ちょい苦ちょいクドやや辛口のお酒でした。
弱めではあったものの、味のクドさと甘みのべとつきとを感じました。
それでもしつこさはなく、キレがよくて透明感をバッチリと感じたのは、アル添の効果でしょうか?
これはあくまでも私の感想ですが、あたかも三増酒のような風味を多めのアル添で緩和しているかのように感じましたとさ。

くどいようですが、あくまでも私の感想ですけれどね。

【お酒】1663.ありがとう 感謝してま酒 180ml [21.岐阜県の酒]

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平和錦酒造株式会社
岐阜県加茂郡川辺町下麻生2121

原材料名 米・米こうじ(国産)醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日に引き続き、今日も道の駅可児ッテにて入手したお酒をいただきます。

“ありがと 感謝してま酒”なんてダジャレのような名前ですが、どうやらプレゼント用として企画された商品のようですね。
と察したのも、袋に包みリボンを結んで販売されていたものですから。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみは淡めですが、しっかりしています。
米のうまみが淡めなりにふんわりと舌の上に乗っかります。
酒臭さ(ほめ言葉です)はごくわずかで、熟成感はありません。
苦みや雑味はなく、キレもよいですね。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さも感じます。
それにちょいスーで、ちょいピリです。

甘みはややひかえめです。
かなりさらっとしていて弱めですが、それでも幅のある甘みを感じます。
でも、酸味に負けていますね。


淡麗すっぱちょいスーちょいピリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
淡めなりにうまみが効いていて、飲み応えを感じました。
酸味に鋭さを感じましたが、食事と合わせるにはいい塩梅でした。
ちょいスーちょいピリから察するにアル添多めかと思いましたが、それでも透明感や薄っぺらさは感じませんでした。

これは完全に食中酒ですね。
濃い味の料理や、脂っぽい食べ物に合うと思いました。