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東京の散歩(2)銀座一丁目-浅草-青山-渋谷 [散歩]

東京で済ませておきたい所用が3つ重なりました。
そこで今日は、私が住んでいる千葉くんだりからはるばる上京して、各地を徘徊してまいりましたよ。

なお、写真は携帯電話(スマホではございません)に付属のカメラで撮影しております。
画像が荒かったりピントがボケていたりしておりますが、どうか御諒解下さい。



まずは東京駅八重洲口から。
ここから銀座方面へと歩いて行きます。
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途中にあった、君嶋屋。
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まだ午前中ですが、景気付けに一杯!
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銀座一丁目へとやってまいりました。
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山形県のアンテナショップ“おいしい山形プラザ”。
あ~、山形行きてぇ!
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その山形県のアンテナショップで、玉こんをいただきました。
あ~、山形行きてぇ!
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山形のだししょうゆ2種もGETしたりなんかしちゃったりして。
あ~、山形行きてぇ!
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銀座一丁目へ来た目的は、山形ではございません。
目的としていたのはここ、広島県のアンテナショップ“TAU”。
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その2階にある酒コーナー。
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その酒コーナーにて、西条に関する資料をGET!
今後の酒集めの参考にするために入手したのでした。
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そして、醉心のカキに合うという純米酒をGET!
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もちろん、試飲もさせていただきました。
千福の純米吟醸。
千福らしいやわらかいうまみが凝縮された、甘口のおいしいお酒でした。
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♪京橋は、ええとこだっせ♪
♪グランシャトーが、おまっせ♪
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それちがう京橋だろ!

そのグランシャトー、
じゃなくて京橋駅からは、東京メトロ銀座線の浅草行に乗車。
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田原町駅にて下車。
終点浅草駅の一つ手前です。
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スカイツリーを横目に見ながら、国際通りを北上して行きます。
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12時を回って腹が減ったことから、座って食べられるそば屋さんへ。
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もりそばをいただきました。
立ち食いそば屋よりもまちがいなくおいしいね。
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そばを食べたのち、国際通りをさらに北上。
やってきたのは、浅草ROX。
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その浅草ROXの中にある時計屋さん。
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本日の2つ目の目的は、ボロボロになった時計バンドの交換。
黒からブルーに変えてみました。
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浅草の街をさらに歩いて、やってきたのは“まるごとにっぽん”。
諸国の物産を取り扱っているお店です。
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そのまるごとにっぽんで、日榮の普通酒カップ酒をGET!
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ホッピー通り。
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昼間から善男善女たちが性懲りもなく飲んだくれていらっしゃいました。
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伝法院通りを歩いていたら、浴衣のお姉さん方を発見。
でも皆さんがしゃべっていたのは、海の向こう側で使われている言葉。
どうやらこういう貸衣装の商売があるみたいね。
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仲見世。
人大杉で、歩く気にもなりませんわ。
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東京メトロの浅草駅へと辿り着きました。
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その浅草駅からは、銀座線の渋谷行に乗車。
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青山一丁目駅にて下車。
神宮外苑のいちょう並木の黄葉を見てみようと目論んだのでした。
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ナヌー!
ぜんぜん黄葉しとらんやないか~い!
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もう11月も後半だというのに、青々としていやがる。
これはまちがいなく、地球温暖化の影響だろうよ。
グレタさんにいいつけてやろうか!
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黄葉をあきらめて、ものすごくまぶしい青山通りを歩いて行きます。
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表参道の入口へとやってまいりました。
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その角にはかつてビールが飲めるパン屋さんがあったのですが、跡形も無くなっておりました。
東京って街は、ちょっとご無沙汰にしただけでこれだもんな。
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表参道のケヤキ並木も、紅葉はいまいち。
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というか、イルミネーションのしかけが痛々しい。
動物愛護は盛んでも、植物愛護はどうでもいいのかよ!
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表参道にある、新潟県のアンテナショップ“表参道・新潟館ネスパス”。
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そのネスパスで、朝妻酒造さんの大吟醸カップをGET!
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ネスパスの一角にある、飲める店。
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試飲機が設置されております。
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私が選んだのは、鶴の友の別撰。
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上白よりもアルコール臭が強めで、透明感がありましたよ。
それでも米のうまみはばっちりでした。
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キャットストリート。
渋谷川にフタをしてできた道です。
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座光寺シードルだってさ。
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辛口を選びました。
これ本当に辛口(=ぜんぜん甘くない)!
それでいてりんごの風味が満載でまいう~!
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ビールを飲みたいな~!
な~んて思っちゃったりなんかしちゃったりしながら歩いていたら、お誂え向きに出くわしたじゃあ~りませんか!
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ハイネケン1本で700円はちと高いかなとも思ったのですが、お店のお姉さんがかわいかったので即買い!
どスケベ!
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ほろ酔い気分になったところで、キャットストリートを歩いて行きます。
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ナヌー!
宮下公園がよぉ、要塞化されとりゃあすがね!
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これでもあくまでも“宮下公園”を名乗るのね。
これを見て、もはや島ではなくなったのに工作物でガチガチに固めてあくまでも島だと言い張る沖ノ鳥島を思い出すのって私だけ?
オマエだけだよ!
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宮下公園ってのはこの反対側の坂の上にかつて梨本宮邸があったから宮下公園だったのに、こんな要塞みたいになっちまったらそりゃむしろ“宮上”だろうって思うのって私だけ?
それもオマエだけだよ!
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さらに驚いたのは、渋谷の交差点近くにこんなでっかいビルが建っていたこと!
びっくりしたなぁもぅ!(三波伸介より)。
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私が東急東横店を拝めるのも、これが最後かも。
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スクランブル交差点。
ここは変わらないね。
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私が東京へやってきた最後の目的は、ここ渋谷での所用。
ネットで取り置きを頼んでおいた靴を受け取るためでした。
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無事受け取ることができました。
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そういえば、大学生や就職したての頃には、用もないのに渋谷をうろついていたことがありましたよ。
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大学入学で上京したばかりの頃なんかは、キョロキョロすると田舎者だとばれると思って警戒していたっけ。
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東急ハンズも、用もないのによく来たよ。
エレベーターで最上階まで上がって、各階をひととおり見て下りてくるだけで、なんか楽しかったな。
今日もやってみたけれど、やっぱり楽しいや。
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変貌著しい渋谷の街を散策したのち、JR渋谷駅へとやってまいりました。
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そのJR渋谷駅からは、山手線の内回りに乗車。
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東京駅にて下車。
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打ち上げは、いつもの“てんや”。
オマエ実はてんやが好きなんだろ!
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グラス生と二点盛り。
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長芋の天ぷらを先に頼んで、
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グラス生をさっさと空けて、燗酒へと移行。
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野菜天丼をつまみながら、燗酒を飲み干したのでした。
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てんやさん、1,390円の楽しいひとときをありがとう。
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こうして、千葉くんだりへ帰ったとさ。

《焼酎》148.喜界島 25度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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喜界島酒造株式会社
鹿児島県大島郡喜界島町赤連2966-12

本格焼酎
原材料 黒糖・米麹(タイ米)
内容量 200ml
アルコール分 25度
(以上、ラベルより転記)




喜界島酒造さんの黒糖焼酎は、かつて喜界島 20度 200mlをいただいております。
今日いただくこの喜界島は、25度でした。
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米麹は全量がタイ産米ですね。
タイ米が麹造りに適していることについてはかつてこちらで触れておりますので、適宜ご参照下さい。


それではいただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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風味がいいね!
甘香ばしい風味が口から鼻へと抜けて行きますよ。
これは黒糖に由来する風味でしょうか?
また苦みがあって、それがいい感じに効いています。
ですがピリピリ感が少し目立ちますね。


次に、ロックで。
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苦みに鋭さが出て、キリッと引き締まりました。
風味はしっかりしており、甘みもわかります。
でもピリピリが残って、氷が溶けて薄まるにつれて弱まっていくみたいです。


最後は水割りで試してみましたよ。
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甘香ばしい風味は豊かなまま。
華やかな香りも少し出るかも。
一方で、苦みとピリピリ感は引きますね。


甘香ばしい風味豊かなおいしい黒糖焼酎でした。
私としては、風味豊かで角が引く水割りが好みでした。

芋焼酎のようなクセや重さがなく、麦焼酎より風味豊かで甘香ばしく、かつ米焼酎よりもやわらかい。
そんな黒糖焼酎、面白いね。



今日のエサ。

ハムマリネ。
安いボローニャソーセージを使ったのが失敗!
上等なロースハムを使うべきでした。
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そしてちくわとこんにゃく、しいたけにピーマンの炒り煮。
ちと味が薄かったな。
しょうゆをもっと使うべきでした。
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ごちそうさまでした。



2022/06/25
また飲んでみました。

【お酒】1687.髙島城 生貯蔵酒 180ml [20.長野県の酒]

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醸造元
伊東酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪2-3-6
発売元 ㈱信濃屋酒店

アルコール分:14度以上15.0度未満
原材料名:米・米麹・醸造アルコール
容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
(米の産地情報はホームページへ)




上諏訪の街中に蔵を構える伊東酒造さんのお酒は、かつて横笛 本醸造 カップと、横笛 純米酒 カップ、そして普通酒の横笛カップとをいただいております。

今日いただくこのお酒は、生貯蔵酒の普通酒でした。
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高島城ってのは、諏訪湖のほとりにあるお城のことでしょうね。
江戸時代には諏訪藩の政庁として使用され、明治まで続いたのだとか。
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ところで、米の産地表示って、こういうやり方もありなのでしょうか?
米の産地表示は「その包装又は容器への表示その他の方法により、当該指定米穀等の産地を、当該一般消費者に伝達しなければならない。」(※1)と定められておりますが、一覧できないこの方法は上記の規定をじゅうそくすることが果たして可能なのでしょうか?
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普通酒ですが生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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上立ち香はないですね。
一口含むとフレッシュな風味をほんのりと感じます。

うまみはやや濃いめでしょうか?
米のうまみがじんわりと効いていて、幅を少し感じます。
苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
熟成感はあるものの弱めで、かすかに感じる程度です。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めで鋭くもないものの、酸味自体に深みをちょっとだけ感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりしています。
べとつかないものの、厚みを少し感じます。


やや濃醇でやや爽快のちょい苦旨やや甘口のおいしいお酒でした。
フレッシュさが程よくてしつこさがありませんでした。
14度台でしたが、うまみがしっかりしていて飲み応えを感じました。
また苦みが引き締め、酸味が深みを、そして甘みがコクを添えておりました。

なかなかうまいんじゃないの。
食事と合う、おいしい生貯蔵酒でした。



(※1)米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律(平成21年4月24日法律第26号)8条1項

【お酒】1686.金銀花 上撰 菊紋 180ml [23.愛知県の酒]

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金銀花酒造株式会社
愛知県一宮市今伊勢町馬寄字山之小路19番地

アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米、米こうじ、醸造アルコール
国産米100%
180ml
(以上、ラベルより転記)




金銀花酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の金銀花 真清田 Gold CUP 上撰と、大吟醸 縁結び 180mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は上撰の小印が付された普通酒ですので、金銀花 真清田 Gold CUP 上撰と同じ中身ではないでしょうか?
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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ああ、この味わいにはたしかに覚えがありますよ!

うまみはやや濃いめ。
米のうまみがじんわりと広がります。
それとともに熟成感もかすかにあって、穏やかです。
苦みや雑味はないものの、軽い渋みをかすかに感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めです。
スースー感が少しはっきりで、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょう。
けっしてべとつかない、さらっとした甘みですが、厚みを感じます。


やや濃醇でちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
これは金銀花 真清田 Gold CUP 上撰と同じ中身でしょうよ。
ただね、こっちのほうがスースー感がすこしだけはっきりしているかな?
同じじゃないのかよ!

【お酒】1685.水尾 辛口 カップ [20.長野県の酒]

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株式会社田中屋酒造店
長野県飯山市大字飯山2227

アルコール分15%
内容量 180ml
原材料名 米、米麹、醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)
(原料米の産地情報はWEBへ)




今日は、“辛口”と銘打たれた飯山の水尾(みずお)をいただきます。
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ラベルにこれだけ詳しく表示されているのですから、今日は文献の引用は無用でしょう。
オマエ猫のことには熱心なのに酒のほうは手抜きかよ。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し茶色がかっておりましたが、透き通った感じがありました。
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うまみはやや濃いめです。
熟成感が最初に来てやや枯れた感じがするものの、角がなくて穏やかです。
米のうまみもしっかりあって、少し厚みを感じるほどです。
それでいて苦みや雑味を感じません。
さらにキレがよく、透明感をかすかに感じます。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めで鋭さもそれほど感じませんが、金気のようなものをちょっとだけ感じます。
スースー感は少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめでしょう。
でもゼロではなくて、弱めなりに幅を感じます。


やや濃醇でちょい枯ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
熟成感がはっきりしているのに、角がなくて穏やかでした。
それと共に米のうまみを感じたことから、飲み応えがありました。
しかもキレがよく、後味がスッキリしておりました。

アル添多めかなと思いますが、それでも味のバランスがよくておいしくいただけました。

〔緊急企画〕黒猫はかわいいんだぞ! [雑感]

いつも楽しく拝読させていただいているリュカさんのブログ。
今日の記事では猫の乳がんについて報告していただいて、とても参考になりました。

その記事で、殺処分されている猫のうち最も多いのは、黒猫であると教えていただきました。
なんでもその理由が、“インスタ映えしないから”なのだとか。



けしから~ん!
まことに以てけしから~ん!!
黒猫がインスタ映えしないなんて、そりゃ黒猫のせいじゃなくて、撮影する奴の腕が悪いからだろうがよ!!!

わかったよわかったよ。
黒猫がどれほどかわいいことか、この俺様が教えてやろうじゃないか!!!!


ホレホレ!
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どうだどうだ!!
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かわいいだろ!!!
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ものすごくかわいいだろ!!!!
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(友情出演)


猫って、なんのためにこの世の中で生きていると思いますか?

あたしゃまちがいなく、人間と仲良くなるために生きていると、そう信じていますよ。
だって猫は、人間が困ることを何一つしないでしょう。

猫は、人間が育てた作物を荒らしたりしない。
猫は、人間に噛んだり攻撃したりしない。
猫は、吠えてさわいだりしない。

そりゃ、猫だってフンをするでしょう。
でもそれは、猫に限ったことじゃない。
それどころか、猫はフンをちゃんと隠してくれる。

そりゃ、猫だってごみを荒らすこともあるでしょう。
でもそれは、お腹が空いてしかたがなくすること。
人間からご飯をもらっている猫は、けっしてごみを荒らしたりはしない。

人間がやさしくしてやれば、猫はそれにちゃんと答えてくれる。
少なくともオイラの親友であるこの黒猫は、オイラのことを信用して癒してくれる。

猫こそが、人間の最高の友だちだと、あたしゃそう思うよ。

【お酒】1684.志賀泉 カップ [20.長野県の酒]

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志賀泉酒造株式会社
長野県中野市東山3-1

180ml詰
アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)




志賀泉酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の志賀泉 180mlをいただいております。
今日いただくこのお酒も普通酒ですから、おそらく同じ中身でしょう。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は志賀泉 180mlと同じく、かすかに茶色がかっておりました。
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酒臭い(ほめ言葉です)じんわりで熟成感かすか。
すっぱさは少しはっきり、かつちょいスーでキレがよい。
甘みはややはっきり。


やや濃醇でちょいすっぱちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
志賀泉 180mlとおそらく同じ中身でしょうよ。
でもね、なんとなくではありますが、こっちのほうがちょいスーのような気がいたしましたとさ。

【お酒】1683.褒紋 天領誉 寒造り カップ [20.長野県の酒]

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天領誉酒造株式会社
長野県中野市岩船190

アルコール分/14度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




統制撤廃後の昭和30年、北信地域の酒造業者七社が企業合理化をめざして統一、天領誉酒造が誕生した。蔵の前身は明治13年の中村屋で、「旭鶴」という銘柄の酒を造っていた。」(※1)という、企業合同によって設立された天領誉酒造さん。
代表銘柄でもある『天領誉』の名は、江戸時代、中野市が幕府直轄の御天領で中野代官所が置かれていたことに由来する。」(※2)のだとか。

それにしても、“褒紋(ほうもん)”という小印は珍しいですね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色はかすかに茶色がかっていて、透き通っておりました。
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うまみは淡めです。
最初に熟成感が来ますね。
枯れていて角を少し感じるものの、弱めでしつこさがありません。
米のうまみはかなり弱めですが、その存在はわかります。
苦みはかすかです。
キレはとてもよく、透明感をバッチリ感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはなく、厚みもないものの、じんわりとわかります。


淡麗枯ちょいスーやや甘口のお酒でした。
淡めで透明感がバッチリだったことから、アル添多めの加水多めではないかと推察いたします。
熟成感が目立って枯れておりましたが、しつこさがないのは薄まっているためでしょうか?
それでも、米のうまみを一応感じたことから、この手のお酒にありがちなペラペラやスカスカな味ではありませんでした。

食事にはよく合いましたよ。
それに好みの分かれるところでしょうけれど、アル添のスースー感は私の好むところでございました。

(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.46(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.012(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)

【お酒】1682.万代生長 特撰 300ml [29.奈良県の酒]

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上田酒造株式会社
奈良県生駒市壱分町866-1

アルコール分 16度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




生駒市壱分町に蔵を構える上田酒造は、永禄元年(1558年:ブログ筆者追記)の創業で実に四五十年以上の歴史を持つ。寺の過去帳を辿ると十八代前にまで遡るという。」(※1)とあるとおり老舗の蔵元さんである上田酒造さん。
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今日いただくこのお酒は、“特撰”の小印が付された普通酒でした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりました。

うまみは濃いめです。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がパッと広がります。
米のうまみもしっかりしていて厚めです。
熟成感はなく、苦みや雑味もありません。
キレはよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさは弱めで鋭さもそれほどでもないみたいですが、酸味自体に深みを少し感じます。
ですが、ちょっとピリッときますね。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはないものの、厚みを感じる甘みです。


濃醇ちょい深ちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
かなり酒臭くて(あくまでもほめ言葉です)、それにちょいピリですので、けっして飲みやすくはないと思います。
しかし、飲み応えがしっかりで深みも少し感じるのに、キレがよくて後味がスッキリしておりました。

私は好きな味でした。
それ故に、あっちゅう間でございましたとさ。
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今日のエサ。

昨日の残りの山東菜。
今日はおひたしにしてみましたよ。
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これは昨日作った“煮込みのようなもの”の残り。
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そして、“しいたけだけ”のにんにくバターしょうゆ炒め。
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あたしゃ前世がマタンゴだったんじゃないかと思うほど、しいたけが好きなのです。
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そして〆は、“にんじんだけ”の炊き込みご飯。
あたしゃ前世がうさぎか馬かと思うほど、にんじんが好きなのです。
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ごちそうさまでした。
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今日もいっぱい遊んでもらいましたとさ。
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(友情出演)


(※1)山田二良『奈良の銘酒』p.31(2011.2 京阪奈情報教育出版)

《焼酎》147.美酒三昧 梟帥(びしゅざんまい たける)25度 200ml [9943.熊本県の焼酎]

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六調子酒造株式会社
熊本県球磨郡錦町大字西1013

本格焼酎
原材料 米、米麹、麦
アルコール分25度
200ml詰
(以上、ラベルより転記)




大正十二年(一九二三)に創業して以来、手堅い焼酎造りを続けてきている。」(※1)という六調子酒造さん。
なんでも「焼酎の貯蔵熟成技術の研究には一世紀近くの年月をかけて取り組んできた。」(※1)のだとか。
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今日いただくこの米焼酎には、副原料として麦(大麦)が使用されているそうです。
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そういえば、球磨の地で造られていた麦を副原料とした米焼酎は、かつて蔵八で経験しておりました。
上記リンク先でも紹介しておりますが、たとえ球磨の地で造られた焼酎であっても麦を副原料として使用すると、“球磨焼酎”の名を名乗ることができなくなるのですよ。
それでも麦を使用する利点は、いったいどこにあるのでしょうかね。


それではいただいてみたいと思います。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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米の風味がしっかりして、鋭いのみならず厚みも感じます。
麦の風味は弱めで、言われないとわからない程度でしょう。
甘みは弱めで、しかもけっこうピリッときますね。


次に、お湯割りで。
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米の風味とともに、麦のふんわりした香ばしさもかすかにわかります。
甘みは依然として弱く、ピリピリ感も残ります。


最後はいつも、ロックでいただくところです。
しかしこの風味でロックだと角が出てしまうであろうと予想し、今日は水割りでいただきます。
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生(き)と同じく、米の風味が前に出て、麦の風味はわからない程度です。
苦みが少し出て、ちょいピリちょいスーです。



味わいが鋭い米焼酎でした。
焦げ臭さや重さがなかったことから、おそらく減圧蒸留でしょう。
それに熟成感も感じませんでした。
一方で米の風味がしっかりしておりましたが、それとともに味わいに角(風味自体の鋭さ・苦み・ピリピリ)がありました。
でも、それが濃い味の食べ物と合うと思いましたよ。



今日のエサ。

山東菜のごまよごし。
あっさりした山東菜にごまの風味がよく合いました。
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辛口の郡上みそを使った、“煮込みのようなもの”。
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東京の居酒屋でおなじみの“煮込み”にはモツを使うことが多いようですが、モツは下処理が難しいので豚バラ肉を使いました。
郡上みその深みが豚肉とよく合ってまいう~でした。
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ごちそうさまでした。

(※1)球磨焼酎酒造組合編集『球磨焼酎-本格焼酎の源流から』p.200(2012.1 弦書房)