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【お酒】1834.寒竹 生貯蔵酒 300ml [20.長野県の酒]

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製造者 戸塚酒造株式会社
長野県佐久市岩村田752

アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




戸塚酒造さんのお酒は、かつて799.寒竹 寒造り カップをいただいております。

今日いただくこのお酒は生貯蔵酒ですが、カップ酒と同じく普通酒でした。
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生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかでした。
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一口含むと、フレッシュな風味が口の中に広がります。

最初に酸味が来ますよ。
やや強めで、鋭いですね。
スースー感はないものの、かすかにピリッとくるみたいです。

うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみはふんわりですが、それでも厚みを少し感じます。
苦みがはっきりしていて、強めで重さを感じますよ。
その重さが残ることで、キレはそれほどでもないですね。

甘みは意外にもひかえめです。
ゼロではないものの、弱めです。


やや淡麗で苦重ちょいすっぱ辛口のお酒でした。
生貯蔵酒らしいフレッシュな風味ははっきりしておりました。
しかし、酸味の鋭さと苦みの重さとがあって、それらはフレッシュさとは合わないように感じました。

生貯蔵酒って飲みやすいものが多いと思いますが、これはちがいました。




その生貯蔵酒と合わせた今日のエサ。

野菜を買ってまいりました。
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豚肉は、もも肉。
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すべてを細切りにして、炒めてみましたよ。
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味の基本はしょうゆですが、赤みそをちょっとだけ加えたことで味に深みが出ましたよ。
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ごちそうさまでした。






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刑法220条(逮捕及び監禁)
不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。

ここでいう“監禁”とは、
人が一定の場所から脱出しえないようにして、その身体活動の自由を奪うこと
なんだってさ。
(大塚仁『刑法概説(各論) 第三版』p.77 1996.12 有斐閣)














あたしゃ今日、猫に身体活動の自由を奪われてしまいましたよ。
これこそまさに、監禁そのものでしょう!
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(友情出演)


おーい、誰か、警察を呼んでくれ!
できれば“秘密のデカちゃん”の日暮祥子(大場久美子)がいいな!
バカじゃないの。

【お酒】1833.きりんざん ブラックボトル 吟醸 カップ [15.新潟県の酒]

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製造者 麒麟山酒造株式会社
新潟県東蒲原郡阿賀町津川46

内容量 180ml
アルコール分15度
原材料名:米(新潟県産)、米麹(新潟県産米)、醸造アルコール
精米歩合:58%
(以上、ラベルより転記)




今週の月曜日にいただいた1831.きりんざん グリーンボトル 純米 カップ、そして一昨日いただいた1832.きりんざん ピンクボトル 吟醸 カップに引きつづき、今日も近所にあるスーパーで見つけた“きりんざん”のカップ酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒はピンクボトルと同じ吟醸でしたが、こちらは度数が1度高めでした。
ということは、加水が少ない分、味が濃いめなのでしょうか?
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なお、これらのほかに、麒麟山酒造さんのお酒はかつて以下のものをいただいております。
15.伝辛 麒麟山 カップ
648.麒麟山 特別本醸造 ときかぜ 300ml
939.麒麟山 生酒辛口 300ml
940.麒麟山 伝統辛口 300ml


吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、これもほとんどわからない程度でした。
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上立ち香はないですね。
含むと、上等な接着剤のような香りをかすかに感じます。
もうええわ。

うまみはやっぱり淡めです。
米のうまみに鋭さがありますが、幅も少しだけ感じます。
酒臭さはなく、熟成感もありません。
苦みが少しあって、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさがこれも強くはないものの鋭さがあることがわかりますよ。
スースー感はないものの、かすかにピリッと感じます。

甘みはややひかえめかな。
かなり弱めですが、甘みに幅があることがわかります。


淡麗ちょい苦ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
淡めではあったものの、米のうまみの存在がよくわかりました。
ちょい苦でちょいすっぱでしたが、これも淡めであるが故にわかる程度でした。
甘みも弱めながらに効いていて、コクを添えているようでした。

ただ、私としては、飲み応えがこれもイマイチであるように感じました。
そういう意味でも、麒麟山酒造さんのお酒は普通酒の伝辛が一番おいしいように思いましたとさ。







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来週の7月20日からは、夏の“青春18きっぷ”が使えるようになりますね。
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来週末には連休がありますから、あたしゃさっそく出かけてやろうと目論んでおりますよ。

でもさ、出かける先の天気予報を調べてみたら、来週は週末にかけて雨が降りやがるんだってさ!
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いったい梅雨明けはいつなんだよ!

お~い!、だれか、
あの世へ行って、福井敏雄さんを呼んできてくれたまえ!

“ばいうじぇんしぇん!”がいったいどうなっているのか、たっぷりと教えていただこうじゃないか!


まあでも、雨が降ろうが槍が降ろうが猫が降ろうが(それは降ってほしい!)、あたしゃ自分の徘徊癖を我慢することなんて到底できませんよ。
それ故に、なにがなんでも出かけてまいりますけど、何か文句がありますか?

お読みいただいている皆さまにおかれましては、記事の更新が2日続けて止まった際には、「ああ、あのバカ、また徘徊していやがるな!」とお思いになって、鼻でクスリと笑っていただければ幸甚です。

【お酒】1832.きりんざん ピンクボトル 吟醸 カップ [15.新潟県の酒]

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製造者 麒麟山酒造株式会社
新潟県東蒲原郡阿賀町津川46

内容量 180ml
アルコール分14度
原材料名:米(新潟県産)、米麹(新潟県産米)、醸造アルコール
精米歩合:58%
(以上、ラベルより転記)




一昨日いただいた1831.きりんざん グリーンボトル 純米 カップに引きつづき、今日も近所にあるスーパーで見つけた“きりんざん”のカップ酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、アル添吟醸酒でした。
精米歩合は昨日の純米と同じでした。
アル添なのに度数が純米よりも低めということは、こちらの方が加水量が多い(≒薄い)のでしょうか?
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なお、これらのほかに、麒麟山酒造さんのお酒はかつて以下のものをいただいております。
15.伝辛 麒麟山 カップ
648.麒麟山 特別本醸造 ときかぜ 300ml
939.麒麟山 生酒辛口 300ml
940.麒麟山 伝統辛口 300ml


吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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上立ち香はないですね。
含むと、ごくかすかではありますが、花っぽさがあるのやらないのやら。
どっちなんだよ。

うまみはかなり淡めです。
かすかな米のうまみが口の中にふんわりと漂う程度です。
苦みがあって、これもかなり弱めですが、鋭さがあることがわかります。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはとてもよく、スッと消えていきますね。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、これも鋭さを感じます。
スースー感がすこしありますね。
ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
かなり弱めですが、ゼロではありません。


淡麗軽快ちょい苦ちょいスー辛口のお酒でした。
かなり淡めで薄い感じがしましたが、アルコールで薄まっている感じはしませんでした。
それに米のうまみを薄めながらに感じたことから、けっしてペラペラというわけではないみたいでした。
ちょい苦でちょいスーでしたが、淡めであるが故に目立つ程度で、突出しているわけではありませんでした。
むしろそれらが食べ物の脂や魚臭さをさっと流してくれそうでした。
私はスーパーで買ってきた唐揚げと合わせましたが、脂っぽさをサッと流してくれましたよ。
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これは食中酒向けの吟醸酒でしょう。
淡めで軽いので、スイスイと行けてしまいました。
ただ、それ故に、私としては飲み応えがほしいところでした。
私といたしましては、一昨日いただいた純米のほうが好みでした。

【お酒】1831.きりんざん グリーンボトル 純米 カップ [15.新潟県の酒]

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製造者 麒麟山酒造株式会社
新潟県東蒲原郡阿賀町津川46

内容量 180ml
アルコール分15度
原材料名:米(新潟県産)、米麹(新潟県産米)
精米歩合 58%
(以上、ラベルより転記)




今週は、“きりんざん”のカップ酒3種をいただきます。
いずれも新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の発令期間中に近所にあるスーパーで入手したものでした。
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JR磐越西線は、新潟から会津若松へ向けて、阿賀野川に沿って走って行きます。
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麒麟山酒造さんが蔵を置くのは、その磐越西線の津川駅(新潟県東蒲原郡阿賀町)。
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津川駅の近くには、阿賀野川に麒麟橋がかかっております。
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その麒麟橋から見えるのが、津川のシンボルである“麒麟山(きりんざん)”です。
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この麒麟山をその名にいただく麒麟山酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
15.伝辛 麒麟山 カップ
648.麒麟山 特別本醸造 ときかぜ 300ml
939.麒麟山 生酒辛口 300ml
940.麒麟山 伝統辛口 300ml


今日いただくこのお酒は、新潟県産米100%使用の純米酒でした。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
酒臭さ(ほめ言葉です)をふんわりと感じ、熟成感もちょっとだけ感じます。
米のうまみは広がらず、舌の上を突く感じです。
苦みや雑味はありません。
キレはとてもよく、スッと引いていきます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
スースー感はわずかにあるようですが、ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
かなり弱めですが、その存在は確認できます。


淡麗ちょいすっぱスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみはたしかに淡めでしたが、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や熟成感、それに米のうまみをそれぞれ感じとることができました。
また酸味があって、それがいい感じに味わいを引き締めているようでした。
甘みはかなり弱めでしたが、これもコクをちょっとだけ添える程度にうまく働いているようでした。
それでいて、あたかもアル添酒のようにキレがよく、後味はすっきりしておりました。

これはあくまでも私の感想ですが、麒麟山酒造さんは淡麗酒を作らせたら日本一じゃないかと、あたしゃそう思いますよ。
私の好みは伝辛(伝統辛口:普通酒)でしたが、この純米酒もおいしいお酒でした。

【お酒】1830.南部關(なんぶぜき) 特別純米酒 300ml [03.岩手県の酒]

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合資会社川村酒造店
岩手県花巻市石鳥谷町好地12-132

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




川村酒造店さんのお酒は、かつて662.酉与右衛門(よえもん) 純米酒をいただいております。

今日いただくこのお酒は、“南部關(南部関:なんぶせき)”という手印の特別純米酒でした。
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特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりません。

うまみはやや淡めです。
米のうまみは存在はわかるものの、厚みがなくて弱めです。
酒臭さもあるみたいですが、これも幅がありません。
苦みも弱めです。
キレはとてもよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさに鋭さがあることはわかりますが、かなり弱めです。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


やや淡麗でちょい薄辛口のお酒でした。
うまみや酸味の存在はわかるものの、かなり弱めでした。
というか、味の要素はひととおり揃っているものの、全体的に薄い感じがしました。



ここで、燗にしてみましたよ。
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酸味が出てきましたね。
すっぱさの鋭さだけではなくて、酸味自体の深みも少し感じますよ。
それに酒臭さ(ほめ言葉です)や米のうまみに幅を少し感じるようになりました。
熟成感も弱めながらにわかるようになって、角がなくて穏やかです。
甘みも弱めではあるもののわかります。
それでいて、キレのよさは維持されております。


燗にすると、ちょい深ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうが、味の要素の一つひとつをはっきりととらえることができるみたいでした。
それ故に、濃くはないものの、冷やしたときのような薄さは感じませんでした。
しかもキレのよさはそのままで、後味はスッキリしておりました。

これはまちがいなく燗のほうがおいしいでしょうよ!
しかも冷めると薄さが出てきたので、熱いうちにいただくべきだと思いました。
燗だと食事と合う、おいしいお酒でした。




その燗がうまい南部關に合わせた今日のエサはこちら。


うざくならぬ、うなぎをさんま蒲焼缶で代用したさんまざく。
今日は蛇腹切りが些か雑でした。
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週末恒例の、冷蔵庫の残り物の煮物。
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そして、買ってきた成田山の奈良漬。
これはおいしかった!
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ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)

【お酒】1829.恋の のみ薬 300ml [20.長野県の酒]

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製造者 大塚酒造株式会社
長野県小諸市大手2-1-24

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




しなの鉄道の小諸駅(長野県小諸市)
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今日はその小諸駅の近くに蔵を構える大塚酒造さんの“にごり酒”をいただきます。
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大塚酒造さんは“浅間嶽”の手印でお酒を世に送り出しているそうです。
その大塚酒造さんのにごり酒については、文献に以下のような記述がありました。

 蔵のある馬場裏は、島崎藤村が小諸義塾の青年講師として、明治32年から38年までを過ごした住居のあった場所である。その頃、藤村はよく通った一膳飯屋「揚羽屋」で、近くの農夫らと一杯四銭の濁り酒「浅間嶽」を楽しんだ。『千曲川旅情のうた』に出てくる「濁り酒濁れる飲みて草枕しばし慰む」は、ここの酒のことである。」(※1)

もしかしたら、今日いただくこのにごり酒の味は、島崎藤村が楽しんだものと同じ味わいなのでしょうか?


そんな由緒正しい大塚酒造さんのにごり酒ですが、
なんとこれは“恋の のみ薬”なんだってさ。
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どうやら普通酒のようですね。
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あたしゃ恋にはもう懲りごりですので、まったく関心がありません。
そんなアラフィフ中年男性にも、このにごり酒は再び恋心を抱かせてくれるのでしょうか?
どうでもいいわ。
にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

滓の量は、3割程度でしょうか。
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お酒の色はわずかに象牙色で、見た目にとろみを少し感じました。
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うまみは濃いめです。
米のうまみがドロッとしていて濃いですね。
滓のざらつきもわずかながらに感じます。
フレッシュさはかなりひかえめで、苦みや雑味はまったく感じません。
酒臭さや熟成感もないですね。
キレは、にごり酒にしてはよいほうだと思います。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで、鋭さも感じません。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややひかえめです。
にごり酒にしては弱めで、幅やべとつきはありません。


米のうまみがしっかりしている、濃醇旨やや辛口のおいしいにごり酒でした。
米のうまみそのもので、とろみが少しあって、それが舌の上にズシリと乗っかってきましたよ。
フレッシュさはかなりひかえめで、香りがなく、風味も米そのものでした。
それでいて苦みや雑味がなく、しかもキレがよくて後味はスッキリしておりました。
さらにやや辛口で、甘ったるさがまったくありませんでした。

名前に反して、味わいに雑なところやおちゃらけた感じは一切ありませんでしたよ。
食事と合う、おいしいにごり酒でした。

これはかなりうまいね!
それ故に、あっちゅう間でございましたとさ。
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そのおいしい恋ののみ薬に合わせた粗末なエサはこちら。

焼かなすとみょうがとのごま酢和え。
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豚ロース肉。
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玉ねぎ、にんにくと共に炒めて、赤味噌で味をつけてみました。
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想像どおりの味でした。
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え?

なんだって?


“恋の のみ薬”は効いたのかって?


















オイラはやっぱり、人間よりも猫のほうがいいや。
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(友情出演)

(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.104(2008.5 信濃毎日新聞社)

【お酒】1828.堀の井 カップ(2回目) [03.岩手県の酒]

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高橋酒造場 高橋良司
岩手県紫波郡紫波町片寄字堀米36

アルコール分/15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




今日は、およそ4年半ぶりに堀の井カップをいただきます。

でも、この堀の井カップは、前回とは別カウントとさせていただきます。
なぜならば、このお酒の蔵元さんは個人事業主(自然人商人)のようですが、前回いただいた際とはご当主の名前が変わっていたからです。
代替わりなさったのかな?
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品質表示に変更があれば新規のお酒として扱うのがこのブログの公式(?)ルールですので、別カウントとさせていただきました。

なお、高橋酒造場さんのお酒は、このほかに1802.堀の井 本醸造 生貯蔵酒 300mlをいただいております。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し茶色がかっていて、透き通っておりました。
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燗をつけると、アルコールの香りがわずかに立ってまいりました。

うまみはやや淡めです。
最初に熟成感が来て、荒さをちょっと感じます。
米のうまみは弱めですがわかります。
熟成感に由来すると思われる苦みがありますが、弱めです。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがわかります。
スースー感は少しはっきりです。
ピリピリ感はありません。

甘みは、これもややはっきりです。
幅は感じず、べとつきもないものの、よくわかります。


やや淡麗でちょい枯れちょいスースッキリやや甘口のおいしいお酒でした。
枯れていて、荒さも感じるものの、しつこくはありませんでした。
甘みがいい感じにそれを和らげていたのかもしれません。
それでいてけっしてペラペラではなく、米のうまみを弱めながらに感じました。
香りと透明感、それにちょいスーであったことから察するにアル添多めなのかもしれませんが、それ故かキレがよくてスッキリしておりました。

これは食中酒、しかも燗にしてこそのお酒でしょう。
やや荒めの熟成感とスースー感とがあったことから好みの分かれるところでしょうけれど、MeとしてはWelcome でした(ちょっとルーっぽかったかな?)。

“大七カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者:福島県二本松市竹田1-66
大七酒造株式会社

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分:15度
(フタより転記)

生酛の旨さ
麹米・五百万石
米アルコール使用
180ml
(ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】56.大七カップ




“酒は大七”。
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東北本線の普通電車に乗って北上しているとき、車窓からこの看板が見えると、
“いよいよ東北へ来たな!”って気になるのって私だけ?
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今日は、およそ6年半ぶりに“大七カップ”をいただきますよ。

このカップ酒、普通酒なのにご丁寧に箱に詰められているのです。
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その箱に表示されていた能書。
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生酛造りだったり(生酛にもいろいろな方法があるでしょうけれど)、麹米が五百万石(ピンキリでしょうけれど)であったりはともかく、添加しているアルコールが米由来のものってのは、あたしゃどうでもいいことだと思いますよ。
だって、そもそも醸造アルコールってのは連続式蒸留でアルコール度数を95%以上に高めたものを水で希釈した“アルコールと水だけ”の製品(いわゆる甲類焼酎と同じもの)でしょうから、原材料をこだわっても出来上がった製品に差異はないはずですから。


それでは、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色はほとんどわからない程度で、透き通っておりました。
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燗をつけると、アルコールの香りが立ってまいりました。

うまみは濃くはないですが、淡くもないですね。
酒臭さ(ほめ言葉です)をじんわりと感じ、熟成感もかすかにあるみたいですが、うまみ自体に透明感をバッチリと感じます。
米のうまみは弱めです。
苦みや雑味はなく、キレはとてもよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはかなり弱めですが、酸味自体の深みをちょっとだけ感じます。
スースー感は少しはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
弱めですが、わかります。


じんわりスッキリちょいスーやや甘口のお酒でした。
アルコール香が強めでうまみに透明感があったことから、かなりスッキリしておりました。
ですが酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をじんわりと感じたことから、けっしてスカスカではありませんでした。
甘みがわかりましたがそれほど強くはなく、むしろこれはスッキリした味わいであったが故の効果でしょうか。

飲みやすさと飲み応えとを両立させていると感じました。
ものすごくうまいというわけではないものの、そこそこいけるのではないでしょうか。



飲み終わった後で気づいたのですが、ラベルの裏には何やら写真が。
蔵の全景でしょうか?
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【お酒】1827.つや姫 なんどでも 純米吟醸酒 300ml [06.山形県の酒]

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東の麓酒造有限会社
山形県南陽市宮内2557番地

原料米 つや姫100%使用
原材料名 米(山形県産)、米麹(山形県産米)
精米歩合 58%
アルコール分 15度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




山形鉄道フラワー長井線の宮内駅(山形県南陽市)。
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その宮内駅の近くに蔵を構えるのが、東の麓酒造さん。
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東の麓酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
601.東の麓(あずまのふもと) カップ
1421.東の麓 本醸造酒 生貯蔵 生涼 300ml

今日いただくこのお酒は、山形県産のつや姫を100%使用した純米吟醸酒なのだとか。
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“なんどでも”という手印。
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蔵元さんのWebsiteによれば、「商品名は「どんな温度でも美味しい」「何回飲んでも楽しい」という意味。」で“なんどでも”なのだとか。
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それでは、いただいてみたいと思います。

まずは、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
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上立ち香はっきりですね。
花っぽい香りです。
一口含むと、それが口の中にパッと広がって、鼻へと抜けて行きますよ。
上等な接着剤のような香りもかすかにあるみたいです。
上等な接着剤なんてものがこの世に存在するのかよ!

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみがしっかりなのに、うまみ自体に透明感がありますよ。
酒臭さ(ほめ言葉です)と熟成感ともかすかに感じます。
吟醸酒にありがちな苦みもちょっとだけあるみたいですが、気にはなりません。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめかな。
すっぱさは弱めで、鋭さは感じません。
でも、酸味自体に深みを少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みははっきりしています。
べとついた感じはないものの、厚みのある甘みがありますよ。


やや濃醇で芳香ちょい深スッキリ旨甘口のおいしいお酒でした。
香りがはっきりしておりましたが、しつこくは感じませんでした。
米のうまみがしっかりなのに、山田錦使用酒のような透明感を感じました。
酸味の深みがコクを添え、厚みのある甘みによって飲みやすく仕上がっているようでした。

これ、かなりうまいね!
香りだけじゃなくて、うまみや深みもしっかりで、飲み応えがありましたよ。



ここで、残りを燗にしてみました。
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ありゃ!
ぜんぜんちがう!

香りは花っぽさが引いて、むしろ酒臭く(あくまでもほめ言葉です)なりましたよ。
それにうまみにも酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)が出て、米のうまみと両立して濃さが増しました。
一方で苦みは引いて、スースー感が少し出てまいりました。
酸味は、尖ることなく深みだけが増してきたようです。

燗にすると、濃醇ちょいスー深旨甘口のおいしいお酒になりました。
燗にすると、香りやうまみの透明感が引いて、飲み応えが増しましたよ。
それにちょいスーになりましたが、これは私の好むところでした。


“なんどでも”は、冷やと燗とで味わいがまったく異なりましたが、いずれもおいしくいただくことができました。

あー!、おもしろかったなぁ。






その“なんどでも”に合わせた粗末なエサはこちら。


山形のお酒なので、“山形のだし”。
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木綿豆腐にかけていただきました。
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んめ!
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山形県産の“ゆで干し大根”
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そして、“打ち豆”(これも山形県産です)。
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煮物にいたしました。
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んめ!
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ごちそうさまでした。
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あくびをしたあとで、口を閉じようとしているダンナ。
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(友情出演)

今日もいっぱい遊んでいただけましたとさ。

“米鶴 かっぱ 特別純米酒 180ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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米鶴酒造株式会社
山形県東置賜郡高畠町二井宿1076

アルコール分/15度以上16度未満
原材料/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合/60%
容量/180ml
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】447.米鶴 かっぱ 特別純米酒 180ml




今日は、およそ5年半ぶりに米鶴酒造さんの特別純米酒“かっぱ”をいただいてみようと思います。
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なお、米鶴酒造さんのお酒は、かっぱのほかに以下のものをいただいております。
299.米鶴 醇成 ファミリーカップ
311.米鶴 吟醸生彩 300ml


特別純米酒ですが、燗がうまいとわかっておりますので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し黄色がかっておりました。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがふんわりと漂ってまいりました。

うまみはやや濃いめでしょう。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がじんわりと穏やかに効いております。
米のうまみもやや弱めながらもそれに続きます。
熟成感もちょっとだけあるみたいですが、角や粗さは感じません。
苦みや雑味はなく、キレはよいですね。

酸味はややひかえめかな。
すっぱさは弱めで鋭さもそれほど感じませんが、酸味自体に深みを少し感じます。
スースー感は少しはっきりです。
ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、前に出て来ません。


やや濃醇でちょい深ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)がしっかりで熟成感もありましたが、味わいに角がなくて穏やかでした。
酸味は、すっぱさは弱めなのに酸味自体に深みを少し感じることができました。
それでいて辛口でキリッと引き締まっており、キレもよくて後味はさっぱりしておりました。

5年半ぶりにいただいた“かっぱ”は、やっぱりおいしいお酒でした。






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熊本県の球磨川流域がとても心配です。

ネット上の情報では、人吉の青井阿蘇神社が浸水したそうですし。
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かつてそれぞれ2度にわたってお世話になった朝陽館さんや入道さん、大丈夫かな?
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くま川鉄道も心配です。
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焼酎と川の幸とをもたらしてくださった球磨川様、
どうか一刻もはやくお鎮まり下さい。
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