SSブログ

【お酒】2275.花の舞 純米吟醸(ICHI-GO-CAN)(185系電車:急行伊豆) [22.静岡県の酒]

49591.JPG
製造所:花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632
販売者:株式会社Agnavi
神奈川県茅ケ崎市本村2丁目2番18号
加工所:埼玉県比企郡小川町大字青山字木ノ下1581-1

品目:日本酒
●原材料名:米(静岡県産)、米こうじ(静岡県産米)
●精米歩合:60%
●アルコール分:15.5度
●内容量:180mL
(以上、ラベルより転記)




花の舞酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
花の舞 本醸造カップ
花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
花の舞 山田錦純米吟醸 300ml
花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
花の舞 出世大名家康くんカップ
花の舞 純米酒 180ml
花の舞 純米吟醸 Light 300ml
純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ
小田原 本醸造 カップ
【お酒】2044.花の舞 くらふとなま 純米生酒 180ml

今日いただくこのお酒は、どうやら純米吟醸のようです。
49592.JPG

造っているのは花の舞酒造さんですが、製造者と充填者とが異なる“ICHI-GO-CAN[レジスタードトレードマーク]”なる商品でした。
49595.JPG
49593.JPG
49594.JPG

缶のデザインは、国鉄185系電車の“急行 伊豆”号。
数年前まで、東京から伊豆方面へ向かう“特急 踊り子”号に使用されていた電車ですね。
でも、花の舞酒造さんって浜松にあるから・・・、(自粛)。
49596.JPG49597.JPG

特急踊り子号の登場は、1981(昭和56)年10月。
それ以前は、東京から伊豆方面へ向かう優等列車は、“特急あまぎ”と“急行伊豆”との二本立てでした。
晩年の特急あまぎには183系特急型電車が、そして急行伊豆には主に153系急行型電車が、それぞれ充当されていたようです。

185系電車の登場は、1981(昭和56)年初~中旬であったと記憶しております。
そして特急踊り子号が登場するダイヤ改正の数か月前からは、185系は急行伊豆号へ153系と共に充当されていたのです。
しかもその当時の急行伊豆号では、185系と153系との併結もあったらしい。
有名なところでは、185系主編成(10両)が153系付属編成(5両)を従えて根府川橋梁を渡る写真があり、鉄道の書籍・雑誌で目にしたことがおありの諸兄もいらっしゃると思います。

185系電車製造の主たる目的は、153系急行型電車の置き換え。
急行型電車である153系を特急型電車の185系で置き換えるという、これだけを聞くとそもそも理屈に合わないような策だと思います。

しかし1980年代には急行列車の設定自体が全国的に減少傾向にあり、ダイヤ改正の度に廃止され、あるいは特急列車へ格上げがなされていたのでした。
その傾向は急行列車の消滅をもたらし、現在のJRには定期運行で走る急行列車の設定は皆無となってしまいました。
平成生まれの若者たちや令和生まれの子どもたちは、“急行”は運賃(通常料金)だけで乗れるちょっとだけ速い私鉄の電車のことだと思っていて、“急行券”とか“急行料金”なんて言葉はきっと知らないことでしょう。


話が長くなってしまいました。
それではいただきましょう。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
49598.JPG


盃に注ぐと、フルーティーな香りがふわりと漂ってまいりました。
含むとそれが口の中で広がり、かつアルコール香と、微量のセメダイン臭とを伴うようです。

うまみはやや淡め。
米のうまみは厚みはないものの、舌の上を覆うように乗っかります。
苦みや雑味はゼロ。酒臭さも熟成感もありません。
キレはよく、透明感がはっきりしております。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みは・・・、ややはっきり、
否、ちょいはっきりでしょう。
幅を少し感じるものの、べとつかずかなりさらりとしています。


芳香やや淡麗でちょいすっぱちょいスースッキリちょい甘口のおいしいお酒でした。

まず最初に香りを感じ、フルーティーな香りと共にアルコール香、そしてセメダイン臭をちょっとだけ感じました。
でも決してしつこくはなく、残留するようなことはありませんでした。
純米なのに透明感がバッチリでしたが、この透明感は花の舞シリーズに共通するのではないでしょうか?
酸味が程よく効いて、味を引き締めているように感じました。
甘みは、甘辛判定し難いほどの程度でした。

これは冷やして飲んで正解でしょう。
でも、もしこれを燗にしたら、はたしてどのような風味になることやら?

【お酒】2274.忠正(ちゅうまさ) 本醸造 カップ [22.静岡県の酒]

49587.JPG
製造者 株式会社駿河酒造場
静岡市駿河区西脇25-1

品目 清酒
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分15度以上16度未満
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




2015年2月24日以来の“忠正(チュウマサ)”カップ。
【お酒】483.忠正(ちゅうまさ) 本醸造 カップ
49588.JPG

前回とはラベルのデザインが変わっていたので、当方が独自に定めたルールに基づいて別カウントとさせていただきます。

ですが、品質表示は前回と同じでした。
49589.JPG


話のネタがないことから、さっそくいただきましょう。
本醸造ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いておりました。
49590.JPG


燗を付けると、酒臭い(ほめ言葉、以下同じ)香りがふわりと漂ってまいりました。
含むとそれとともにアルコール香もはっきりしております。

うまみはやや淡めでしょう。
酒臭さがほんのりと効いていて、熟成感もちょっと感じます。
米のうまみは弱めで、パッと散る感じがいたします。
苦みがあって、軽めではあるものの鋭さを少し感じます。
キレはとてもよく、透明感も少し感じます。

酸味はひかえめ。
すっぱさはほとんどなし。
ちょいスーですけれど、ピリはなし。

甘みは・・・・、難しいところですが・・・・、ややひかえめ!
弱めではあるものの、その存在はわかります。


やや淡麗でちょい枯ちょい苦ちょいスーすっきり旨やや辛口の、とてもおいしいお酒でした。

米のうまみは弱いものの、酒臭さが程よく効いており、それにちょい枯の熟成感が続くので、けっしてペラペラではありませんでした。
ちょいスーでアルコール香もありましたが、それらがいい感じに軽快さとキレのよさとを出してくれているようでした。
酒臭さと熟成感と苦みとのバランスが絶妙で、かつアル添の働きが絶佳としか申せません!

うまいね!
アル添酒支持者(オイラ以外にいるのかな?)にはたまらん味わいでしょう。
っていうか、こういう味わいのお酒、ひさびさでうれしいわ!
しかもこれは海の酒、刺身に合わせたらきっと最高でしょうね。

【お酒】2273.九郎左衛門 雁金青海波 純米酒 300ml [06.山形県の酒]

49572.JPG
製造者 有限会社新藤酒造店
山形県米沢市大字竹井1331

品目 日本酒 純米酒
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 70%
アルコール分 14度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




新藤酒造店さんのお酒は、昨日までに以下の物をいただいております。
【お酒】1930.雅山流 魂 スパークリング スタンダード 300ml
【お酒】2156.雅山流 如月 大吟醸 無濾過生詰 300ml
【お酒】2272.九郎左衛門 雁金麻ノ葉 本醸造 300ml

今日いただくこのお酒は、
“青海波せいがいは文様”の上に“雁金紋”で、
“雁金青海波”(かりがねせいがいは)だってさ。
49573.JPG

お値段は、雁金麻ノ葉より80円お高い程度。
49575.JPG

品質表示はこちら。
雁金麻ノ葉は本醸造でしたが、こちらは純米酒。
ただし、アル添の有無以外は同じ表示でした。
49574.JPG

アル添の有無以外は同じ表示ということは、雁金麻ノ葉(本醸造)よりも味が濃いのでしょうか?
また、アル添の有無は香りやキレにも影響すると思いますが、どうでしょうか?
それらのことを考慮しつつ、いただいてみたいと思います。


雁金麻ノ葉と同じく冷蔵保存せよと書いてあることを考慮して、
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
49576.JPG

香りは、鼻を近づけるとフレッシュな香りを感じます。
含むと口の中でふわっと広がります。

うまみはやや淡め、否、ちょい淡め。
米のうまみに厚みをしっかりと感じますが、感じた後スッと引きます。
苦みがあって、鋭さはそれほどでもないものの重さを感じます。
熟成感なし、酒臭さもなし。
キレは、苦みが残る程度かな。

酸味はややはっきり。
すっぱさを少し感じ、鋭さもわかります。
スーはなく、ピリもなし。

甘みはややひかえめ。
弱めですが、わかります。


爽快ちょい淡麗でちょい重ちょいすっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

味の基本は雁金麻ノ葉(本醸造)と同じでした。
しかしこちらのほうが全体的に少し濃いめで、爽やかな感じや米のうまみがハッキリしておりました。
苦みの重さはこちらもありましたが、甘みもわずかながらに感じたことから、それで和らいでいるようでした。
それ故に、雁金麻ノ葉(本醸造)よりも飲みやすいのではないかと感じました。


次に、燗で試してみました。
49577.JPG

酒臭い香りが少し立ちましたが、含むとそれほどでもないみたい。

うまみに厚みを感じますが、舌の上に乗ってスッと引きました。
爽やかさや苦みの重さは引きましたが、キレがよく、かつちょいスーになりました。
酸味に少し鋭さが出るみたいです。
甘みはむしろややはっきり。

燗にすると、淡麗ちょいスーちょいすっぱスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒になりました。

冷酒と燗とでは、甘みがまったく異なりました。
重さが引いてキレよくスッキリで、かなり飲みやすくなりました。

このお酒、冷酒と燗とで味わいが全く異なり、かつ双方ともおいしいお酒でしたよ。

世の中で主流となりつつある“アル添排斥主義=純米至上主義”に対して徹底的に抵抗するつもりである、アル添支持者たるワタクシ。
そのワタクシとしては非常に悔しいところではございますが、雁金麻ノ葉(本醸造)よりもこの雁金青海波(純米酒)のほうがおいしいことは否定できません。
それに冷やしていただくべきお酒でしょうけれど、燗もまた好みの味わいでした。





その雁金青海波(純米酒)と合わせた今日のエサはこちら。


まもなく、卵が賞味期限を迎えつつあったので、
49578.JPG
49579.JPG

にら玉でも作ろうと思いつつ、
49580.JPG

冷蔵庫に残っていた野菜も使い、
49581.JPG

肉も食べたかったので、薄切り豚ロース肉をちょっとだけ使って、
49582.JPG

中華あじ(左)と、しょうゆと酒、赤味噌(愛知県産)とを混ぜたものとを調味料として、
49583.JPG

にら玉、のようなもの。
49584.JPG

予想通りの味でした。
49585.JPG

ごちそうさまでした。
49586.JPG

【お酒】2272.九郎左衛門 雁金麻ノ葉 本醸造 300ml [06.山形県の酒]

49555.JPG
製造者 有限会社新藤酒造店
山形県米沢市大字竹井1331

品目 日本酒 本醸造
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 70%
アルコール分 14度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




新藤酒造店さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1930.雅山流 魂 スパークリング スタンダード 300ml
【お酒】2156.雅山流 如月 大吟醸 無濾過生詰 300ml

今日いただくこのお酒は、
“麻ノ葉文様”の上に“雁金紋”で、
“雁金麻ノ葉”(かりがねあさのは)だってさ。
49556.JPG

“雅山流”や“九郎左衛門”の銘でお酒を世に送り出していらしゃる新藤酒造店さん。
どちらかというと、吟醸クラスのものを主力商品とされているようですね。

でもこの雁金麻ノ葉は、本醸造
アルコール分が14度台とやや低めで、かつ冷蔵保存せよとのこと。
49557.JPG

ということは、この雁金麻ノ葉は、九郎左衛門の中でも廉価版といった位置づけでしょうか?
それ故に、スーパーでも入手可能なのかもしれません。
49558.JPG


本醸造ですが、14度台で冷蔵保存せよとあることや、吟醸クラスに注力なさっている新藤酒造店さんのお酒であることを考慮し、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすか。
49559.JPG

盃に鼻を近づけると、ごくかすかにフレッシュな香りを感じます。
含んでも、ほんのりと感じる程度です。

うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
米のうまみそのもので、かつ淡めならがも厚みを少し感じます。
酒臭さはなく、熟成感もありません。
苦みが少しあって、鋭くはないものの、重いね。
キレはまあまあ。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
スーもピリもなし。

甘みはゼロ!
まったく感じません。


ちょい爽快のやや淡麗でちょい重ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。

淡めでしたが、米のうまみに厚みを感じて飲み応えがありました。
フレッシュな風味が弱めながらにちょうどよく効いていて、それが酸味と相俟って爽やかでした。
ちょい重でかつバリバリの辛口でしたが、それ故に爽やかさと相俟って清々しく感じました。

これは夏の暑い日にうなぎのかば焼きなんかといただけば、バッチリでしょうよ!
よい暑気払いとなることと推察いたします。


次に、ちょっとだけ燗にしてみました。
49560.JPG

うわ!
うまみが淡い!
うまみの淡さがさらに増し、厚みが消えて舌の上を滑るように消えて行きます。
それにちょいスーになったせいか、キレがよく感じるようになりました。
爽やかさは消えて、重さは和らぎ、すっぱさも引きました。

燗にすると、淡麗ちょいスー辛口になりました。
うまみの厚みや重さ、酸味など、味の要素が突出しなくなりました。
これはスイスイと行けてしまいますよ。

でも、うまみの厚みが消えたことで、飲み応えがなくなってしまったように感じました。
やっぱり冷やしたもののほうが、飲み応えがあってよいかも。







その雁金麻ノ葉と合わせた今日のエサはこちら。

ゆで干し大根(山形県産)。
賞味期限を徒過してしまったものの、自己責任でいただきます。
49561.JPG

これに合わせたのは、さば缶。
49562.JPG

彩りを考慮して、にんじんも使い、
49563.JPG

さば缶を使うので、臭みを考慮してショウガも使いました。
49564.JPG

フライパンで炒め煮にし、水分を飛ばして味を煮含ませる魂胆。
49565.JPG

出来ました。
49566.JPG

ゆで干し大根のうまみに、さば缶のうまみがバッチリ!
砂糖を使っていないのに甘みが出たのは、大根の糖分に因るのかな?
さば缶の臭みはゼロで、ショウガは要らなかったかも。
49567.JPG

青い野菜も食べたかったので、
ピーマンを使い、
49568.JPG

もやしと共に、ナムルのようなもの。
49569.JPG

これはいつもの味でした。
49570.JPG

ごちそうさまでした。
49571.JPG

〔泡盛〕41.黒真珠 43度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]

49550.JPG
製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834

琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:43度
(以上、ラベルより転記)





石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”
今日はその最後の1本をいただきます。
40372.JPG
40373.JPG

5回目の今日は、
“黒真珠”(くろしんじゅ)だってさ。
49551.JPG

その銘の由来について、文献では以下のように紹介されておりました。
また、石垣島一の美しさともいわれる川平湾では黒真珠が特産なのですが、上質で奥深い美しさの黒真珠のように、私たちの舌を魅了する奥深い味わいにしたいという願いを込めて造ったのが『黒真珠』です。」(※1)

アルコール分は43度。
蔵元産のWebsiteによれば、古酒をブレンドしてあるのだとか。
49552.JPG


それではいただきましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
49553.JPG

香りは、盃に鼻を近づけるとかすかに華やか。
でも含むとそれが口の中でパッと広がります。

43度だけあってか、アルコール香がはっきりしています。
それにスース―のピリピリ!

米の風味が穏やかで、黒麹の香ばしさも然り。
それ故か、キレよくスッと引いていきます。

酸味のような風味をちょっとだけ感じます。
甘みも少しだけ。

重さやクセ、角は全く感じません。


次に、ちょい水足しの水割りで。
49554.JPG

上立ち香は消えました。
でも含むと、アルコール香と共にパッと広がります。

苦みが出て、けっこう鋭いです。
でもそれは氷が溶けるにつれて徐々に消えました。
逆に甘みは、氷が溶けるにつれてはっきりしてきたみたいです。

米の風味と黒麹の香ばしさとは、共にとても穏やかで、かつさっぱりしています。


華やかな香りとともに、風味が穏やかでさっぱりしている、おいしい泡盛でした。

風味が穏やかで角や重さ、クセが全くなく、かつさっぱりしておりました。
それでいて華やかな香りがあって、南国の酒らしさを感じました。
43度だからかアルコール香とスーピリが目立ちました。

これは薄めの水割りでいただいたほうがおいしいかもしれません。
43度ですからね。

(※1)日本酒類研究会編著『知識ゼロからの泡盛入門』p.165(2008.6 幻冬舎)

【お酒】2271.菊正宗 キクマサ ネオカップ [28.兵庫県の酒]

49544.JPG
製造者 菊正宗酒造株式会社
神戸市東灘区御影本町御影本町一丁目7番15号

品目:日本酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分:14%
内容量:180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




灘五郷は御影郷に蔵を置く菊正宗さん。
そのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
菊正宗 特別純米酒 超特撰嘉宝蔵 雅(みやび)
菊正宗 生酛純米酒 特撰 嘉宝蔵 灘の生一本
菊正宗 超特撰 嘉宝蔵 生酛吟醸
菊正宗 超特撰 生酛大吟醸 300ml
菊正宗 樽酒 純金箔入カップ
菊正宗 上撰 本醸造 お燗瓶 (二回目はこちら
菊正宗 上撰 普通酒 紙カップ
菊正宗 純金箔入 しぼりたてカップ
菊正宗 スーパーカップ 上撰 生酛・本醸造
菊正宗 上撰 樽酒 カップ (普通酒)
【お酒】1377.菊正宗 純米樽酒 カップ
【お酒】2007.菊正宗 上撰 純米 樽酒 720ml
【お酒】2093.菊正宗 しぼりたてギンカップ
【お酒】2094.菊正宗 上撰 しぼりたて純米キンカップ
【お酒】2095.菊正宗 〈超特撰〉 しぼりたて純米大吟醸 300ml
【お酒】2163.菊正宗 〈超特撰〉 しぼりたて大吟醸ネオカップ 
【お酒】2164.菊正宗 〈上撰〉 しぼりたて純米酒 (純米・香醸) 300ml
【お酒】2237.キクマサピン 180ml 紙パック
【お酒】2270.菊正宗 上撰 さけパック 生酛純米 180ml

清酒以外にはこれを。
菊正宗 瀬戸内れもん冷酒 ネオカップ

さらに菊正宗さんには、
樽酒カップを55個も頂戴したり
その熟成具合を試させていただいたりと、
勝手にいろいろと楽しませていただいております。


今日いただくこのお酒は、今春発売の新商品“キクマサネオカップ”。
特定名称も精米歩合も表示されていませんから、普通酒でしょう。
それにどうやら、生酛ではないみたいですね。
49545.JPG

能書きがありました。
“グッドタイミング”“マッチング”って、ルー大柴かよ!
まいっちんぐ!」ってのもあったけれど。
49546.JPG


バカな話はこれくらいにして、
いただきましょう。

まずはひや(常温)でいただきます。
49547.JPG

お酒の色は、無色透明でした。
49548.JPG

上立ち香なし。
含むと、かすかに感じるかな。

うまみは淡め。
でも淡めなりに米のうまみをしっかりと感じます。
苦みが少しあって、少し鋭さを感じます。
キレは、まあまあかな。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはかなり弱め。
深みをかすかに感じるかな。

甘みはひかえめ。
わかるがかなり弱い。


淡麗ちょい苦旨辛口のおいしいお酒でした。

昨日いただいた【お酒】2270.菊正宗 上撰 さけパック 生酛純米 180mlよりも薄いね。
でも、味の基本は同じで、かつ香りも同程度でした。
こっちのほうが辛口に感じましたが、これは甘みが薄まっただけでしょうか?


次に、燗で試してみました。
49549.JPG

上立ち香は、鼻を近づけるとちょっとだけわかります。
含むとキクマサらしい上品な香りが口の中にうっすらと広がります。

うまみは淡めのまま。
でも鋭くなって、舌の上を滑るように感じます。
苦みは引いて、わからなくなりました。
しかもキレがよくなって、スッキリしてまいりましたよ。

酸味は少しはっきりしてきて、すっぱさと共に深みを少し感じるようになりました。
それに、ちょいスーになりました。

甘みはひやと同程度でした。


燗にすると、淡麗ちょいすっぱちょい深ちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒になりました。

たしかに生酛純米よりも薄めで、物足りなさも感じました。
でも燗にしたことで、香りがちょっとだけはっきりしてまいりましたよ。
まあでも、14度台の普通酒ですから、これでも御の字なのかな。


昨日/今日と、菊正宗の純米酒と普通酒とを試してみました。
双方とも軽さのあるキレイな味わいでしたが、純米では香りが弱く、普通酒では薄くて物足りなさを感じました。

と、いうことは、きっとオイラには本醸造の香りと味わいとが頭に残っていて、それがキクマサの味の基本として認識しているということでしょう。

ああ、
菊正宗上撰本醸造、飲みたいわ。
それもかつて、オイラに清酒のおいしさを教えてくれた当時のものを。

【お酒】2270.菊正宗 上撰 さけパック 生酛純米 180ml [28.兵庫県の酒]

49446.JPG
製造者 菊正宗酒造株式会社
神戸市東灘区御影本町1-7-15

日本酒
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合 73%
アルコール分 15度
180ml
(以上、パックの印刷事項より転記)




灘五郷は御影郷に蔵を置く菊正宗さん。
そのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
菊正宗 特別純米酒 超特撰嘉宝蔵 雅(みやび)
菊正宗 生酛純米酒 特撰 嘉宝蔵 灘の生一本
菊正宗 超特撰 嘉宝蔵 生酛吟醸
菊正宗 超特撰 生酛大吟醸 300ml
菊正宗 樽酒 純金箔入カップ
菊正宗 上撰 本醸造 お燗瓶 (二回目はこちら
菊正宗 上撰 普通酒 紙カップ
菊正宗 純金箔入 しぼりたてカップ
菊正宗 スーパーカップ 上撰 生酛・本醸造
菊正宗 上撰 樽酒 カップ (普通酒)
【お酒】1377.菊正宗 純米樽酒 カップ
【お酒】2007.菊正宗 上撰 純米 樽酒 720ml
【お酒】2093.菊正宗 しぼりたてギンカップ
【お酒】2094.菊正宗 上撰 しぼりたて純米キンカップ
【お酒】2095.菊正宗 〈超特撰〉 しぼりたて純米大吟醸 300ml
【お酒】2163.菊正宗 〈超特撰〉 しぼりたて大吟醸ネオカップ 
【お酒】2164.菊正宗 〈上撰〉 しぼりたて純米酒 (純米・香醸) 300ml
【お酒】2237.キクマサピン 180ml 紙パック

清酒以外にはこれを。
菊正宗 瀬戸内れもん冷酒 ネオカップ

さらに菊正宗さんには、
樽酒カップを55個も頂戴したり
その熟成具合を試させていただいたりと、
勝手にいろいろと楽しませていただいております。


今日いただくこのお酒は、生酛造りの純米酒なんだってさ。
49447.JPG

上撰の小印が付されておりますね。
菊正宗も、純米酒を上撰クラスに据えるようになっちまったんだな。
49448.JPG

オイラが清酒に興味を持ち始めたのは菊正宗がきっかけであったことは、以前紹介いたしました。
その頃は、主力商品であろう上撰クラス(かつての級別制度下における一級酒相当か?)は本醸造で、しかも生酛ではなくて速醸酛でした。

それが数年後に上撰クラスは生酛化され、さらに数年後には純米酒が登場してこれにも上撰の小印が付されるようになりました(本醸造の上撰酒も存在しています)。

樽酒も、瓶詰めの物は純米酒に、そしてカップ酒(ネオカップ)は普通酒ですが、かつては瓶もカップ(ガラス製)も共に本醸造でした。

この一合紙パックだって、上撰クラスの純米酒が製品化される前までは、本醸造でしたらかね。

やはり大手蔵であっても、純米を好む風潮には逆らえないのでしょうか?
それとも、昨今の酒造技術を以て造れば軽い口当たりの純米酒を製造することも可能であるが故に、もはや本醸造という特定名称は無用になってしまったのでしょうか?


品質表示はこちら。
本醸造の上撰は精米歩合70%ですが、純米のこちらは73%だってさ。
純米酒には精米歩合の制限はありませんからね(表示義務はあります)。
49449.JPG

この紙パックにも、ストローがついておりました。
49450.JPG


くどくどと愚痴をこぼし過ぎたところで、いただいてみましょう。

まずはひや(常温)でいただきます。
49451.JPG

お酒の色は、無色透明でした。
49452.JPG

香りはなし。
含むと、お酒の甘い香りをほんのりと感じる程度です。

うまみはやや淡めですが、やや淡めなりにしっかりしています。
米のうまみに厚みを少し感じます。
苦みも少しあって、鋭さも少し感じます。
熟成感はなし、酒臭さはかすかに感じる程度。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めですが、深みを少し感じます。

甘みはややひかえめ。
弱めですが、その存在はわかります。


やや淡麗でちょい苦ちょい深旨やや辛口のおいしいお酒でした。

米のうまみが前に出て来て、やや淡麗ながらもしっかりした味わいだと感じました。
苦みがありましたが嫌味なく、味わいをうまく引き締めているようでした。
やや辛口でしたが、それでも甘みはわかりましたよ。


次に、燗にしてみました。
49453.JPG

上品な香りがかすかに立ち、含むとそれが口の中でうっすらならがも広がります。

米のうまみがよりはっきりしつつも、鋭さを伴いつつ舌の上を滑るように感じます。
苦みは引いて、キレがよくなりました。

酸味は同じですが、ちょいスーが出ました。
甘みも然り。


燗にすると、やや淡麗でちょい深ちょいスースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。

燗のほうがうまみが映え、かつキレがよくなりました。
それに香りがちょっとだけではあるものの、感じることができました。
この香りは、私が初めて菊正宗を飲んだ時に感じたやつでした。

でも、かつてはもっと、香り豊かなお酒だったんですけれどね。
生酛化される前の上撰本醸造は、それは豊かな香りであったと記憶しておりますよ。
それでも、かすかではあるもののその香りを上撰生酛純米で感じることができて、よかったと思いました。

【お酒】2269.國盛 純米吟醸 半田郷 酵母1801 アルミ缶 [23.愛知県の酒]

49440.JPG
製造者 中埜酒造株式会社
愛知県半田市東本町二丁目二四番地

品目 日本酒
純米吟醸酒
内容量180ml
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 若水100%使用
精米歩合55%
(以上、缶の印刷事項より転記)




江戸時代後期、灘に次いで江戸への出荷量第二位を誇り、いわば灘の生一本とともにお酒の55年体制を築き上げた、尾張の中国酒
その中国酒の製造において、盛田家(小鈴谷村:現常滑市)とともに双璧をなしたのが、尾州半田の中野(中埜)家。

今日は、その中野(中埜)家の流れを汲むと思われる中埜酒造さんのお酒をいただきます。
49441.JPG

中埜酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】651.國盛 辛口 カップ
【お酒】688.國盛 上撰 御神酒 180ml
【お酒】884.國盛 大吟醸にごり酒 300ml
【お酒】1450.國盛 大吟醸 大名古屋 カップ
國盛 どぶろく 純米造り 微発泡 300ml

今日いただくのは、純米吟醸酒。
使用米が、“若水(わかみず)”なんだってさ。
49442.JPG

若水は、「五百万石の耐倒伏性が強化された品種」(※1)で、1983年に愛知県で育成された品種だそうです。
しかし若水は、「短強稈であるものの,いもち病に弱く,栽培は平坦部に限られており,中山間部向き奨励品種はない。」(※2)のだとか。
それ故に、愛知県では新たな品種の育成に乗り出したそうですよ。
その話は、またいつか。


話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
純米吟醸ですし、それに冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
49443.JPG

お酒の色は、無色透明でした。
49444.JPG

上立ち香はなし、含んでもわずかにフレッシュさを感じる程度。

うまみはやや濃いめ。
でも最初に苦みが来て、しかもやや強めで鋭い苦み。
米のうまみには厚みを感じます。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
キレはまあまあ、苦みが残ります。

酸味はひかえめ。
すっぱさはほとんどわからないくらい。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みははっきり。
幅をしっかりと感じます。


やや濃醇で苦甘口のお酒でした。

苦みがはっきりでした。
甘みもはっきりで、それが苦みを抑えようとしてはいたものの、抑えきれないようでした。
うまみは米のうまみそのもので、クセなく重さもかんじませんでした。

吟醸酒にしては、苦みが気になるところ。
まあでも、濃い味の食べ物だったら釣り合うみたい。
昨日の残りの奈良漬けと合わせましたが、いい感じでした。
49445.JPG


と、おもったら!
最後の一杯をいただいているときに、味に変化を感じました。

苦みが少し引いて、和らいでまいりました。
甘みも少し引き、うまみも少し淡めになったみたい。
一方で酸味が少し出てきて、かつセメダイン臭を感じるようになりましたよ!

これは面白い!
ここまで変化するものかと思うほどでした。
むしろこっちのほうが苦みが引いて飲みやすいみたいです。
このお酒は、開栓してからしばらく放置したほうが、飲みやすくなるのかな?

そんな不思議な経験でございましたとさ。



(※1)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.89(2017.7 文一総合出版)
(※2)前重道雅・小林信也編著『最新 日本の酒米と酒造り』p.102(2000.3 養賢堂)

【お酒】2268.神鷹 吟醸 300ml [28.兵庫県の酒]

49398.JPG
製造者 江井ヶ嶋酒造株式会社
兵庫県明石市大久保町西島919

清酒
内容量 300ml
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合60%
(以上、ラベルより転記)




日清戦争時、日本海軍の旗艦高千穂のマストに鷹が舞い降りたというエピソードと、神も正義の戦いに味方したことにちなんで、勇ましい正義のシンボルとしてつけられた」(※1)という
“神鷹(かみたか)”
49399.JPG

江井ヶ嶋酒造さんは、清酒のみならず、ウィスキーやワインも手掛けていらっしゃるのだとか。
かつては大分市内に焼酎蔵を所有されていた時期もあったようです。

その江井ヶ嶋酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】524.神鷹 たる酒 300ml
【お酒】643.神鷹 サケカップ
【お酒】1702.神鷹 吟造り 吟醸酒 300ml

今日いただくのは、“吟醸”
【お酒】1702.神鷹 吟造り 吟醸酒 300ml(アルコール分14度)のリニューアルか?とも思ったのですが、度数が違いました。
49401.JPG


それではいただきましょう。
吟醸酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
49402.JPG


香りは、鼻を近づけるとごくかすかにフレッシュな香りあり。
含んでもかすかで、それほど広がるわけではない。

うまみはやや淡め。
米のうまみがやや淡めながらにしっかりですが、厚みはなく、舌の上を包むように乗っかります。
苦みがあって、吟醸酒にしては強めで、かつ鋭さを感じます。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
キレはまあまあで、特に苦みが残ります。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは、弱めではあるものの鋭さを感じますが、苦みに隠れているみたいです。
ピリはないものの、ちょいスーです。

甘みはひかえめ。
ほとんど感じません。


やや淡麗で苦ちょいスー旨辛口のお酒でした。

米のうまみがやや淡めなりにしっかりしてはおりました。
酸味も程よく効いており、しかも辛口で引き締まった感じがいたしました。
一方でフレッシュな風味もひかえめで、しつこさを感じませんでした。

ですが、吟醸酒にしては苦みが強く、かつ突出しているように感じました。
その苦みが口の中に残り、アル添酒なのにキレの悪さももたらしているように思いました。

苦みがなければ、キリッと引き締まったおいしいお酒だったことでしょう。
それ故に、飲みにくさを感じてしまいました。






その神鷹吟醸と合わせた今日のエサはこちら。

きゅうりを食べたかったので、
わさびとともに。
49403.JPG

わさびドレッシングを作って、
49404.JPG

きゅうり、ねぎ、ちくわのわさびドレッシング和え。
49405.JPG

オリーブオイルと合わせることでわさびの辛みが飛び、爽やかさだけが残るのでした。
49406.JPG

なすを食べたかったので、
49407.JPG

味噌炒め。
49408.JPG

きょうの料理で和田明日香さんが紹介されていた方法(なすだけを先に蒸し焼きにする)を試してみたところ、なすにいい感じに火が通っておいしくいただけました。
49409.JPG

昨日は浅草へ行って、
49438.JPG

奈良漬けを買ってまいりました。
49410.JPG
49411.JPG

もちろんおいしゅうございました。
49412.JPG

ごちそうさまでした。
49413.JPG

(※1)神戸新聞総合出版センター編『播磨の地酒 こだわりの酒蔵めぐり』p.6-7(2010.10 神戸新聞総合出版センター)








「浅草へ行った。」と書きましたが、
奈良漬けを買うために行ったのではございません。

目的は、“花見”
それも、できるだけ人が来ないであろう場所で花見をするため。


銀座線に乗って、田原町(たわらまち)駅で下車。
49414.JPG

浅草通りを上野方面へ歩いて行ったのですが、
あたしゃここを通るたびに、毎回毎回どうしても気になることがあるのです。
49415.JPG

この真ん中の建物、右へ傾いていますよね。
問題ないの?
49416.JPG

やって来たのは、合羽橋道具街の南側の入口。
49417.JPG
49418.JPG

合羽橋道具街の西側の歩道をしばらく歩いて北上し。
49419.JPG

途中で西へ曲がって、
49420.JPG

見えてまいりました。
松葉公園。
49421.JPG

ここはトイレがある公園。
酒気帯びで合羽橋道具街を歩く際にはとても重要なのです。
49422.JPG

満開ですね。
それに案の定、人が少なくてよかった。
49423.JPG
49424.JPG
49425.JPG

今年も無事花見ができてよかったよかった!
49426.JPG

合羽橋道具街へ戻って、酒のサンワさんへ。
合羽橋道具街で唯一、昼間からちょい飲みできるお店。
49427.JPG

2杯で500円(税込)。
乾坤一と理八とをいただきました。
49439.JPG

乾坤一。
酸味が鋭くて、米のうまみがそれに続く。
爽やかやや甘口で、ちょいピリかな。
49428.JPG  
49429.JPG

理八。
上立ち香かすが。
米のうまみがが鋭く、酸味か穏やかに続く。
辛口でスッキリでした。
49430.JPG

田部家と竹下家(廃業した竹下本家)との関係は、お店の人から聞けば聞くほど面白い。
これはいつか入手した際のネタとして残しておきましょう。
49431.JPG

その後、合羽橋道具街を南下。
飲んで財布の紐が緩んだせいで、
49432.JPG

毎回毎回来るたびになにかしらを連れて帰って来てしまう酔っぱらいだったのでした。
49433.JPG

途中で東へ曲がり、浅草駅を目指した酔っぱらい。
スカイツリーは途中から雲の中でした。
49434.JPG

それにしても、浅草は人大杉!
こんなところでは落ち着いて飲めやしない。
49435.JPG

雷門の前を通って、
49436.JPG

都営地下鉄浅草線に乗って退散したのでした。
49437.JPG

2024年春の“青春18きっぷ”の旅は、いつものあの場所への癒し旅。 [旅]

2024年春の“青春18きっぷ”。
これを使って、今年はこれまでに2回、以下の通り出かけてまいりました。

2024年春の青春18きっぷ使って出かけた話やねんけど、読む?
静岡へ日帰りで行ってきた話やねんけど、読む?

その結果、私の手元にある2024年春の青春18きっぷは、あと2回分を残すのみとなりました。
40333.JPG


それ故、この2回分を使って、いつものあの場所へ出かけてまいりましたよ。








★☆2024年3月30日(土)★☆


普通電車を利用して東北へ向かうはじめの一歩は、
いつも上野駅から。
202403tateoka001.JPG

まずは宇都宮線(東北本線)。
今日は、5:46発の宇都宮行普通525Mに乗車。
202403tateoka002.JPG

ピンボケごめんねごめんね~!
202403tateoka003.JPG

525Mの終点、宇都宮駅で、
7:38発黒磯行普通635Mに乗りかえ。
202403tateoka004.JPG

635Mの終点である黒磯駅では、
EH500のトップナンバーと邂逅。
202403tateoka005.JPG

その黒磯駅からは、
9:08発新白河行普通4129Mに乗車。
202403tateoka006.JPG

新白河駅で、9:52発郡山行普通2129Mに乗りかえ。
202403tateoka007.JPG

時刻は10時前ですけれど、
202403tateoka008.JPG

昼食。
朝食が午前2時だったので、腹が減って死にそうでした。
でもまだ飲みませんよ!(キッパリ!)
202403tateoka009.JPG

途中、白河駅で小峰城址を眺めつつ、
202403tateoka010.JPG

2129Mに40分ほど乗って、郡山駅(福島県郡山市)に到着。
202403tateoka011.JPG

改札を出て、郡山駅で物色開始。
202403tateoka012.JPG

にいだしぜんしゅのにごり酒と、廣戸川の普通酒300ml瓶とをGET!
202403tateoka013.JPG

郡山駅で青春18きっぷ利用をいったん中止。
新幹線に乗り換えました(新幹線eチケットサービス利用)。
普通列車のみで目的地へ向かうと、徘徊する時間を確保することができないので。
202403tateoka014.JPG

私が乗ったのは、
山形新幹線つばさ177号(臨時)新庄行。
202403tateoka015.JPG

人生初の、E8系!
でも今後はオイラが死ぬまでお世話になるんだろうな。
202403tateoka016.JPG

つばさ177号(臨時)に乗り込んだ酔っぱらい。
202403tateoka017.JPG

車内はこんな感じ。
202403tateoka018.JPG

紅花色のシートに座って、
202403tateoka019.JPG

あーダメ人間だダメ人間だ!
新幹線に乗ると午前中だろうがおかまいなく飲むクセがすっかりついたアル中ハイマー型ダメ人間だ!
202403tateoka020.JPG

吾妻小富士が見えると、そこはもう福島駅。
202403tateoka021.JPG

福島駅からは、奥羽本線へ乗り入れ。
それ故に、地上へ降りたE8系。
202403tateoka022.JPG

吾妻小富士の北側を進んで、板谷峠へ。
202403tateoka023.JPG

板谷峠に残雪あり。
202403tateoka024.JPG

カジョセンが見えると、
そこはもう山形駅。
202403tateoka025.JPG

でもでもでも!、今回は山形駅を素通り!
つばさの車窓から山形城址を眺めたのって、かなり久しぶりかも。
っていうか、オイラまだ霞城公園へは一回も行ったことがなかったよ!
202403tateoka026.JPG

葉山が見えると、
202403tateoka027.JPG

そこはもう、
村山駅(山形県村山市楯岡新町一丁目)。
202403tateoka028.JPG
202403tateoka029.JPG

時刻は13:00。
上野駅からここ村山駅まで、およそ7時間15分の旅でした。
202403tateoka031.JPG

桜はまだでした。
202403tateoka032.JPG

村山駅は、山形県村山市にある駅。
その村山市は、1954(昭和29)年に周辺の町村が合併して成立した市。
202403tateoka033.JPG

村山駅がある場所は、
旧楯岡(たておか)町の中心地。
村山駅も、山形新幹線が新庄駅へ延伸された1999(平成11)年12月までは“楯岡駅”でした。
今回はその“楯岡”とその周辺とを徘徊してみました。
202403tateoka034.JPG


ハァ?
村山市へ行ったんだから、わざわざ楯岡と言わずに“村山を徘徊した”と言えばよい!
そうお思いの御仁もいらっしゃることでしょう。




でもね、あたしゃどうも、“村山市だから村山”と言い切るのには違和感を覚えるのです。





山形県は、歴史や文化、風土、気候などから、
日本海に面する庄内地方
秋田県と県境を構える内陸部最北部の最上(もがみ)地方
県庁所在地たる山形市を抱える村山地方
福島県や新潟県と県境を構える県南部の置賜(おきたま・おいたま)地方
の4つに分けることができます。
yamagata.JPG-murayama.png

村山市は、もちろん村山地方に含まれます。
それ故に、余計に、
単に“村山”と称すると、
村山地方のことなのか村山市のことなのか村山富市さんのことなのかわけがわからなくなっちゃって、
一晩中眠れなくなっちゃいますからね!(春日三球・照代より)

そこでこのブログでは、今回徘徊したこの地域を敢えて、“楯岡”と呼ばせていただきます。


その楯岡での獲物第一号は、初孫ニュー銀嶺。
202403tateoka035.JPG

どこまで歩いても、葉山が寄り添ってくれる。
山はいいよにゃ~!(“ガキの使いやあらへんで”より)
202403tateoka036.JPG

道の駅むらやまへ到着。
202403tateoka037.JPG
202403tateoka038.JPG

六歌仙辛口300mlは既出。
しかし製造者が協業組合から株式会社化していたので、別カウント。
202403tateoka039.JPG

とある酒屋さん。
十四代に関する情報ご提供いただきました。
202403tateoka040.JPG

はいはい!
端から眼中にはございませんから。
202403tateoka041.JPG

六歌仙さんの、雪女神を使用した大吟醸を見つけてGET!
202403tateoka042.JPG

近くのスーパーでこれだけGET!
初孫マイカップは既出で銀嶺月山は紙ラベル化していたので入手。
味マルジュウ(山形県民の皆様が愛してやまないだししょうゆ)は、山形へ来た際には必ず入手するお約束。
202403tateoka043.JPG

南下して、
東根市へ、イ~ン!(ブギウギ専務より:放送終了至極残念!)
202403tateoka044.JPG

東根市に入ってすぐのところにあるのは。
六歌仙さんの蔵。
202403tateoka045.JPG
202403tateoka046.JPG

その近くにあるスーパー(佐渡ヶ嶽部屋のタニマチ)で、これだけGET!
202403tateoka047.JPG

北上して、再び楯岡へ入り、
202403tateoka048.JPG

村山駅へ戻ってきた酔っぱらい。
202403tateoka049.JPG

時刻は15:10。
202403tateoka051.JPG

次に来る列車は、つばさ150号(青春18きっぷ使用不可)ですが、
その次の15:50発山形行普通1442Mに乗っても、到着時刻は十数分しか差はなし。
それ故、青春18きっぷで乗れる1442Mに乗ることに決めました。
202403tateoka050.JPG

ちょっと時間があったので、駅改札外にあった村山駅観光物産館へ。
202403tateoka052.JPG

そこでビールを飲みながら休憩。
202403tateoka053.JPG

山はいいよにゃ~!(“ガキの使いやあらへんで”より)
202403tateoka054.JPG

ちょうど時間となりました♪(二代目広沢虎造より)
15:50発山形行普通1442Mに乗車。
202403tateoka055.JPG

40分弱乗って、山形駅へ到着。
202403tateoka056.JPG
202403tateoka057.JPG

駅ビルに入っている酒屋さんで、これだけGET!
202403tateoka058.JPG

この日は西口側にあるホテルに泊まったので、山形駅西口へ。
202403tateoka059.JPG

マックスバリュで、これだけGET!
202403tateoka060.JPG

ホテルにチェックインしようと思いながらも、
ふと信号の先を見ると、細い鳥居と細いお堂を発見!
202403tateoka061.JPG

そういえば、この鳥居に似たやつ、石垣島で見たわ。
202403tateoka062.JPG

岸若御嶽(キツィパカオン)だ!
ishig193.JPG

赤い鳥居があるほうは、お稲荷さんでしょうね。
202403tateoka063.JPG

お堂には、石が祀られておりました。
202403tateoka064.JPG
202403tateoka066.JPG

よなき石だってさ。
202403tateoka065.JPG

ホテルにチェックインしたものの、眺望は期待できず・・・。
202403tateoka067.JPG

山形の夜の街へ繰り出した酔っぱらい。
202403tateoka068.JPG

目ざしたのは、もちろん!
居酒屋伝七さんですよ。
202403tateoka069.JPG
202403tateoka070.JPG

伝七さんは、晩酌コースのみ。
202403tateoka071.JPG

あかねほうれんそう、うるい、きくらげ。
どれも春の味。
202403tateoka072.JPG

あかねほうれんそうは、えぐみが少なくてやさしい青み。
202403tateoka073.JPG

うるいは歯ごたえがやさしい。
202403tateoka074.JPG

きくらげはもちろんこりこり。
202403tateoka075.JPG

へそ大根の煮物。
大根を輪切りにして茹で、中心に穴をあけて紐を通して干すから、へそ大根。
202403tateoka076.JPG

ゆで干してあるので、うまみがしっかり。
202403tateoka077.JPG

行者ニンニクのたれをかけた豆腐。
202403tateoka078.JPG

春の香りだね。
202403tateoka079.JPG

これらに合わせたのは、菊勇の三十六人衆。
202403tateoka080.JPG

やわらかな味わい。
スイスイと行けてしまう危険な酒。
202403tateoka081.JPG

きゅうりの辛子漬け。
202403tateoka082.JPG

おいしい!
地方へ行くと、こういう野菜がことごとくおいしい。
うちの近所にあるスーパーで販売されている野菜との違いは歴然!
202403tateoka083.JPG

ローストビーフとえび。
202403tateoka084.JPG

これらに合わせたのは、いつもの東北泉。
202403tateoka085.JPG

辛口でキリッとした味わい。
食べ物の味を引き立てる名脇役だね。
202403tateoka086.JPG

きのこ鍋。
加熱前。
202403tateoka087.JPG

加熱後。
202403tateoka088.JPG

ムキタケがメインのきのこ鍋。
でもこのムキタケ、生じゃなくて塩蔵塩漬け)。
それ故に、うま味が凝縮されていて味わい深いこと味わい深いこと!
なんで2回言うんだよ。
202403tateoka089.JPG

たけのこは、今年の“走り”(初物)だってさ。
202403tateoka090.JPG

うどんが出て来てこんにちは~♪
202403tateoka091.JPG

出汁も美味しいこと美味しいこと!
だからなんで2回言うんだよ。
202403tateoka092.JPG

東北泉が切れたので、朝日鷹本醸造を所望。
生貯なので、冷やしたものをいただきました。
202403tateoka093.JPG

透明感がすごいね。
米のうまみは鋭く、酒臭さも感じました。
本醸造であるためか、キレはバッチリ。
202403tateoka094.JPG

おいしくて、あっちゅう間。
202403tateoka095.JPG

〆は、アスパラとホタテのホイル焼き。
202403tateoka096.JPG

ホタテがおいしいのは当たり前。
やっぱりアスパラがおいしい!
202403tateoka097.JPG

あー、おいしかった!
これでしばらくの間は、やりたくもない賃労働での時間と魂との切り売りを我慢できそうです。
202403tateoka098.JPG

山形駅へ戻った酔っぱらい。
202403tateoka099.JPG

お茶を買うつもりで入ったNEWDAYS(JR東日本直営店)にて、
202403tateoka100.JPG

出羽ノ雪の生酛純米カップを見つけて大金星GET!
こんなのがあるだなんて、あー知らなんだ知らなんだ!
202403tateoka101.JPG

こうして、山形の夜は更けて行ったのでした。
202403tateoka102.JPG








★☆2024年3月31日(日)★☆


2日目。

カバンがパンパンになりました。
202403tateoka103.JPG

この日は山形駅から。
青春18きっぷの5回目を使用して、苦界へと戻るべく、
昨日来た道を普通電車を乗り継いで引き返すのみ。
202403tateoka104.JPG

山形駅からは、奥羽本線に乗車。
6:28発の福島行普通420Mでした。
202403tateoka105.JPG

この420M、
オイラが山形へ行くようになってからずっと6:30発だったのに、
今年のダイヤ改正で6:28発に変わったみたいでした。
202403tateoka106.JPG

蔵王よ、
生きていさえいればまた来るから、その時は迎えてくれたまえ。
たとえ死んでも、魂は飛んで来られるさ。
202403tateoka107.JPG

板谷峠を越えて、
202403tateoka108.JPG

福島駅で、8:06発郡山行普通1126Mに乗りかえ。
202403tateoka109.JPG

郡山駅で、9:02発新白河行普通2128Mに乗りかえ。
202403tateoka110.JPG

新白河駅で、いったん改札外へ出てすぐ戻りつつ、
9:52発黒磯行普通4130Mに乗りかえ。
202403tateoka111.JPG

黒磯駅で、10:21発宇都宮行普通648Mに乗りかえたのですが・・・、
202403tateoka112.JPG

あーダメ人間だダメ人間だ!
黒磯駅のNEWDAYSが土日は休みと知っていて新白河駅で買い込んできたアル中ハイマー型ダメ人間だ!
202403tateoka113.JPG

648Mに50分ほど乗って、宇都宮駅に到着。
と、いうことは?
202403tateoka114.JPG

もちろんそうよ!(板尾の嫁より)
餃子像様に最敬礼!
<(_ _)>
202403tateoka115.JPG

バスに乗って、
202403tateoka116.JPG

東武駅前へ。
202403tateoka117.JPG
202403tateoka118.JPG

目指したのは、もちろん、
三平食堂さんですよ!
202403tateoka119.JPG

まずはビール(かっぱえびせん付き)
オマエ648Mの車内で飲んだばっかりじゃないか!
202403tateoka120.JPG

生野菜サラダ(単品)。
202403tateoka121.JPG

乗っかっている野菜のすべてがおいしい!
202403tateoka122.JPG
202403tateoka123.JPG

ポテサラ出て来てこんにちは~♪
202403tateoka124.JPG

あっちゅう間やでこらまホンマに正味の話!
怒るでしかし!怒る必要はないだろ。
202403tateoka125.JPG

もちろん、餃子もいただきましたよ。
202403tateoka126.JPG

普通の餃子。
202403tateoka127.JPG

三平食堂さんの餃子は餡のほとんどが野菜。
それ故に、野菜の味をストレートに感じられるのです。
逆に、肉がお好きな御仁には、物足りないかもしれません。
逆にな!(ごきブラの赤井英和より)
202403tateoka128.JPG

その野菜たっぷりの餃子を、
酢とコショウとに、ラー油をちょっとたらしたものでいただきます。
しょうゆを使わないほうが、野菜の味がより際立つのです。
202403tateoka129.JPG

Wind is blowing from the Aegean~♪
“魅せられて”作詞:阿木燿子 作曲:筒美京平 歌:ジュディ・オング)
野菜のうまみたっぷりの餃子に、ワタクシは完全に魅せられたのでした。
202403tateoka130.JPG

こちらは、しそ餃子。
202403tateoka131.JPG

かつては餡をしその葉で巻いてありましたが、刻んで入れるように変更なさったのかな?
202403tateoka132.JPG

Wind is blowing from the Aegean~♪
もうええわ。
202403tateoka133.JPG

生ビールをさっさと空けて、
十一正宗の燗酒へ移行。
202403tateoka134.JPG
202403tateoka135.JPG

きれいでやわらかくて甘口の十一正宗が、
三平食堂さんの野菜たっぷり餃子にバッチグー古っ!
202403tateoka136.JPG

あー、おいしかった!
毎度毎度、大満足の三平食堂さんでした。
202403tateoka137.JPG

心もお腹も満たされた酔っぱらい。

オリオン通りを歩いて、
202403tateoka138.JPG
202403tateoka139.JPG

オリオンスクエアがにぎやかだなと思ったら、
202403tateoka140.JPG

子どもたちの発表会かな?
202403tateoka141.JPG

そんなこんなで、
二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)へ到着。
202403tateoka142.JPG

東北地方への旅の最後は、二荒山神社にてお礼参りをするのがワタクシ流。
202403tateoka143.JPG

95段の石垣を、酒を背負いつつも一気に登って、
202403tateoka144.JPG

拝殿にて二礼二拍手一礼。
楽しい旅を、ありがとうございました。
旅の無事を、ありがとうございました。
202403tateoka145.JPG

境内の桜は、まだか?
202403tateoka146.JPG

よく見ると、開花し始めみたい。
宇都宮では、この日(2024/03/31(日))に開花宣言発表だってさ。
202403tateoka147.JPG

参拝を終え、帰途に就く酔っぱらい。
95段の石段を、酒を背負ったままゆっくりとおりて。
202403tateoka148.JPG

階段の途中にあった山桜は、きれいに咲いておりましたよ。
202403tateoka149.JPG

無事石段を降りて来た酔っぱらい。
馬場町バス停からバスに乗って、
202403tateoka150.JPG

宇都宮駅へ戻って、
202403tateoka151.JPG

上野東京ラインのグリーン車に乗って、
202403tateoka152.JPG

ビールを飲みながら帰ったとさ。
202403tateoka153.JPG

こうして、
オイラの2024年の春は、終わりを告げたのでした。
202403tateoka155.JPG

めでたし、
めでたし!
202403tateoka154.JPG