“千両男山 本醸造 上撰カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]
株式会社菱屋酒造店
岩手県宮古市鍬ヶ崎下町5-24
品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15度以上16度未満
(以上、裏に貼られたラベルより転記)
初回記事はこちら
【お酒】718.千両男山 本醸造 カップ
今日は、およそ七年半ぶりに、千両男山の本醸造上撰カップをいただきました。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、淡めの金色でした。
香りがありますね。
アルコール香とともに、枯れた感じの香りを少し感じます。
うまみはやや濃いめでしょう。
枯れた風味とともに、米のうまみも少し感じます。
酒臭さはそれほどでもないみたい。
軽い苦みがちょっとだけあります。
キレはとてもよく、スッと引いて行きました。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは感じるものの弱めで、むしろ深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややはっきり、否、ちょいはっきりかな。
前には出てこないものの、厚みを少し感じます。
やや濃醇でちょい枯ちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。
枯れているものの、決してペラペラではなく、むしろやや濃醇に感じました。
それでいてキレがとてもよく感じましたが、察するにアル添の効果でしょう。
ちょいスーもいい感じにさわやかでした。
これは口の中で油っ気をサッと流してくれそうです。
おいしゅうございました。
《焼酎》233.奄美の杜 三年貯蔵 25度 100ml [9946.鹿児島県の焼酎]
製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321
品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名 黒砂糖、米こうじ(米国産米)
アルコール分 25度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml
《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml
《焼酎》232.一村 25度 100ml
今日いただくこの黒糖焼酎は、
“一村”とセット販売もののうちのもう一本。
この絵は、田中一村作の、
「初夏の海に赤翡翠」(しょかのうみにあかしょうびん)だってさ。
一村はほんのり黄色でしたが、
この奄美の杜は、無色透明でした。
蔵元さんのWebsiteによれば、
「万人に親しまれる酒、それが奄美の杜です。里の曙を更にスッキリとした味わいに仕上げました。」
だってさ。
要するに、飲みやすいのね。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に注ぐと、フルーティーな香りがふんわりと漂います。
含むとそれが口の中でふわっと広がって、鼻へ抜けて行きます。
米の風味はわかるものの、黒糖の風味はわかりませんね。
それに苦みや雑味、酸味は全く感じません。
かすかにスーで、ピリはないですね。
これは水で割るよりも、ロックでしょうよ。
ロックで出がちな苦みはあるものの、かなり弱めです。
風味がふんわりで、甘みが生よりもはっきりしてまいりました。
雑味や角は一切感じません。
さわやかで、とても穏やかな味わいのおいしい黒糖焼酎でした。
黒糖焼酎だと言われないとわからないほど、風味に角がなくて穏やかでした。
あたかも減圧蒸留の米焼酎や麦焼酎のようでしたよ。
しかも香りがさわやかで、飲んでいてきもちがいい!
でもこれ、あまりにもスイスイと行けてしまう、危険なやつですよ。
「これは本当に危ない!」(長照二さんより)
《焼酎》232.一村 25度 100ml [9946.鹿児島県の焼酎]
製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321
品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名 黒砂糖、米こうじ(米国産米・国産米)
アルコール分 25度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml
《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml
今日いただくこの黒糖焼酎は、セット販売もののうちの一本。
この絵は、田中一村という画家が描いたものなのだとか。
それゆえに、銘が“一村(いっそん)”なのでしょう。
その田中一村について、文献では以下のように解説されておりました。
「 奄美大島の画家と言えば、田中一村(たなかいっそん)である。栃木県で生まれ、50歳のときに奄美大島に渡った田中一村は、日本のゴーギャンと称されることもある日本画家。生前は評価に恵まれず、紬工場の染色工として生計を立てながら絵を描いていた一村だが、没後にその作品が評価され、奄美大島空港の近くに建つ「田中一村記念美術館」に作品が収蔵されている。」(※1)
50歳で奄美大島へ渡って、没後に評価されたのか。
オイラもちょうど50歳だから、奄美大島へ渡って絵を描こうかな?
だれも評価してくれず、ただ野垂れ死にするだけだろうけれど。
「 奄美大島は南の島ではあるが、カラッと明るく鮮やかなイメージよりも、深さや濃さを感じる色合いが多い。クワズイモや色鮮やかな南国の魚介類や動植物が描かれる一村の作品には、美しさはもとより一見、毒々しくも見える生命力や湿度を感じ、ながめるうちに神聖な森に迷い込んでいくような魅力がある。
色のトーン(調子)は「ビビッド」「ソフト」「ライト」といった言葉で表現されるが、最も鮮やかな「ビビッド」よりも、一段深い色は「ディープ」と呼ばれている。奄美大島にある生の自然には、ほかでもないディープな色味が多いようにくじら(←筆者のペンネーム;ブログ筆者追記)も感じているが、島のゴーギャンはそうした色や、人間と神とのつながりのような、言葉にできない島の空気を捉えていたのかもしれない。ほんの少し、島に滞在しただけで島の深さを理解するのは難しいが、田中一村の作品を眺めていると、この島のディープさに少しだけでも触れることができるような気がする。」(※2)
この記述をお読みいただいた上で、
改めて、日本のゴーギャンこと田中一村の作品をご覧ください。
一方で、今日いただくこの“一村”なる黒糖焼酎について、
蔵元さんのWebsiteでは以下のように紹介されておりましたよ。
「黒糖焼酎を樫樽で長期間貯蔵し、絶妙なバランスでブレンド。町田酒造が得意とする貯蔵技術・ブレンド技術の集大成。」
なるほど、長期貯蔵酒ですか。
ということは、枯れていて黒糖の風味は控えめなのかな?
それを確かめるべく、いただいてみましょう。
熟成によるものと思われる色が着いていますね。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
香りは、鼻を近づけると樽の香りをほんのり。
でも含むと口の中でそれがパッと広がって、鼻へ抜けていきます。
確かに枯れた風味です。
でも角はなく、穏やかな枯れ具合です。
甘みがしっかりしておりますよ。
一方で黒糖の風味はやっぱり弱め。
ちょいスーで、かつちょいピリ。
次に、ちょい水足しの水割りで。
樽香や枯れた風味はそのまま。
一方で、甘みは引きました。
それに苦みをかすかに感じるかな。
かすかにスーですが、ピリはなし。
生(き)よりも、かなりキリッと引き締まった感じがいたします。
香りや枯れた風味が程よく、生(き)で甘みを、そしてちょい水足しの水割りでキリっと引き締まった感じを楽しめる、おいしい黒糖熟成焼酎でした。
やはり黒糖の風味は弱めでした。
でも、枯れ具合が角がなくて穏やかでした。
生(き)とちょい水足しの水割りとで風味に変化があったのも面白いところでした。
その一村と合わせたきょうのエサはこちら。
冷蔵庫の残り物野菜一式。
ドレッシングで和えて、サラダにしました。
めんツナかんかん。
要するに、猫のエサ、
じゃなくて、明太子入りのツナ缶でした。
これに合わせたのは、
きゅうりとねぎ。
きゅうりは熱湯をサッとかけて青臭さを抑え、
二つに割って種を取り除いて(これも青臭さ対策)、
小口切り。
ねぎも小口切りにして、
水にサッとさらして、
きゅうりもねぎも、めんツナかんかんと混ぜました。
ここで味見。
うまみや塩気はちょうどよい。
ただ深みが足りないかな。
それに明太子入りだけあって、辛いね。
深みを足して辛さを和らげるために、
みりんを使用。
大さじ1.5杯分を、
1992年製の電子レンジで煮切り。
それを混ぜて、
できあがり。
うん、正解!
煮切りみりんを加えたことで深みが出て、かつ辛さを和らげることができました。
ごちそうさまでした。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
日差しが強くて暑かったせいか、
黒猫のダンナは車の下へ入ったきり。
それでも午後になると出てきて、遊んでくださったのでした。
(友情出演)
(※1)鯨本あつこ・石原みどり『あまみの甘み あまみの香り』p.36(2016.08 西日本出版社)
(※2)(※1)p.37
【お酒】2190.喜多屋 特別純米酒 カップ [40.福岡県の酒]
製造者 株式会社喜多屋
福岡県八女市本町374番地
品目 日本酒
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
福岡県産夢一献100%使用
アルコール分 15度以上16度未満
内容量 180ml
精米歩合 60%
(以上、ラベルより転記)
喜多屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】1048.寒山水 純米吟醸 55%磨き カップ
【お酒】1184.喜多屋 特醸 美酒四段仕込 300ml
【お酒】1199.喜多屋 本醸造 九州 一度火入れビン貯蔵 冷用酒 300ml
【お酒】1200.喜多屋 本醸造 サケカップ
【お酒】2062.喜多屋 純米酒 180ml
【お酒】2063.喜多屋 特別純米酒 180ml
【お酒】2064.喜多屋 純米吟醸 180ml
【お酒】2065.喜多屋 純米大吟醸 180ml
今日いただくのは、精米歩合60%の特別純米酒。
かつていただいた【お酒】2063.喜多屋 特別純米酒 180mlと同じ中身でしょうね。
この特別純米カップも、夢一献を使用しているのだとか。
話のネタが尽きたところで、いただきます。
特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ごくかすか。
上立ち香は、鼻を近づけるとかすかにフルーティー。
含むとそれがふんわりと広がります。
最初に酸味が来ました。
少し強めで、鋭いですね。
スースー感はないものの、かすかにピリかな。
うまみはやや淡め。
それでも米のうまみが口の中で広がります。
苦みや雑味はなく、酒臭さや熟成感もありません。
甘みはややひかえめでしょう。
感じるものの、弱めです。
ちょい芳香のやや淡麗でちょいすっぱ旨やや辛口のお酒でした。
酸味が利いていて最初に感じ、うまみを凌いでおりました。
でも荒々しさはなく、しかも雑味がなくてキレイでした。
これは魚はもちろん、肉にも合うと思います。
ただ、酸味が鋭い故に、酒だけを楽しむには向かないかもしれません。
【お酒】2189.純米吟醸酒 銀河鉄道の夜 180ml [03.岩手県の酒]
製造者 株式会社桜顔酒造
盛岡市川目町23番18号
品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分 15度
精米歩合 50%
(以上、ラベルより転記)
「 桜顔酒造は昭和四十八年、盛岡・宮古・二戸管内の酒造業者十社が共同して設立した。当時は市内上堂の北上川畔に工場を建設したが、その後の都市化の影響もあって移転し、平成四年からここ川目町で醸造を続けている。
当初協業組合としてスタートした桜顔酒造は平成七年、みちのくコカ・コーラボトリング㈱の一〇〇%出資企業となった。平成十年には組織も株式会社に変更し、現在に至っている。」(※1)
と書かれている桜顔酒造さん。
その後さらに資本に変動があって、現在では会津の榮川酒造と同じ資本の傘下に入ったみたいですね。
前置きはこのくらいにして、
今日のお酒は、銀河鉄道の夜。
言わずと知れた、宮本・・・、じゃなくて、
宮沢賢治の作品ですね。
いかんいかん。
かつてハマコーが予算委員長だった時
「ミヤザワケンジ君は殺人者だ」
って言って委員長を辞めたことを思い出しちゃった(もちろん“宮本”の誤り)。
共産党のみならず、あの頃は野党が今よりもはるかに強かったなぁ。
精米歩合50%なのに大吟醸を名乗らないところに、奥ゆかしさを感じちゃう?
それではいただきます。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
香りは、鼻を近づけるとかすかにフルーティー。
含むと口の中でふわりと広がります。
最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
スーかすか。
ピリがあるものの、かすかでしょう。
うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに口の中でパッと広がってスッと切れます。
苦みがありますが、これもかすかでしょう。
酒臭さは熟成感はゼロ。
甘みはややはっきり。
前に出て来ないものの、幅を少し感じます。
やや淡麗でちょいすっぱ旨やや甘口のお酒でした。
味の要素のうち、酸味だけが突出しているように感じました。
スーやピリ、それに苦みもかすかに感じましたが、甘みが和らげてくれているようでした。
これは海のものに合わせるべきかな?
(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.68(1998.10 岩手日報出版部)
《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]
●製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321
●品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
●原材料 黒砂糖、米こうじ(米国産米、国産米)
●アルコール分 43度
●内容量 200ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)
町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml
今日いただくのは、里の曙GOLD
43度の原酒。
しかも長期熟成で、「長期貯蔵「里の曙」(減圧蒸留)と、常圧蒸留した製品をそれぞれ別の樫樽で熟成させ、絶妙のバランスでブレンドしました。」(蔵元さんのWebsiteより)なんだってさ。
《焼酎》227.里の曙 原酒 200mlと同じく、
この里の曙GOLDの瓶にも、大島紬の龍郷(たつごう)柄がデザインされておりました。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
43度だけあるが故か、やっぱりスースーのピリピリ!
香りはあるものの、ほんのり感じる程度。
でも熟成による(と思われる)枯れた風味と、樽の香りの風味とがいい感じに効いております。
深みもありますが、しつこさはなくて軽い感じの深みです。
甘みもしっかりと感じます。
ただ、黒糖の香ばしさはわかりにくいですね。
これは水割りでしょう。
スーとピリとが引いて、飲みやすくなりました。
枯れた風味と樽の香りとを直に感じることができました。
ただこれもやっぱり、黒糖の香ばしさはわかりにくいですね。
水割りで、角がなくて穏やかな深みと枯れ具合とを感じ取れる黒糖焼酎でした。
長期熟成らしい深みと樽の香りとがしっかりでしたが、しつこくはなくて穏やかでした。
それ故か、水割りにすることでクセがなくて飲みやすくいただけました。
ただし、これが黒糖焼酎かと問われれば、いささか難しいところ。
まあでも、熟成焼酎なんて主原料の風味はかなり抑えられているものが多いので、さもありなんと言ったところでしょうか。
その里の曙GOLDと合わせたきょうのエサはこちら。
週末になると中途半端な量が残る油揚げ。
油抜きしてきゅうりとねぎとで、中華風の胡麻和え。
安物のアメリカ産豚ロース肉。
生姜焼き風の炒め物。
ごちそうさまでした。
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朝から午後3時までずっと寝ていらっしゃった黒猫のダンナ。
オイラもそういう生活をしてみたいぜ。
それでも夕方になったら起きて来られて、
遊んでいただけたのでした。
(友情出演)
【お酒】2188.勝山 縁(えん) 特別純米 180ml (2回目) [04.宮城県の酒]
製造者:仙台伊澤家 勝山酒造(株)
宮城県仙台市泉区福岡字二又25-1
品目:日本酒
アルコール分:15度
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:55%
内容量:180ml
使用米:ひとめぼれ100%
保存方法:常温(冷暗所保存)
(以上、ラベルより転記)
およそ7年ぶりの“勝山 縁(えん)”。
かつて同じもの(【お酒】921.勝山 特別純米 縁 180ml)をいただいております。
ならば、“また飲んでみました”に分類するところ。
しかし、品質表示に変更があれば別カウントとすることがこのブログにおけるルールですので、2188番目の【お酒】として扱わせていただきました。
その品質表示はこちら。
7年前の品質表示はこちら。
それではいただきます。
特別純米には香りを特徴とするものもございましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
香りはないですね。
うまみは濃いめ。
米のうまみそのもので、厚みをはっきりと感じます。
軽い苦みを少しだけ感じます。
酒臭さや熟成感は皆無です。
キレはまあまあかな。
酸味はややはっきり。
すっぱさは少し強めで、鋭さもあるものの、深みも伴うみたい。
スーやピリはありません。
甘みはややひかえめ。
弱めですが、弱めなりに幅を感じます。
濃醇ちょいすっぱちょい深旨やや辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみがとてもしっかりしておりました。
それに酸味が効いていて、深みもありました。
かすかな苦みがありましたが、味のバランスは崩れておらず、飲みやすさすら感じました。
これはうまいね。
ここで、残りを燗にしてみましたよ。
まず、苦みが消えました。
そしてキレがよくなり、かなりシャープな口当たり。
それでもうまみには厚みしっかり。
酸味はすっぱさが引いて深みが前に出てきました。
甘みはそのまま。
燗にすると、濃醇ちょい深スッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
燗にしたことでキレがよくなり、とても飲みやすくなりました。
スイスイと行けてしまいそうですが、それでもうまみはしっかり。
ワタクシといたしましては、燗のほうが好みでした。
【お酒】2187.ワンカップ大関 純米酒(AJS 60周年記念) [28.兵庫県の酒]
製造者 大関株式会社
兵庫県西宮市今津出在家町4-9
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分:13度以上14度未満
精米歩合:78%
180ml
(以上、ラベルより転記)
灘五郷のうち、最も東側に位置する今津郷。
そこに蔵を置く大関さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
【お酒】266.オダキュー 天下の険 上撰 カップ
【お酒】386.大関 超特撰 大坂屋長兵衛 大吟醸 180ml
【お酒】695.本醸造 上撰 辛丹波 300ml
【お酒】1000.ワンカップ大関 上撰
【お酒】1013.Vセレクト 淡麗辛口 灘の鬼ころし カップ
【お酒】1303.上撰 ワンカップ大関 千葉仕立て
【お酒】1336.ワンカップ大関 上撰 新米新酒
【お酒】1342.大関 上撰 お燗瓶 180ml
【お酒】1368.上撰ワンカップ大関 期間限定 せごどん
【お酒】1401.ワンカップ大関 純米にごり酒
【お酒】1439.上撰 ワンカップ大関 瀬戸内仕立て
【お酒】1525.大関 純米大吟醸 150ml
【お酒】1768.ワンカップ大関 純米生貯蔵
【お酒】1932.ワンカップ大吟醸 志村けんの言葉ラベル だいじょうぶだぁ
【お酒】2084.辛丹波 にごり 辛口 アルミ缶
今日いただくこのワンカップ大関は、
純米酒。
普通酒のワンカップ大関には上撰/佳撰やら金冠やらといった小印が付されておりますが、この純米酒には小印は無し。
度数は13度台と、やや低め。
AJS(オール日本スーパーマーケット協会)の60周年記念商品なんだってさ。
それではいただいてみましょう。
ワンカップ大関ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
(これまでの経験に基づく判断です。)
お酒の色は、ほぼ無色透明。
香りはないですね。
うまみはやや淡めながらも、しっかりしています。
米というよりも、ラムネやプレーンチューハイのような、うまみ自体に爽やかさを感じます。
軽い苦みをちょっとだけ感じます。
酒臭さや重さは皆無で、枯れた感じもまったくありません。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、それでも鋭さをはっきりと感じます。
スーはかすかで、ピリはなし。
奄美はややはっきりでしょう。
かなりさらりとしていますが、幅を感じることができます。
やや淡麗で爽快ちょい苦ちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
うまみは普通酒のワンカップ大関と同じく、爽やかな口当たり。
それでいてこちらはちょい苦ちょいすっぱと、味に角を感じました。
それでもこの程度に抑えてあることには、もしかしたら度数(13度台)と関係があるのかな?
だったら、アル添で・・・。
爽やかなお酒。
冷やして飲んで正解でした。
福岡県と長崎県とでの酒集め&焼酎集め [旅]
今回徘徊したのは、
福岡県と、
長崎県。
2泊3日の旅を、
300枚の写真で紹介いたします。
ところが、
出発する前日の夜に、
地震発生!
すごいですねぇ~!(←所ジョージで)
けっして小さくはない地震だったのに、
次の日は、電車もバスも飛行機も、朝から何事もなかったかのように動いているんだから。
各種交通機関の運行に携わっていらっしゃる皆様に、
心の底から御礼申し上げます。
<(_ _)>
★☆2023年5月27日(土)★☆
自宅の近所からバスに乗って、
いつもの成田空港第3ターミナルへ。
成田空港からは、Jetstar★。
8:50発の福岡空港行GK505便に搭乗。
今日は通路側の席なので、外は見えず。
飛行機が出てくる本を読んだり、
飛行機に関する曲を聴いたりして過ごしました。
福岡空港に定時に到着。
国際線ターミナル行のバス(無料)に乗車。
前面展望イェーイ!(ガキか。)
国際線ターミナルからは、
太宰府ライナーに乗りかえ。
車内は超満員!
観光バスタイプでの立席は、初めての経験でした。
客を立たせたままで高速にお乗りなさるのね西鉄バスさんは!(でも合法らしい。)
10分弱の遅れにて、
太宰府駅前に到着。
こちらが、
西鉄(西日本鉄道)太宰府線の太宰府駅。
人大杉!
海の向こうで使われている言葉が目立つね。
まずはお参りから。
人生初の、太宰府天満宮へ。
え?
これが拝殿なの?
ここで二礼二拍手一礼。
改修中にて、
“仮殿”なんだってさ。
改修は、着手したばかりみたい。
飛梅だ!
東風吹かば~♪
花嫁行列のご登場。
オイラにはまったく縁のない行事だわ。
参拝を終えたワタクシは、
裏口からさっさと出て行ったのでした。
その裏口の近くにある、
椎木酒店さんへ。
玉出泉の一合瓶を見つけてGET!
筑紫野市二日市(太宰府市のお隣)に蔵を置く蔵元さんが造ったお酒です。
ちょうどお昼となりましたので、
今回の旅の目的の一つを果たすべく、
きくちさんへ。
席に着いたら、
おしぼりと共に、梅茶が供されました。
冷たい八女茶とセットなのは、
梅ヶ枝餅!
3年B組金八先生で知って以来、ずっと食べてみたかったのでした。
焼きたて、
ホカホカ。
外は焦げ目がほんのり付いていて、中はお餅のやわらかさ。
香ばしくて、お米の味がしっかりで、おいしゅうございますね!
お茶が味わい深くておいしい!
こういうところこそ、ちゃんとしたお店らしさでうれしいね。
梅ヶ枝餅を以て、昼食に代えたのでした。
外に出て、
参道を引き返した酔っぱらい。
太宰府駅からは、西鉄太宰府線には乗らず、
その線路に沿って歩いて行ったのでした。
途中で立ち寄ったスーパーで、
黒島美人のペットカップを見つけてGET!
鹿児島県産のこれも、九州ならではの商品でしょうね。
さらに玉出泉の純米吟醸酒を見つけてGET!
太宰府線を2駅分歩いて、
西鉄二日市駅へたどり付きました。
急行を待っていたら、反対側に普通が到着。
あたしゃ子どもの頃、『私鉄全百科』(小学館コロタン文庫)で、この6000形がデザインを踏襲している5000形の左右非対称な正面デザインを初めて見た時に、衝撃を受けましたよ。
でもいまじゃ、それほど斬新なデザインではなくなりましたけれどね。
西鉄福岡(天神)行の急行に乗りました。
急行は、終点の西鉄福岡(天神)駅へ到着。
駅ビルに入っていた西鉄ストアで、
喜多屋のカップ酒と、宗像のお酒とをGET!
外へ出て、
東へ歩き始めた酔っぱらい。
お茶を買ったコンビニで、
さつま島美人の缶チューハイを見つけてGET!
さらに東へ。
薬院新川を渡って、
あ、なんかやってる!
“タイフェス”だってさ。
シンハー!
適度な来客数で、落ち着いて飲めました。
那珂川を渡って、中洲へ。
ひむかのくろうま。
ラベルのデザインが変更されていたのでGET!
博多川を渡ると、
そこはもう、川端。
6年ぶりのご無沙汰でした。
商店街の入口には、
川上音二郎の像が鎮座まします。
川端の商店街を歩いて、
ホテルにチェックイン。
壁面改修中とのことで、景色は期待できず。
ちと早すぎますが、
川端の街へ繰り出した酔っぱらい。
ウエスト(うどん店)で飲もう!
と、固く心に決めていたのですが、
トホホ・・・、
居酒屋メニューは17:00からなんだってさ。
しかたがないので、
商店街を南下して行った酔っぱらい。
櫛田神社へ参拝。
いやぁ大きな木だねぇハッハッハッハッ!
(↑藤岡弘、のモノマネをするエハラマサヒロで)
拝殿にて二礼二拍手一礼。
山笠だ!
博多の人たちの誇りだね。
櫛田神社を出てふと横を見ると、
にぎやかな立ち飲み屋(ちかっぱさん)が開店しているじゃあ~りませんが。
お客のお姉さん(←年上(たぶん)の女性に対する敬称)の傍に立たせていただいて、
まずはビールと枝豆。
お好み天。
常連のみなさんの話を聞きながら、ビールを空けて、
白岳しろチューハイ(かなり濃いめ)!
ちかっぱさんとは、これでお別れ、
17時を回ったので、ウエスト飲み開始!
黒霧島チューハイ。
ちかっぱさんの白岳チューハイがいかに濃かったか、よくわかりました。
揚げ餃子と、揚げ茄子。
そして〆は、博多うどん。
月見うどんを注文しました。
やわ麺の博多うどん、
おいしゅうございました。
こうして、博多での一日は終わりを告げたのでした。
★☆2023年5月28日(日)★☆
翌朝。
へー!
朝ラーメンだってさ。
オイラはもう、朝ラーメンと洒落こめるほど若くはございません。
博多川沿いに歩いて行ったのですが、
水があまりきれいではなかった・・・・。
鏡天満宮。
へー!
渡唐口跡だってさ。
ここから遣唐使が出発したのですね。
博多ポートタワーが見えると、
そこはもう博多港。
第1ターミナルへ。
ネットで予約していたチケットを発見してもらって、
郷ノ浦行のジェットフォイル111便に乗船。
目的地である郷ノ浦港までは、1時間10分。
護衛艦かな?
あー、ダメ人間だダメ人間だ!
まだ朝の8時台だというのにはずかしげもなく飲み始めるアル中ハイマー型ダメ人間だ!
玄界灘に乾杯!
限界だな。(寒っ!)
ジェットフォイル111便に博多港から1時間10分乗って、
郷ノ浦港へ無事到着。
郷ノ浦港は、
壱岐(長崎県壱岐市)にある港の一つ。
その郷ノ浦港ターミナルビルにある売店で、
麦焼酎をこれだけGET!
ここで、麦焼酎についてちょっとだけ講釈を。
麦焼酎と言えば、“いいちこ”や“二階堂”など、
大分麦焼酎が有名ですよね。
しかし大分麦焼酎は、昭和40年代末に登場し、昭和50年代になって平松守彦大分県知事が主導した一村一品運動の一環として商業目的で製造が広まったものなのです。
それ故、その歴史はわずか50年程度。
一方、
壱岐の麦焼酎(壱岐焼酎)は、
江戸時代に農民が自家用として麦を使って製造していた焼酎に由来することから、
その歴史は200年~500年とも言われているのです。
しかも壱岐には、
139平方キロメートルに満たない島の中に、
麦焼酎を造る蔵元さんが7軒もあるのです。
詳しくは上記リンク先の記事をお読みください。
もちろん!
今回、壱岐へやって来た目的は、
壱岐の麦焼酎を集めるためだったのでした。
さて、壱岐郷ノ浦に上陸した酔っぱらい。
時間はたっぷりとありますから、思いっきり徘徊してやりましょう。
まずはこの郷ノ浦大橋を渡って、湾の対岸へ行くことにいたしましたよ。
坂を登っていたら、
ツチノコ?
いいえ、トンビの羽でした。
上空では、いっぱい飛んでいましたから。
郷ノ浦大橋が見えてまいりました。
港の景色。
ジェットフォイルはすでにいませんでした。
弁天崎公園へやってまいりました。
へー、
公園の中に神社があるのね。
政教分離には問題ないのかな?(な~んて野暮なことは言わないの!)
ここが市杵島神社の入口らしい。
鳥居を探したら、崖っぷちにありましたよ。
オイラの人生と同じだな。
鳥居の向こう側は、石段が海の中へ。
その石段からおそるおそる撮影した鳥居。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
楽しい旅になりますように。
公園へ戻った酔っぱらい。
海を眺めようと思い、海岸のほうへ行くと、
なにやら石碑が立っておりました。
“梨本宮殿下御展望所跡”だってさ。
宮下公園でおなじみの梨本宮様(守正王?)がここから海をご覧になられたのかな。
その景色がこちら。
振り向くと、
展望台がありました。
展望台からの景色は、ビミョー・・・。
松の木が育ち過ぎだな。
展望台から降りようと思い下を覘いたら、滑り台がありましたよ。
でもどこを降りたら滑り台まで安全にたどり着けるのかわかりませんでした。
それに近くでは、お子さまたちが遊んでいらっしゃる。
滑って転んだら、笑いものになってしまう。
(話はいつもスベっているくせに。)
滑り台を使わずに、無事降りてこられた酔っぱらい。
お馬さんを発見。
プーチンスタイルで自撮り。
お子さまたちがいたので、裸になるのはやめました。
にゃんこを発見。
触らせてもらえませんでした。
再び郷ノ浦大橋を渡って、
郷ノ浦港へ戻ってまいりました。
森の中へ続く階段を上って、
さらに坂!
けっこうキツイ。
ようやく目的のオブジェがチラリ。
“春一番の塔”だってさ。
へー!、この辺り(郷ノ浦)は、
かつては元居浦って名前だったみたいね。
目良亀久さん!
かつて論文を引用させていただいたことがありましたよ。
春一番の塔から望む壱岐の海は、
暴風とは無縁に思えるほど静かでした。
春一番の塔の近くには、
春一番海難者の慰霊碑もあるんだってさ。
八幡様の裏手に回ると、
ありました。
壱岐での春一番に関する報告でした。
以上です、編集長!
郷ノ浦の港には、祈りの場所と思われるところもございました。
港を離れて、市街地へ。
八坂神社の看板を発見。
鳥居がありましたが、
扁額には、本居神社と記されておりましたよ。
本居宣長?
それとも、春一番の塔の能書きにあった元居浦?
悩んでもしかたがないので、
拝殿にて二礼二拍手一礼。
郷ノ浦の街には、坂が多いこと!
たしか壱岐は、土地が肥沃で農業が盛んだと聞いておりました。
平地の広さは、長崎県内で第2位なんだってさ。
それ故、平坦な場所なのかと思っておりましたが、ここ郷ノ浦の街は坂ばかり。
平地へたどり着くまでに坂があって、それを越えるのが大変なのでしょう。
酒屋さんを発見!
壱岐の焼酎を2種GET!
お宝地蔵だってさ。
合掌。
ドッサリお宝に出会えますように。
(賽銭が10円じゃ、無理な話だろ。)
なーんて卑しいことをお祈りしたせいか、
背後に視線を感じてドキッ!
これ、
夜中に知らずに出くわしたら、腰を抜かしそうだわ。
ここからは、スーパーを訪問。
最初に訪問したところで、これだけGET!
“心意気”(左から2つ目)は、なんと清酒でした。
11時半となりましたもので、
スーパーで総菜パンを買って昼食といたしました。
贅沢は夜まで我慢しようという魂胆。
さらに坂を上って、
いもづる?
食用じゃなくて、苗だよね。
さらに上って、
ワンカップ大関の純米酒(AJS 60周年記念)と、
白岳の“KAORU”なる米焼酎(球磨焼酎)を見つけてGET!
壱岐とは関係ないでしょうけれど。
壱岐の島も、壱岐25度も、既出。
改めて試すべく、入手いたしました。
スーパー訪問はこれで終了。
来た道を引き返すべく、あとはひたすら下り坂。
オイラの人生そのものですわ。
お前、平田だろ!(藤波辰巳(当時)より)
川の向こう側に、鈴なりの枇杷の木を発見。
対岸に民家はなく、辺りに橋は見当たらない。
誰も収穫しないのかな?
鳥たちにとっては食べ放題でたまらないでしょうけれど。
車の下で寝ていたにゃんこ。
近づいても逃げませんでしたが、出て来てはくれませんでした。
壱岐では猫に何度も出会いましたが、誰も遊んでくれませんでした。
この階段で、左側の道路まで下りるのです。
往路では、ここを上って来たのですよ。
焼酎やら酒やらを担ぎながら、無事下りてまいりました。
郷ノ浦の街へ戻ってきた酔っぱらい。
赤い欄干の橋を発見。
川風の匂いからして、
汽水域だね。
魚がいると思ったら、フグでした。
その名の如く“河豚”ですね。
塞(さい)神社だってさ。
♪Dominique-nique-nique
♪S’en allait tout simplement
♪Routier, pauvre et chantant♪(空耳アワーより)
いいですか皆さん!
これも“信仰”の一形態ですからね。
信教の自由を享受し維持するためには、国民一人ひとりがあらゆる信仰に対して寛容であるべきですからね。
街中でも猫に出会いましたが、
やっぱり誰も遊んでくれやしない。
あらためて、
黒猫のダンナのやさしさを思い知らされたのでした。
(友情出演)
歩き疲れたので、
カフェで休憩。
これにて郷ノ浦での徘徊は終了。
ホテルにチェックイン。
少々早めの時刻でしたが、
本日の一人打ち上げへと向かうべく、
郷ノ浦港方面へ歩いていきました。
やって来たのは、郷ノ浦港ターミナルビル。
今朝ジェットフォイルに乗って到着したところです。
ビルの2階へ。
ここにある『髭達磨』さんで本日の一人打ち上げと決めました。
一人客なのに、
電話したら座敷を用意してくださいました。
まずはビール。
枝豆。
壱岐豆腐の冷奴。
九州の甘い醤油をかけて、
これ、ものすごくまいう~♪
固めで噛み応えがあり、かつ豆の味が濃い!
ビールをさっさと空けて、
壱岐の麦焼酎へ移行!
まずは20度モノから。
壱州美人をロックで。
華やかな香りに甘みが続く。
軽めでスイスイ行けてしまう。
20度モノは、ロックがいいね。
手作り焼き餃子。
餡がトロトロのやつ。
それでいて肉の味しっかりだね。
次は25度モノ。
ちんぐ(かめ壺仕込み)を、同じくロックで。
甘みの中に、ちょいぴりちょいスーちょい苦。
麦の風味が続くかな。
25度モノはロックよりも濃い目の水割りのほうが角が出なくて飲みやすいかも。
そして〆は、満を持してのご登場。
壱州牛のステーキ丼。
やわらかっ!
うまみがすごい!
あー、何もかもがおいしかった。
髭達磨さん、ごちそうさまでした。
海風を浴びながら、ホテルへ戻った酔っぱらい。
途中で立ち寄った酒屋さんで、
壱岐の華25度の別デザインモノを見つけてGET!
こうして、壱岐郷ノ浦での一日は、
終わりを告げたのでした。
★☆2023年5月29日(月)★☆
最終日。
帰りたくないと心の底から思いつつ、窓の外を眺める酔っぱらい。
ふと左方向を見ると、
長い石段の上に、神社を発見。
69段の石段を登ってみました。
こんぴらさんでした。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
楽しい旅をありがとうございました。
その左脇には、
お稲荷さんがありました。
69段の石段を下りて、
本町バス停へ到着。
待合室は8:30から利用可能とのことで、路上で待ちました。
というか平日の朝7時だというのに、バスを待つ人はオイラだけ。
芦辺港へ向かうバス(7:22発)に乗車。
「先頭席は利用を自粛してほしい」とのことで、
2列目にて前面展望イェ~イ!(完全にガキだな。)
おいおい!、
料金箱が手動式じゃないか。
お釣り、出るかな?
運転手さんからお釣りを無事もらって、
イオン前にて下車。
イオンを物色してみたものの、成果は無し。
芦辺港ターミナルビルまでやってまいりました。
壱岐への往路はジェットフォイルで郷ノ浦港へ到着いたしましたが、
復路はここ芦辺の港から。
しかも乗るのはフェリー。
ジェットフォイルよりも鈍足で、博多港まで2時間10分かかります。
私が乗るのは、
芦辺港を11:15発の博多行フェリー224便。
しかしこの時点で、
時刻は午前8時半前。
ということで、残りの時間を使って、
とある神社を目指すことにいたしました。
ここ芦辺の地も坂がキツイ。
竜神崎園地に到着。
ここからがまたキツイというか、ヒドイのです。
まずは入口近くに鎮座まします壱岐神社へ参拝。
壱岐神社には、元寇の際に使用された碇石がありましたよ。
元のものか日本のものかはわかりませんでした。
さらに坂を上って行く酔っぱらい。
上ったと思ったら、
こんどは下り坂の連続で奈落の底へ。
海岸までたどり着いた酔っぱらい。
お目当ての神社が見えてまいりました。
ここからがさらに大変!
落っこちそうで怖いこと怖いこと。
酒やら焼酎やらを背負って来るところじゃなかったと、いささか後悔しておりました。
この崖っぷちなんか、
踏み外したら命がもたないでしょう。
崖っぷちの次は、階段を上って、
ようやくたどり着きました!
龍蛇神神社。
これ以上後ずさりできないという場所まで後ずさりして撮影。
鳥居を正面にすると、祠は右を向いておりました。
その祠の正面へは、
これまたグラグラで恐ろしい石段を上らなければならなかったのでした。
石段を上がった場所は、人ひとりが立つことができるだけの狭い場所。
それ故、酒やら焼酎やらを背負った上での祠の撮影はこれが限界でした。
祠を拝むワタクシの後ろ側は、こんな感じ。
「途中で“これは本当に危ない”と思って」
これ以上後ろへは下がれませんでした。 (↑長照二さんより)
祠の前で二礼二拍手一礼。
楽しい旅をありがとうございました。
龍蛇神神社の祠の前から見渡した日本海。
静かな海と涼しげな風とが、ここまでたどり着いた苦労をしばし忘れさせてくれました。
でも帰ろうとした途端、
怖かった往路のことを思い出しちゃった。
あーこわ!
あーこわ!(なんで2回言うんだよ。)
恐怖の海岸ゾーンの次は、
往路で下ってきた坂を“逆に”上らなければいけませんでした。
「逆にな!」(←ごきブラの赤井英和より)
恐怖の海岸ゾーンも心臓破りの坂もなんとかクリア。
芦辺港ターミナルビルまで戻ってまいりました。
芦辺港ターミナルビル内の売店で、
焼酎の100ml瓶と、
天の川150ml瓶とを見つけてGET!
フェリーへ乗船するお時間がやってまいりました。
個室もあったのですが、どうやら相部屋になるみたい。
それ故ワタクシは、一等ラウンジに陣取りました。
その一等ラウンジで、昼食。
壱岐よ、さらば。
生きてさえいれば、また来ることもきっと叶うでしょう。
ジェットフォイルとちがって、
フェリーは外に出られるのね。
静かな海。
心地よい風。
フェリーに2時間10分乗って、
博多港へ定時に到着。
博多駅へ向かうバスは、発車まで20分ちょっと待たねばなりませんでした。
そこで今回は、タクシー利用。
タクシーに乗ってまでしても、
一刻も早く博多駅へ到着したかったのでした。
博多駅に到着。
博多港でバスが発車する時刻とほぼ同時で、バスの待ち時間を回収できました。
なぜ、タクシーに乗って来たのか。
それは、立ち飲みへ一刻も早く行きたかったから。
住吉酒販さん。
ここも6年ぶりのご無沙汰でした。
ナッツを注文して、
一杯目は、「ちかっぱ 辛口にごり」。
たしかに辛口でさっぱりしている。
でも米のうまみや酸味の深みがしっかり。
二杯目は、「田中六五 純米酒」。
うまみは深みを保ちつつも、さっぱりした感じ。
むしろ酸味の深みが効いている。
やや甘口ながらもキレよく、後味はスッキリ。
三杯目は、芋焼酎「くじら」をロックで。
香りはそんなにない。
含むと芋の風味に厚みを感じ酸味と甘みをはっきりと感じます。
お湯割で試したかったな。
四杯目に突入し、「天賦 純米吟醸」。
うまみは広がらず、さっぱり。酸味がはっきりしていて、キレがよい。
雑味がなくてきれいな味わいでした。
五杯目「二の矢」、ですが・・・・・・、
これを飲んだ記憶がまったくない!
住吉酒販さん、今回も堪能させていただきました。
これですべての行程が終了いたしました。
最後は博多駅の改札を通って、
のぞみに乗ったのですが、
今回はグリーン車。
大きなカバンもすっぽりと入る座席に座って、
ビールを飲みながら帰ったとさ。
めでたし!
めでたし!
旅はやっぱり、
一人旅に限るね!
というか、
こんな旅は、
一人じゃなければできません罠!
呵呵!( ´∀`)ヵヵ
【お酒】2186.浦霞 純米大吟醸 180ml [04.宮城県の酒]
●製造者:株式会社佐浦
宮城県塩釜市本町2番19号
●品目:日本酒
●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
●精米歩合:50%
●アルコール分:15度
●内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
平日は更新を控えている(=酒を飲まない)ワタクシ。
でも今日は、敢えて更新いたします(=飲んじゃいます)。
というのも、今週末はお酒の記事ではなく、徘徊の報告を掲載するつもりなものでして。
宮城県塩竃市。
その街中に蔵を構え、“浦霞(うらかすみ)”の手印でお酒を造る佐浦さん。
そのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】631.本醸造 からくち 浦霞 300ml
【お酒】1940.浦霞 特別純米酒 生一本 180ml
今日いただくこの浦霞は、
満を持しての純米大吟醸。
品質表示には、特に変わったところはなし。
それではいただきます。
大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
上立ち香は、フルーティーさはないですね。
鼻を近づけるとかすかにフレッシュな香りを感じます。
含むとそれがふわりと広がります。
うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみが舌の上でパッと広がって、すぐにスッと引いていきます。
ちょい苦かな。
キレはとてもよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、かなり鋭いですね。
スースー感はありません。
ちょいピリですが、シュワのようなピリです。
甘みはややひかえめ。
かなり弱めですが、存在はわかります。
爽快やや淡麗でちょい苦ちょいピリちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味と共に酸味と、それにちょいピリさえも相俟って、爽やかに感じました。
米のうまみが濃くはないものの、パッと広がってスッと引き、かなりキレよく感じました。
味の構造は複雑でしたが、食事と合うおいしい純米大吟醸でした。